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#Real Voice

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毎年好評の部員ブログを「#Real Voice」と名称変更。ピッチでプレーする姿を見ていただくだけでは伝えきれない、部員一人ひとりの「リアルな声」が持つ魅力や価値にフォーカス。自…
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2021年10月の記事一覧

【#Real Voice】 「自分らしく」 2年・植村洋斗

2年目のシーズンも早ければ11月13日の関東リーグ最終節、長くて12月25日のインカレをもって終了する。大学4年間の半分が終わってしまう。あっという間だった。   早稲田大学ア式蹴球部に入ってから今までの2年間を振り返ると、非常に充実した時間だった。悔しさや嬉しさ、時には怒り、理不尽なことなど多くのことがあったが、今振り返るとそれがあったから今の自分があると思う。     1年目   正直きつかった。自分は新しい環境に慣れるのに時間がかかる。それは自分の性格の面でもあると思う

【#Real Voice】 「何気ない日常に感謝を。」 2年・平野右京

2021シーズンは波乱だ。 そんな波乱のシーズン中ではチームを先導し続ける人、重い責任を背負っている人、怪我で今シーズンを終了を余儀なくされた人、自分の価値を見出せずもがき続ける人、私のバカ事にも付き合ってくれた人、と挙げればキリがないが、今日に至るまで誰しもが苦しみ、もがき続けた日常があっただろう。   そんな日常を私も過ごしたと心の底から今感じる。 正直、これまでの14年の私のサッカー人生で1番濃く感じたかもしれない。また、今年のア式部員でも1番濃すぎたかもしれない。  

【#Real Voice】 「『想い』 19歳の嘆き」 2年・藤間英吉

昨日でちょうど残り5ヶ月となりました。僕が、10代でいれる期間。そういえば、今日は佐藤慧一(2年マネージャー)の誕生日でした。おめでとう。また1人、同期の10代がいなくなりました。 早生まれの僕は、周りの皆がどんどん20歳になるのを見てきて、なんだか取り残された気分になります。10代はまだ少年なのです。お酒の味すら知りません。   今年の3月に19歳になってから20歳になるまでがとてつもなく長く感じます。まだ半年と少しがたったばっか。19年間がまるで1年につまっているようです

【#Real Voice】 「人間万事塞翁が馬」 2年・藤本隼斗

書き始めるにあたって、最初に言っておきたいことがあります。正直このタイトルは格好つけちゃいました。というのも、他の人のタイトルが全部かっこいい感じになっていたので、自分もタイトルかっこよくしたいなと思い、ネットで調べてこの言葉にしました。色々な人にいじられる前に文中で触れておけばいじられにくくなるという作戦です。文章力がありそうなタイトルですが、全然ないので読みづらいと思いますが暖かい目で見てくれるとうれしいです。   人生は何が起きるかわからない。この言葉通りに自分の人生が

【#Real Voice】 「チームを勝たせるエースストライカーになる男の物語」 2年・奥田陽琉

まず初めに、新型コロナウイルスと戦っている医療従事者の方々や自分たちの公式戦の場や練習する場を作ってくださる方々、支えてくださる全ての方々、心から感謝申し上げます。   小学4年生からFWとしてプレーしてきた。中学から、自分か細谷真大か鵜木郁哉が多く点をとってきた。だが、高3になる頃には、その2人は、2種登録をしていて、練習にいないことや試合にいないことが多くあった。そしてプレミアリーグ1節では、その2人なしで負け、2節は、真大がいて、その真大が決めて勝った。 それまでチー

【#Real Voice】 「20歳になった自分から大好きなお母さんへ」 2年・小林朋睦

“お母さんは乳がんになった” 2020年1月19日の夜。センター試験2日目が終わった日だった。 自分にとっての人生における分岐点になった日でもあるこの日に、そう父から兄弟3人に告げられた。 兄弟の中でも1番のママっ子であった自分にとって理解のできないものであった。たとえ高校3年生であったとしても信じることのできない現実を突きつけられた。 『兄弟仲良く睦まじく』そんな意味で朋睦と名前をつけてもらえた。 自分で言うのは少し恥ずかしいものであるが誇らしく自慢な名前である。 両親

【#Real Voice】 「ありのままに」 2年・小松寛太

「大切なもの」   私が去年書かせていただいたブログのタイトルである。   どんなことを綴ったか簡単にまとめると サッカーをする上で「謙虚」「愚直さ」「感謝」といった人間性や「チームとの繋がり」が大切だと高校3年間を通して学んだ。   今になっても高校で得たものを忘れてはいないし、もっと自分の中で発展させなければ、いけないと感じている。   これが要点をまとめたものだが、その中でこんなことも書いていた。   プロになる上で、同世代の選手と自分を比べざるを得なくて、サッカーの能

