オタクが薦めるFate stay night

どうもこんにちは。
今回の記事を担当します、BENです。

3月に入り、春の訪れをそろそろ感じそうな時期になってまいりましたが皆様いかがお過ごしでしょうか。
私は大学が春休み期間に入ったので、アニオタ生活を絶賛満喫中なのですが、そろそろ両親に家から追い出されそうでビクビクしています。

ところで皆さん、今期のアニメは何が好きですか?
私はもちろん、おにまい!が大好きで〜

‥‥そろそろ本題に入りましょうか。

タイトル見てくれた方はもうお分かりのとおり、
今回はFateシリーズの原点にして頂点、
Fate stay nightについて扱っていきます!
この作品を見た方も、見てないという方どちらも楽しんでいってくれればと思います!

※微妙にネタバレを含んでいますのでご注意下さい


では…
「行くぞ英雄王  武器の貯蔵は十分か」



Fate って何?

まずFateとは、2004年に発売された18歳以上向けに作られたPCノベルゲーム「Fate stay night」を原作とし、以降の派生作品の総称の事を言います。

調べてみたところ、今現在Fateシリーズの派生作品は全て含めると40作品以上あるらしく、ものすごく大きいコンテンツであることがわかりますね‥

今回はその原点である「Fate stay night」(アニメ作品)に絞って語っていこうと思います。
(他のシリーズの事も話すとなると圧倒的に時間が足りないので)

初期設定

Fate stay nightは基本的に、聖杯戦争での勝利を目指す物語です。

聖杯戦争の勝利者は、どんな願いでも叶えることが出来る万能の器(聖杯)が与えられるので、参加者(マスター)は使い魔として、サーヴァントを召喚して聖杯戦争を戦うことになります。

サーヴァントは色んなクラスに分かれていて、例を挙げると、セイバーとかアーチャーなどがあります。

また、主人公の衛宮士郎もマスターとしてセイバーを召喚し、聖杯戦争を戦っていくことになります。

この内容が頭に入ってればひとまず大丈夫です。

なんか強い味方を召喚して、自分の願いを叶えるためにバトルロワイヤルで勝ち抜いていく、的な感じですね。

ここからは、stay nightシリーズそれぞれのルートに焦点を合わせて話していこうと思います。

Fate stay night


「———問おう。貴方が私のマスターか」


いわゆる「セイバールート」と呼ばれるやつです。

先ほど説明し忘れましたが、stay nightは無印UBWHFの3つのルートに分岐していて、それぞれ全く同じ世界線の話であるのに、異なった結末を迎えます。そして、メインヒロインもそれぞれのルートで異なります。(まぁ、ギャルゲーみたいもんです

無印→セイバールート
UBW→凛ルート
HF→桜ルート
みたいな感じですね(後でそれぞれ出てきます)

今回は画像で言うところの真ん中の金髪の美少女、セイバーがメインヒロインになるルートです。主人公衛宮士郎のサーヴァントであり、stay night というか、Fateのヒロインと言っても過言ではないです。

今作品、楽曲が個人的にFateシリーズの中でトップレベルに好きで、OP「disillusion」、「きらめく涙は星に」は本当に圧巻で、DEENの作画と相まって今では味わえないような、昔の独特な雰囲気を味わえます。

また、シナリオの方も本当に素晴らしくて、この場で言うのはネタバレになってしまうので控えますが、最終回の喪失感は凄かったです。視聴後一週間は何をする気力も起きないレベルだったので、後にも先にも、ここまでの衝撃を与えた作品はこれだけでしょう。

これはFate全シリーズに言えることですが、Fateという物語の性質上、マスターとサーヴァントとの別れは切っては切り離せないものなので、完全なハッピーエンドになることはありません。しかし彼らの戦いがどのような形で決着するのか、また聖杯戦争を通して主人公がどう変わることが出来たのかという部分に製作者側の美学を見出すことが出来ます。このような部分からもFateが秀でている作品だと感じます。

このルートがFateの原点になるので、Fateが気になる!と言う方はこの作品から見るのがオススメです。しかし注意点がありまして、実はこの作品、アニメ化されたのが2006年なので、今のアニメと比べると少々作画が古いと感じるかもしれません。後述するFate UBWは、割と最近に制作され作画が化け物並みに素晴らしいので、古い作画が苦手な方はそちらの方から見てみるのもアリです。


Fate stay night 【Unlimited Blade Works】


「———体は剣で出来ている」

アイ、アム……(アトミック

いわゆる「凛ルート」と呼ばれるやつです。画像右上のツインテールのお嬢様で、本作ではアーチャーを召喚します。

先ほど紹介した無印では、ツン要素が高いだけのお嬢様だったのですが、UBWではデレが増してこのルートのメインヒロインへと昇格しました。(絶・対・領・域!!!

