タクロコマさん

【ぼくらの就活#6】タクロコマに聞く!内定があっても休学をした理由とは?

こんばんは、インターンの小山内です。

本日から2週連続で「ぼくらの就活」をお送りしたいと思います。

↓「ぼくらの就活」とは?
大学生活の一大イベントである就活は、今後の人生を左右する第一歩だからこそ、個々人の中にある悩みも多種多様だと思います。そんな就活は、「ある時期になると一斉にエントリーをして、だいたい同じ時期に内定を取る」「何十社という会社を受けて何十社と落ちる」というようなスタイルが王道として、何年も受け継がれてきたように思います。

しかし、終身雇用制が機能しなくなり、転職をすることが当たり前になった時代に、就活の王道もひとつではなくなっているのでは?という疑問が浮かびまました。この企画では、様々なバックグラウンドを持つ社会人の方々に「自身の就活」を振り返ってもらうことで、「どうすれば自分自身が納得できる就活ができるのか」について、私たち大学生がもう一度考えるきっかけづくりができれば、と思っています。

前回は、新卒で小売業界の大企業に入社した最所麻美さんを取り上げました。さて、今回お話を伺ったのは、インターン先の先輩で大学の先輩でもある小松崎拓郎(タクロコマ)さん。(以下、タクロコマさん)

新卒でウェブメディア「灯台もと暮らし」を運営するWaseiに入社したタクロコマさん。学生時代からの編集経験とカメラのスキルを生かし、現在は、編集者・カメラマンの二つの顔を持ちながら、自社メディアだけでなく他媒体でもご活動されています。


作る仕事がしたかった

小山内 タクロコマさん、この度は取材を引き受けてくれてありがとうございます。わたしと同じ大学で、わたしと大学の学部学科も同じだったタクロコマさんに、ぜひ就活のお話を聞きたいと思って。

タクロコマ じゃあ、これまで鳥井さんや最所さんに質問しているようなことを聞いてもらいつつ、これは話したほうが面白いなって思ったことがあったら話していきますね。

小山内 よろしくお願いします。では最初に、タクロコマさんは法政大学の経営学部市場経営学科出身とのことですが、大学や学部選びの理由はなんでしたか?

タクロコマ まず、ぼく大学に関しては全然オープンキャンパスに行ってないんですよ。めんどくさすぎて(笑)。

小山内 あはは、わたしもです(笑)。

タクロコマ でもひとつだけ行ったのが、法政大学で。そこで聞いた話がとても新鮮で、この大学に行きたいなってその時にしっかり思えたので受験しました。立教大学の異文化コミュニケーション学部も受かっていたんだけど、ぼくは外国の話や経済の話よりも、もっと身近な企業について考えるほうが自分が当事者として学べると思ったし、そっちのほうが面白そうと思ったので法政の経営学部を選んだんです。

小山内 へぇ、企業のことに関心があったんですね。そこからどうして今のような、編集者やカメラマンになろうと思ったのか、これから聞いていきたいところなんですが。まず、写真のことからお聞きしたいです。写真は、大学時代から始めたんでしたっけ?

タクロコマ うん、大学のサークルから。もともと小学生から高校生までずっとサッカーをやっていたんだけど、サッカーをやりながらも、そういう文化系のことをやっている人たちをいいなぁって思っていたんですよね。

小山内 文化系でもいろいろあるわけじゃないですか、美術とか音楽とか。どうして写真をやろうと思ったんですか?

タクロコマ 大学に入って「何をしよう?」って考えたときに、美術部と写真部をフラーって遊びに行ったら、写真部の方にたまたまかっこいい先輩がいたんですよ、オダジョーみたいな。その先輩の写真が撮った写真もすごく雄大な景色を撮っていて、「カッコイイ!」って思ってそのまま写真部に入ったんです。

小山内 そこから写真にハマったんですね。そういう、「クリエイティブな仕事がしたい」という想いは、大学生の頃から思っていたんですか?         

タクロコマ うん、なにか作る仕事がしたかったっていうのはありましたね。それで、大学4年生の頃に映像制作会社から一社内定をいただいたんです。ぼくは意外と就活は始めてから2ヶ月程度で内定をいただいて。その内定をいただいた会社は、細田守さんが監督する映画『おおかみこどもと雨と雪』の背景を作っている会社なんですけど。 


欲しかったのは行動から出た答え

小山内 映像制作……クリエイティブな会社ですね。……あれ? でも、タクロコマさんは、新卒で「灯台もと暮らし」を作っているWaseiに入社していますよね。

タクロコマ そこが一番面白いところでですね(笑)。

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