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【コラム】 J1リーグのサッカーデータサイエンス最前線 ヴィッセル神戸の事例

今朝、このような日経の記事を拝見しました。

有料記事のため有料部分は引用しませんが、少し感じたことを綴っていこうと思います。

「これまで感覚的に判断していた試合内容の良しあしや選手の状態などを、定量的に計れないかというのが出発点だった」。2019年6月にデータ分析部門を発足…..

なぜ、ヴィッセル神戸がJ1を優勝できたのか?

なぜ、川崎フロンターレは優勝争いが出来なくなったのか?

各々が色々と感覚的に語れることはあると思いますが、

「では、それを数字とグラフで小学生にも分かるように説明して下さい」

と言われた時に、それを説明できるのがデータサイエンスの役割になります。

そして、多くの大企業やIT系企業が実践しているように、上手く活用することでデータは組織の資産や経済価値に変換されていきます。

果たして、Jリーグ各クラブが当年のクラブ収入◯◯億円をどのくらいクラブ資産価値に変換できているのか?

おそらく、欧州リーグでもデータを財産に成長を続けているクラブがあると思いますが、有料記事を見る限り、ヴィッセル神戸もJ1リーグにおいて、その一角を担う存在になってきていることが有料記事からも伝わってきます。

データサイエンス視点で、ここ数年のサッカー界のトレンドを見ていると、おそらく欧州リーグクラブはブラジルリーグの選手をデータからも隈なく調べているのだろうということにも気付きます。

移籍金市場が巨大な欧州サッカー経済圏では、確実にデータを基にした移籍・獲得競争が起きています。

日本サッカー界が世界の移籍市場と繋がっていくためにも、自チームの選手達の武器をデータで語れる時代が少なからず近付いてきているのだろうと思います。

データを活用し、どのようにクラブを強化していくのか?

また、データをどのようにクラブの資産価値に変えていくのか?

Jリーグクラブのアルゴリズムの変化に注目していきたいと思います。

筆者

岩崎 勇一郎

株式会社早稲田ユナイテッド代表
WUサッカーデータサイエンス研究所 所長
早稲田大学 大学院 理工学術院終了(工学博士)
早稲田大学 大学院 MBAプログラム終了(経営学修士)

プロフィール詳細はこちら
X: https://twitter.com/iwasaki_wu

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