先ほども述べた通り、本作はやはり作画のレベルがとても高いです。それもそのはず、制作会社がufotableなので、毎話映画のようなクオリティなので本当に素晴らしかったです。特に戦闘シーンが良かったです、戦闘シーンに関してufoと肩を並べる制作会社は無いと(個人的に)思っているぐらいなので。戦闘重視のFateとは唯一無二の最高のタッグだと感じました。

また、本作では私が大好きな男性鯖である、アーチャーが重要なキャラクターとして描かれるのでそこにも注目です。セイバールートでは、単なる凛のサーヴァントの一騎としてしか描かれていませんでしたが、本作ではどのような形で、物語に関わってくるのかが見どころですね。
毎度お馴染みの
「さらばだ。理想を抱いて溺死しろ。」
が聞けます。


あと、私はイリヤが大好きです。他意はありません。


Fate stay night 【Heaven's Feel】


「俺は、桜だけの正義の味方になる。」

桜ルート」と呼ばれるやつです。画像真ん中の紫髪の少女で、士郎のクラスメイトである間桐慎二(ワカメ)の妹です。炊事洗濯なんでもこなすことができ、さらにstay nightシリーズのメインヒロインの中では唯一の○乳、最高だよ。(ただしヤンデレ持ち

本作品、実は前述した2作品とは違い劇場版となっていて
第1章『presage flower』
第2章『lost butterfly』
第3章『spring song』の3部構成になります。

劇場版ということからも分かるとおり、クオリティがもの凄く高いです。UBWの段階でも凄かったのに、それが映画になったら‥‥もうお分かりですよね?
特に、第三章のセイバーオルタ戦、これを超えるクオリティの作画は今までに出会ったことがありません。間違いなく、アニメーション史上最も美しい戦闘シーンです。私は実際に劇場に足を運んで見にいったのですが、世界最高峰の作画技術を目の当たりにすることが出来た喜び、制作に携わってくれた全ての方への感謝で、戦闘シーンにも関わらず涙が止まりませんでした。

もちろん素晴らしいのは作画だけではありません。シナリオとしてもFate stay nightを締めくくる作品として素晴らしかったです。本作が明確に他2作品とは違う点として、衛宮士郎の価値観の変容が挙げられます。無印、UBWでも士郎は「多数を救うために、少数を切り捨てる正義」に固執していました。
しかし、桜の危機に対して自分の信念を捻じ曲げ、「少数(桜)を救うために、多数を切り捨てる正義」のもとに桜を守る、ここに士郎の成長が感じられてとても良かったです。

実はこの作品を見る前に念頭に置いてほしいことがあるのですが、それは「絶対に無印、UBWを見る前に見てはならない」ということです。
これは、無印、UBWでは詳しく描かれている物語の導入部分が、HFでは省略されてしまっているからです。もちろん「あなたが私の(以下略)」もばっさりカットされちゃってます。また、このこと抜きにしてもやはりHFは最後に見てほしいですね。無印、UBWの存在があって初めてHFの素晴らしさが際立つと思います。


番外編①:Fate Zero


「僕はね、正義の味方になりたかったんだ」

いわゆるウェイバールートってやつです(大嘘)

これは前述した3作品の前日譚にあたるもので、第四次聖杯戦争(stay nightが第五次)での物語が描かれています。厳密にはstay nightとは別世界線の話なので、完全な前日譚というわけでは無いのですが、今は気にしなくても大丈夫です。

この作品の見どころの一つとして、マスターVSマスターの戦いが見られるところが挙げられます。stay nightシリーズでは主に、サーヴァントVSサーヴァントの構図が中心だったのですが、今作ではマスター同士が直接戦うシーンを劇中何回も見ることができるので、普段のFateとは一味違った面白さを味わうことが出来ます。
特に切嗣VS綺礼の肉弾戦では、「この人たちサーヴァント並みに強いのでは‥‥?」
となるほど人間離れした戦闘シーンを見ることが出来ます。

また、鬱要素がかなり高く
切嗣の「ふざけるなっ!ふざけるなっ!!バカヤロオォォ!!!!うわぁあぁあぁぁぁ!!」
はあまりにも有名。




番外編②:衛宮さんちの今日のごはん


「俺たちのアヴァロンはここにあったんだ…!!」

Fate stay night真のトゥルーエンドです。(ランサーは◯にません
士郎がstay nightの登場人物たちにご飯を作り、食べもらう、それだけのすご〜く平和なお話です。至って日常的な話ですが、本編が非日常的すぎてこういうのがとても刺さる。本編ではバチバチに敵対しているキャラ達が仲良く食卓を囲んでいる、この事実にもうかなり涙腺が緩くなってしまいます。

これまでのFateを見てきた方は、最後にこれを見るのが吉です。
大切な人と過ごす何でもないような時間が、かけがえのないものに感じるでしょう。



最後に


和食を堪能するセイバーさんの顔



ここまで読んで下さった皆様方、拙い文章でしたが最後までお付き合いいただきありがとうございました。今回の記事を通して、Fateについて少しでも興味を持ってくれたなら嬉しいです!


機会があれば、次回はstay night以外のFateシリーズの話でも出来たらいいですね。

また、早稲田大学アニメ声優会(通称WASK)にはFateに限らずいろんなジャンルに精通したオタクがいます。
興味がある方は是非、新歓へいらして下さい!
サークル員一同、新入生の方とアニメ・声優の話ができるのを心待ちにしております!




では、アヴァロンでまた会いましょう。



〈画像引用元〉
・Fate stay night



・Fate stay night【Unlimited Blade Works】



・Fate stay night 【Heaven’s Feel】


・Fate Zero


・衛宮さんちの今日のごはん


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