見出し画像

2次試験やることチャレンジ③ & SWOTのW

みなさん、こんにちは。
早稲田出版・TBC受験研究会の櫻野景子です。

今回も1週間でやることリストを発表します。そして、各事例で必須知識となっているSWOT分析から弱み(W)の解答ポイントについてご紹介したいと思います。

まずは、やることチャレンジです。
9月24日(日)~9月30日(土)

TBC実力演習問題② 事例Ⅰ~Ⅳ 解答、復習
R3過去問 事例Ⅰ~Ⅳ 解答、復習

具体的な1週間のスケジュールは以下のとおり。
ポイントは、事例Ⅳは、1問だけでもいいので毎日触れる。そして、できれば夜、仕事が終わった後の疲労感の中で解く。
早朝の頭がクリアな状態で事例Ⅳを解くよりも、より本番に近い負荷がかかって良い訓練になりますよ。

9/24(日) TBC演習事例Ⅰ、TBC演習事例Ⅱ
9/25(月) TBC演習事例Ⅲ、事例Ⅳ
9/26(火) 過去問事例Ⅰ、事例Ⅳ
9/27(水) 過去問事例Ⅱ、事例Ⅳ
9/28(木) 過去問事例Ⅲ、事例Ⅳ
9/29(金) やり残した事例、事例Ⅳ
9/30(土) TBCスクーリング(もしくはセルフ模試)


次に、2つ目のテーマ SWOT分析の弱み(W)について取り上げていきたいと思います。

SWOT分析は、事例Ⅱの第1問で定着しつつありますが、
事例Ⅰ、事例Ⅲでも強みと弱みが問われることがあり、2次試験において欠かせない分析手法です。

SWOTの切り分け方は、この時期ですので、みなさん理解できていると思います。ただ、弱み(W)を書くのが苦手という方はいらっしゃいませんか。実は、私自身がそうでした。2次試験を受けた令和元年、令和3年の事例Ⅱ。どちらもAランクではあったものの、SWOT問題の弱み(W)はうまく書けませんでした。

以下が、私の再現答案です。
こちらを見て、みなさんにこの解答の良し悪しを分析していただきたいと思います。

R1、R3 事例Ⅱ Wの再現答案



いかがでしょうか。



では、こちらが分析結果です。

令和元年のWは、うまく書けていない点が分かりやすかったのではないでしょうか。
40字で1つの内容しか書いておらず、文字数を贅沢に使いすぎですね。我ながらお恥ずかしい解答になっています。

では、令和3年のWはどうでしょう。こちらはやや分かりづらかったかもしれません。
内容は二つ書けているのでこの点はOKです。
ただ、②の「売上高の落ち込み」は、結果としての弱みなので、診断士の立場で解答するならば、これでは不十分と言えます。

例えば、コンサルに入った会社で
「御社の弱みは売上高の落ち込みです」と社長に伝えたらどうでしょうか。
「それは分かってる。じゃあどうすればいいの?」と言われてしまいそうですよね。

なぜ売上高が落ち込んでいるのか、企業内部に原因があるのであれば、それが本質的な弱みになりますので、解答として記述できるとベストです。

以上を踏まえて、SWOT分析の弱み(W)を書くときのポイントを整理したいと思います。


1. 複数の内容を記述する
2. 企業内部に原因がある本質的な弱みを記述する。

与件文に複数書かれている内容を読み取って、漏れなくコンパクトに記述する必要があります。
また、設問から逆算して弱みを特定することが可能な場合もあります。
第2問以降の対応策や助言に関する設問を確認しましょう。
第1問で挙げた弱みが、第2問以降の設問で克服させる繋がりが見えたら、それは記述するべき弱みです。


SWOT分析の知識は、2次試験の基本中の基本となります。また、与件文の読み取りにより対応できるため、7~8割は確実に取りたい問題です。そして、弱みをバチっと記述できれば他の受験生との差がつきます。
まだSWOT分析に自信がないという方は、テキストに戻ってしっかり確認するようにしましょう。

最後までお読みいただきありがとうございました。




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?