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「もしもし堤さん、その後どうですか?」

灯台もと暮らしの地域特集第一弾【徳島県神山町】。その取材の立役者であり、記事にも登場する堤進太郎(アダ名はたろう)。2014年12月に、佐野・小松崎ペアと神山町で一緒に取材をしてから1年と4ヶ月。彼はその後、一体どのように過ごしているのだろうか……。気になるので実際に聞いてみた。

※もしもしシリーズは、FacebookのメッセンジャーやLINEなどチャットツールや電話取材にてお話を伺っています

■参考:暮らしている人の顔が見たいから【徳島県神山町】特集、始めます。

***

佐野 堤さん、おはようございます〜! 

 おはようございまーす!

佐野 おはようございます! わーい堤さん。お久しぶりです!(と言いたいけれど、先月東京でみんなで飲みましたね、横浜の野毛で)

※写真右)堤さん

佐野 ええとですね、今日は。じつは今度、2015年1月1日のオープン以降、もとくらに関わっていただいた方々に、その後を聞いていくコーナー、名付けて「もしもし、その後どうですか?」という企画をnoteで立ち上げたいなと思っておりまして。その、1人目としてぜひ堤さんにお話をうかがいたいなと……。そうゆう次第でございます。

ということで堤さん、「もしもしその後どうですか?」

 袋とじっていいですよね。光栄です、ありがとうございまーす。

佐野 (無視か)快諾ありがとうございます! ドキドキして開ける感じ(?)がですか……?

 隙間からのぞく感じが(笑)。

佐野 男子の夢が(笑)。違う、袋とじの魅力ではなくて、堤さんのその後を……。

 はいー。

■参考:【徳島県神山町】旅をしながら地域で暮らし、社会での役割を持つということ | 灯台もと暮らし

徳島県神山町での取材にあたって、協力してくれた堤進太郎さん。国内外の地域を旅してきた彼が一定期間の滞在を経て神山町に感じた違和感と、町の本当の魅力について。そして取材を通して得たものについて語っていただきました。

■参考:【徳島県神山町】地域の未来を考え続けていくために | 灯台もと暮らし

徳島県神山町での取材にあたって、協力してくれた堤進太郎さんと、西聖平さん。お二人は今回の取材を通して、神山町で過ごすうちに感じた地域の課題について、住民の方々がどのように考えているのかを知ることができたと言います。

■参考:【徳島県神山町】僕らを神山町に導いたもの | 灯台もと暮らし

灯台もと暮らしでは、2015年1月から1ヶ月以上の時をかけて【徳島県神山町】の特集を公開してきました。この特集の陰には、実は二人の若者の存在があったのです。

佐野 このへんの記事は全部、堤さん関連ですね!(笑)。

 なつかしー。楽しかったです。

佐野 一番最初にお会いしたの、2015年……ではなくて、2014年ですね、あれ多分……。楽しかったです。2014年の暮れ、12月でしょうか。私まだ前職の講談社勤務だった頃、会社を休んでたしか神山に行って、堤さんにお会いしました。

 そうですねー、2014年、神山のバス停前で。まだ働いてたんすか!

佐野 きゃーなつかしい……。ですです! 堤さん、あの頃は神山で暮らしていたけれど、今は何やってるんですか? あ、その前に。記事の反響、ありましたか?(笑)。

 反響、ありましたねー。いろんなところで、話に出てあれ読んだって言われたりー。

佐野 おお〜〜〜(ただうれしい)。

 やっぱりギャル岡さんの記事が一番多かった気がします。あれ神山内で若干物議を醸してましたがでも出してよかったなーと思います。

■参考:【徳島県神山町】メディアの神山町が全てじゃない―移住者と地元民の間の私― | 灯台もと暮らし

ITの町、移住の町―近年メディアで語られることの多い神山町ですが、その本当の姿とは一体?神山町で生まれ育ち、今もこの町で暮らす一人の女性に、素直な気持ちを伺いました。過疎の町はこれからどうあるべきか?考えさせられる記事となっています。

佐野 広岡さん、じつは今でも一番もとくらの中で読まれている記事なんです。

 いまだにそうなんだ、あのプリクラ画像がよかったのかと(笑)。

佐野 そうなんですよ。物議を醸したのはなんでですか?

 僕はこういう声もあるんだよって出したかっただけだったけど、やっぱり内容的に気持ちよく思わない人もいるのがなんとなく耳に入ってきたりして、あのあとちょっと悩みました。特集全体でバランスを考えたけど、やっぱり記事ごとに読まれてしまいますし。

ただ、その後、西村佳哲さんを中心に地方創生事業の関連で神山のことを考えるチームみたいなのが作られて、そこにギャル岡さんが入っていたりして。あの記事のおかげとかではないと思いますけど、やっぱり取り上げるべき声だったなと。

