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【きくちのアシスタント記 #1】あなたの「地元」はどこですか?

こんばんは、はじめまして!

タクロコマさんのアシスタントになりました、菊池百合子(キクチ ユリコ)です。海と星と空を眺めることと、その人の人生の物語を聞くことが大好きです。

記事に使う写真の編集や取材での撮影と補助、世界を旅する【今日の一枚】の編集などを担当しています。早くタクロコマさんをしっかりアシストできるように、写真と編集をもりもり勉強していきたいです。

なぜ、「灯台もと暮らし」なのか

まずは自己紹介を兼ねて、灯台もと暮らしに惹かれたきっかけのひとつである「地方」と私についてお話しますね。

私は生まれも育ちも神奈川県川崎市で、家から車ですぐに行ける距離に両親の実家があります。そして中学から大学まで満員電車に乗って東京の学校に通い、週末は友だちと都内で遊んでいました。

こう話すと「都会っ子」とうらやましがられるのですが、私が幼い頃からずっと感じていたことは、私には「地元」がない、ということ。

生まれ育った場所も毎日通っている東京も「地元」と言うにはなんだかしっくりこなくて、「都会っ子」がうれしくないどころか、むしろ「地元」のある地方出身の人がうらやましかったんです。

そうして気づけば、夏休みに田舎のおばあちゃんの家に帰省する友だちがうらやましかった幼少期に始まって、東京に通い続けていたら「地元」の不在感と自分の所在なさばかりが強まり、気づけば地方に住みたいと口にするようになっていました。

ゆたかな自然に囲まれて、見上げればとっても高く澄んだ空に夜はまばゆい星々、土の温度や波のゆらぎを感じながら営む暮らし。

地方に行けば、人と温度のある関わりを積み重ねながら、そんな毎日を送ることができる。

帰れる場所=「地元」が私にもできるんじゃないか、って。

そんな漠然とした憧れから、次第に「地方」にぐんぐん惹かれるようになっていきました。

その過程で出会ったのが、灯台もと暮らしです。

地方に行けば、「地元」ができる?

大学生になってからは、いつか地方で暮らすためにいろんな場所に行って街を歩き、たくさんの人に会って「地元」の話を聞かせてもらいました。

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