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【開催報告レポート】おいでよ どらま館「0から演劇をつくる」

どらま館制作部の関口です。
2024年2月28日〜3月4日にわたって開催された"おいでよ どらま館"。そのイベントの一つとしてに行ったワークショップ「0から演劇をつくる」の内容を少しだけ紹介します。

ワークショップの内容について

宣伝文句はこちら
↑こちらにも書いてありますが、参加者には軽いワークのあと「16時半ごろまでに何かを作って上演してください」とだけ言い、その後は私は干渉せずに参加者同士で演劇を作ってもらうという内容です。

上演について(2/29 16:50〜)


上演タイトル:「せきぐちまおクロニクル」
上演時間:28分
出演:3人
内容:参加者で話し合った結果、この企画を考えた関口を巻き込んで演劇をつくろうという企みが生まれた。その場にいた関口にインタビューを行い、その内容をもとに関口の人生の回想録を100年後の未来の学生が「遠い昔にいた生物:せきぐちまおについての調べ学習の発表の授業」という形式で語られた。

上演映像を公開できない理由

関口の関わったことがある人の名前が数人フルネームで出ていて恥ずかしいので公開できません。ごめんなさい。

見ていて思ったこと

この日集まったメンバーの特徴は、定期的に演劇には携わっているがメインは役者ではない人が多かったこと。上演内容決定、インタビューまではスムーズに進行しましたが稽古の段階で苦戦しているように感じました。演出家もおらず時間もないので、自分がつくった語りの内容に自信がなくてもとりあえずそれでやらないといけないという焦りが見えました。
創作の段階で面白いと思えるシーンができても本番で同じことをしたらつまらなくなってしまうのではないか、という即興性が強い作り方ならではの悩みもあったようで、実際に練習の方がテンポ良く面白かったと思うシーンもありました。
例えば、劇中劇のような感じでせきぐちまおの思い出を再現するシーンがあったのですが、練習で扱った「幼稚園時代に椿の花と砂でパイをつくったエピソード」はキレの良いセリフもあり良かったのですが、本番では「椿の花をむしったエピソード」に変わっていました。確かに即興劇として新鮮味がなくなってしまうという壁があるのですが、即興に頼らない、その壁を超えた稽古ができていたら作品の完成度はさらに高まったのではないかと思います。(あと2時間あれば変わったかも)
3時間という短い時間で集客まで行くのは難しく創作で手一杯になっていましたが、助っ人があと2人くらいいたらお客さんを呼び込むことも可能だったのではないかと思いました。そして、もしお客さんが来ても楽しんでもらえるような内容になっていたと感じました。参加した3人の方、大変お疲れ様でした!


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