【立花の日記】スカートは、おめかし
こんばんは。立花です。
ある取材をした時に、年齢を重ねるごとに、衣食住の順番で、関心ごとが移っていくという話を聞いたことがありました。
確かに、自分の関心ごとを振り返ると、関心があるだけではなく暮らしに取り入れる優先順位も「衣→食→住」で移っているわたしですが、東京に住んでいた時も、もちろん今も、洋服は変わらず好きです。
食事は、体にいいものを食べたいと思うけれど、一人暮らしということもあり、忙しさにかまけて適当な食生活を送ることもしばしば。住環境に関しても、興味は以前より増したものの今すぐ家が欲しいといったことは特に思っていません。
洋服は、母のお下がりから始まり、古着が好きで、チェコビーズが袖口や胸元に並んだワンピースとかおばあちゃん家の絨毯みたいな渋い茶色の柄のジャケットとかメキシコ刺繍が胸元に施された直線裁断のワンピースとか、大好きなんです。
もちろん、EVERY DENIMのジーンズも持っています。着回しできてカジュアルな場でもちょっとフォーマルな場でも着れるし、ガシガシ洗ってもストレッチがしっかりきくので、重宝しています。
3月にイギリスに行った時も、おしゃれな人たちがたくさんいて本当にワクワクしたし、バックパック一つで渡英したにも関わらず、かなりな量の買い物をしました(汗)。
で、そんな古着好きなわたしなので、持っている洋服も、へんちくりんなものがいっぱいあります。
東京では、それらを平気な顔をして毎日着ていたし、平日もそれらを着て仕事をしていました。
が、しかし。
下川町へ移住してからは、古着の出番はほとんどなく、毎日同じような格好をしています。
大好きな古着のワンピースやジャケットは、タンスの上の方で着てもらいたさそうに畳まれているだけで、わたしが町内で着たことはありません。
どんな格好をしていてもいいと思うし、下川の方は「わたしはわたし、あなたはあなた」というスタンスが強い方が多いので、わたしが黄土色で洋梨柄の古着のワンピースを着ていたところで誰も何も言わないと思います。
それでもなぜ、古着の洋服たちを着るのが憚られるかというと、
突然どこかで誰かに呼ばれた時、すぐに対応できる格好でいたいということと、自転車が主な交通手段だから、という理由があるからです。
例えば、突然「町長に会います」とか「山へ行きます」となった時、洋梨柄のワンピースだとTPOにそぐわないと感じ、気持ちが落ち着かなくなってしまいます。
わたし自身、着ているものや履いている靴に気をとられるのは好きじゃないので(お気に入りを気持ちよく着たい)、そこでストレスを感じるようなシチュエーションなら初めから無難な格好をしていたい、と思っています。
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