【もとくら読者座談会】男子大学生4人が探る「かぐや姫の胸の内」|前編
2015年10月中旬……夜な夜な台東区上野の雑居ビルに集まった、4人の男子。
弊社代表の鳥井のブログ「隠居系男子」を読んだことがきっかけで『灯台もと暮らし(以下、愛称として、もとくら)』を知ったという櫻井洋輔さん(一番左:ブログ『サラシボ。』運営)、磯部俊哉さん(左から二番目:『アセナビ』編集長)、世界一周を経験した山田裕介さん(左から三番目:ブログ『memomi』運営)。そしてぼく、もとくらインターンの木村一輝(一番右)は、四人とも大学生(ビールを飲んでいたのでみんな頬が赤くなってますね)。
今夜はもとくらの読者座談会です。
「どんなところが好き?」
まるで思いを寄せる女の子について語らい楽しむように──というと言い過ぎかもしれませんが、もとくらを話題に、男子がわいわいお話した夜になりました。
もとくらのどんな記事が好き?
櫻井 みんなはもとくらでどんな記事を読んでいる? すごい幅広いですよね。
磯部 ぼくは基本的にインタビューを。
櫻井 わかるぅ!(笑)
磯部 正直、インタビュー記事しか読んでないかも。自分が『アセナビ』というインタビュー主体のメディアを運営しているからね。「アセナビだったらどうしよう?」と、自分の立場に置き換えて勉強しながら読んでいる感じかな。
櫻井 朽木さんのインタビュー記事超おもしろかった。あれ、俺は本当に好きです。
磯部 連載記事でしたよね。木村さん、どうですか。
木村 インタビューも好きなんだけど、特集単位で読むのがおもしろいと思う。地域特集では、その町のいろんな人のインタビューが載っているからね。Aの意見をもっている人がいれば、Bの意見をもっている人もいたり、記事で町の人に言及していたりする。町の様子を立体的に感じられて楽しい。
磯部 蔵前だかどこかの地域特集のときに、同じお店の話題が出てきたよね?
山田 コーヒーじゃない?
木村 ソルズコーヒーさんの記事では、エムピウの村上さんの話がでてきたね。
磯部 キーマンが地域を盛り上げている様子が、インタビュー記事から伝わるのが好きかなあ。
山田 ぼくは意外と、間に挟んでくる記事が好きですよ。
磯部 たとえばどういう記事のこと?
山田 最近やってないけど、「今日の一枚」とか結構好き。
(一同笑い)
山田 今年の前半までは、結構更新されてたよね。あれが意外と好き。なんだっけな、真っ白なヤギの写真とか好きだった。
タクロコマ やばい、撮らないと(笑)。
木村 この座談会で声高に言っていけば、本編にも反映されるかも(笑)。
「かぐや姫の胸の内」はなりきり?
櫻井 もとくらの「かぐや姫の胸の内」って連載がおもしろくないですか? 毎回。スナックにいる前提ですよね、あれ。どうやって取材してるのかなって、すごく気になる。この連載は一般的な取材方法で、そのあとスナックにいる体裁にしているんですか?
木村 そうそう。佐野さんの取材音声を聞くことがあるんだけど、ママになりきって喋っているわけじゃないんだよね。
櫻井 取材中もこうしゃべってるのかなって、佐野さんのインタビューのやり方が気になってた(笑)。
木村 そう思うよね。普通のインタビューだけど、最後に決まって佐野さんから質問を振ってる。「もし明日、月に帰るなら何をしますか?」って。
磯部・櫻井 なるほど。
櫻井 せっかく一生懸命考えて答えてくれた人に対して、「ふうん。」って返事するだけの、素っ気ないママのときもあるよね(笑)。
鳥井 正直言うと、インタビュー時と掲載時では全然違いますよ。最初の「どうぞいらっしゃい」みたいなシーンがあるじゃないですか。全然そんな話してないですからね(笑)。
山田 えー(笑)。
磯部 スナックのママを演じているのかと思ったけど、インタビューする相手にそんな態度で話を聞けないですよねえ。
読者とつながるおもしろさとは?
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