佐野 おぉ……そうだったのですね。

 ギャル岡さん、今は地域を盛り上げるべくイベント会社みたいなのやってますよ。

佐野 え、そうなんですか! 彼女を紹介してくださったのも、堤さんなんですよね。広岡さんの現在も気になります……。

しかし、メディアとしては今考えてもかなり挑戦ですよね、プリクラをメイン画像(笑)。

 ただ撮らせてくれなかっただけですよね(笑)。

佐野 うん、撮らせてくれなかった(笑)。必死で広岡さんのFacebookから画像探しました(笑)。

 それでプリクラを選ぶのもやべえ(笑)。

佐野 (笑)。いやぁ、でも本当に、堤さんには神山の取材でお世話になりました。堤さんがいらっしゃらなければ、今のもとくらの地域特集スタイルはまた別のものだったかもしれないです。

 それは嬉しいお言葉です。いまもいろんな地域でコーディネーター的な人を見つけるんですね。

佐野 いや、でも本当にそう思っています。うんうん。そうですね。「いろんな地域の堤さんを探せ」スタイル。

 なんか全くやったことないことだったんで、いま考えるとすごい無駄に時間かけたり色んなこと心配したりしてたけど、楽しかったですね〜。あんまりひとつのこと一生懸命やるタイプじゃないんですけど、あの準備は楽しかったです。

佐野 なんといっても、取材時はもとくらがまだオープンしていなくて、イメージ記事も、なにもなかったし、っていうか名刺もなかった気が…? あった? くらいの時期でした。

ほんとにそうですね〜。夜中0時位まで取材したりと、楽しかったです。ありがとうございました。改めてですが、今、堤さんは何をやられているんですか?

 いまは東京のホステルでマネージャーしてます。

佐野 ジャーマネ。話題のこちらで、ですね!

■参考&写真引用:IRORI HOSTEL and KITCHEN
IRORI Hostel and Kitchenは東京日本橋にある地方と旅人をつなぐがコンセプトの囲炉裏とキッチンがあるホステルです。

 ジャーマネです。こう見えてもサラリーマンです。

佐野 ええええ! 堤さんが! サラリーマン……。

 そうですよ、、サラリーマン的なこともしてますよ。

佐野 世界を旅した末に、日本のことが知りたくなって、神山にたどりついた堤さんが……。サラリーマン的ってなんですか?(笑)。

 そう言われるとなんか壮大になるからやめてくださいww

佐野 いやセンスいいなと思いますよ、神山に行ったの。

 収支の管理とか、スタッフのあれこれ考えたりとか。会議に出たりとか。神山もひとの縁ですね、鎌倉の人たちから教えてもらったのが最初です。

佐野 ……! まるでマネージャーや、サラリーマンのようですね! すごいなぁ、変わるんですねぇ、時間が経つと、ひとって…。IRORIは、神山ののち、どんなご縁や出会いから、たどりつくことになったのでしょうか?

 普通にWantedlyで応募しました(笑)。

■参考:Wantedly(ウォンテッドリー)「はたらく」を面白くするビジネスSNS
Wantedlyは、運命のチームや仕事に出会えたり、人脈を広げ、ビジネスの情報収集に使えるビジネスSNSです。

佐野 ご縁じゃない!(笑)。

 ただ、会社の中にはほぼ知り合い同然くらい共通の友人いる人とか、僕の彼女の大学からの友達とかいます。

佐野 さらっと彼女がいる宣言。違った、そこじゃない……。へぇ、そうなのですね!

 なんかせまい世界ですよね、地方に興味あるとかのコミュニティ。

佐野 ほう。IRORIのオープン自体が、2015年の10月ですよね。応募して、働き始めたのって、いつごろなのでしょうか?

 応募が確か6月、働き始めが9月! 神山の取材の後はまた結構ダラダラしてました。

佐野 へ〜! 去年の春には、もう東京に戻ることを考えていたのですね。でも、神山取材のあと、堤さんたち、どうされるんだろうなって思っていたので、東京に戻ってこられたのは、少し意外というか、びっくりしました。堤さんに会いに、ちゃっかりIRORIのオープンイベントにも行きましたし。

 なんか田舎は面白いけど住むイメージはできなかったんですよね。

佐野 うんうん。

 あ、来てくれてありがとうございました!

佐野 いえ呼んでくださってありがとうございました。面白いけど、住むイメージができない。

 自分に明確にできることがあったりすると田舎でも好きにできるんですけど、僕にはまだそれがないです。できるかもわからないけど。

佐野 へぇ……。自分に明確にできることがあると、田舎では好きにできる。けど、それが「まだ」だと思った。

 あと、地方に移住する人っていきなり田舎に行きたがるけど、神奈川にだって地方っぽいとこはあって。

佐野 あー……。うんうん。神奈川は、堤さんの出身地ですね。

 そういうところは都会にも出れるし、その距離感の方が今は好きです。とりあえず来週鎌倉に引っ越します。

佐野 へぇ、そうなのですね。だから今は、馬喰町で働きながら都内で……ってまじですか!!!! 鎌倉!!!!!!!

 でも本当はもっと西の方がいいんですけどねえ。大磯とか二宮とか今すごい面白いです。

佐野 ぬああああ、急展開。鎌倉いいなぁぁぁぁ。大磯! 最近すごい聞くんです。私のサロンに大磯の方がいて、きて! って!

二宮とか通り過ぎたことしか無い……。4/14はこまつざき立花ペアが、鎌倉のミネシンゴさんの取材のために鎌倉にゆきますよ、堤さん。

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