【#Real Voice】 「怪我を経て」 2年・前田拓磨

はじめまして。同志社大学から国内留学中の前田拓磨です。 国内留学って何?と思った方のために一応この制度について説明しておくと、もともとは新島襄と大隈重信というそれぞれの創立者が互いに理解しあっていたということから、相通ずる建学理念をもっており、創立以来深い交流を結んでいたということが発足の理由だそうだ。1年間または半年間派遣、受入れが行われ、異なる地域や文化で学び、視野を広げ、個性を磨くことを目的としているらしい。 面白いですよね。実際に文化や色の違いを触れることができて

【#Real Voice】 「なぜア式でトレーナーをするのか」 2年・渡邉栞里

去年は部員ブログを書いていなかったので、お初にお目にかかる人もいるかもしれませんが、今回を機に私について知ってもらえるとありがたいです。         「なんでア式でトレーナーをやってるの?」       そう思う方が多いと思うので、その理由と今の私の思いを綴っていきたいと思います。     私がトレーナーを目指したいと思い始めたのは、中学2年生まで遡る。 陸上部で毎日練習に励んでいたが、ひどい怪我にならなければ別メニューになれないという悪い風潮があった。顧問の先生にはケア

【#Real Voice】 「数字の呪い」 2年・中谷颯辰

あの⽇、「⼼が腐っている」、「⾼校選択間違えたな」と両親に⾔われた。 ⼩さい頃は何かで1 位をとったり、50 メートル⾛のタイムが早かったり、テストでいい点を取ったり。 そうすれば親が褒めてくれた。それが嬉しかった。ただそれだけだった。 しかし、歳を重ねるにつれて無意識に数字に縛られていた。 特に⾼校⽣の頃はそうだった。 実家のある⼤阪からスポーツ推薦で静岡の⾼校に進んだ。 進学校だったこともあり、教師たちから勉強に関して、うるさく⾔われていた。初めのうちは気にしていな

【#Real Voice】 「与えられた時間」 2年・森璃太

今回は私がア式に入部してから現在までの思いを綴ろうと思う。         私には時間がない。         ただ、焦っているわけではない。     少し矛盾しているようにも思えるが、私に「時間がない」と感じ始めたのは、ア式に入部した去年の3月頃だ。     4年後の大学卒業までにプロサッカー選手になれなかったら、プロサッカー選手を諦める。     私がア式に入部した時に決めたことである。   だから、この4年間は本気でサッカーに打ち込む。そう決めた。 ア式に入部し、1年と

【#Real Voice】 「負けず嫌いモノローグ」 2年・佐藤慧一

10代最後の夏休みも終盤を迎えた9月初旬、同じ政治経済学部の友達と6人でゼミのES(エントリーシート)についてzoomで話していた。 初めに少し雑談を挟んでからそれぞれがESに取り掛かると、一足先に書き終えていた友人の1人がみんなからの無茶振りでBGMがてら「自分語り」をすることになった。   それは生まれた当時から現在までの体験や成長をその時々の感情を踏まえて超短縮ダイジェストとしてお届けするものであった。 中学では2回同じクラスで、高校サッカー部でも一緒にサッカーをしてき

【#Real Voice】 「やまない雨はない」 2年・富永東吾

「やまない雨はない」     この言葉に支えられたシーズンだったなと感じます。 「ア式」にきて、まもなく2年が経過しようとしています。今シーズンの半分以上怪我をしていましたが、そこで感じたことがたくさんありました。「こんなこと考えてたのかよ」とチームメイトに思われるのも恥ずかしいですが、自分なりに綴ってみようと思います。       チームが始動して早々に私は怪我をした。今年はトップチームの試合に絡みたいと思っていただけに、始動早々に怪我をした自分は、ついてないなと思った。こ

【#Real Voice】 「俺は、割り切ってなんかいない」 2年・大橋優貴

「組織に所属するということ」   私がア式蹴球部にきて、1番考えるようになったことである。どれくらい考えるようになったかというと、英語がほとんどできないにも関わらず、組織・人材マネジメントゼミという、公用語が英語のゼミに自らチャレンジするほどである。(もちろんついていくのに必死です笑)     今までは、自分の所属しているところを、あまり「組織」という単語を用いたことはなく、「チーム」という言葉で表現する方がしっくりきていた。しかし、ア式蹴球部にきてからは、「組織」と言う方が