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3/4【ワークショップ】新人育成を考えるWS+座談会

「おいでよ どらま館」について

どらま館では2024年2月末~3月頭に「おいでよ、どらま館」と題して、さまざまなワークショップや上映会をまとめて開催します。どらま館noteではその各企画の詳細について紹介しています。「おいでよ、どらま館」全体については以下のHPをご確認ください。


企画概要

サークル活動における新人育成を擬似的に再現するワークショップです。昨年、「隈裏びらき」というイベントの中で開催されたものを今回は新しいメンバーとともに行います。
早稲田の演劇サークルでは、知識や経験が上手く集積できず、世代交代の度にサークルの仕組みを一から構築しなければならない、という悩みが毎年発生します。しかも、その仕組みについて整備しようとする前に、とにかく現役代はサークルを運営していかなければなりません。
このワークショップでは、さまざまなサークルの新人育成を擬似的に体験することで、個人を否定しない形でサークル/団体の仕組みを見つめ直すことを目的としています。
今回はワークショップのあとに、3名のゲストの方をお迎えした座談会も開催します。サークル運営、あるいは劇団運営について自団体を主催する学生演劇出身のゲストの知見を共有し、現役世代の学生と意見を交換してもらいます。

座談会ゲスト

中島梓織(なかじま しおり)
劇作家・演出家・俳優・ワークショップファシリテーター。いいへんじ主宰。個人的な感覚や感情を問いの出発点とし言語化にこだわり続ける劇作と、くよくよ考えすぎてしまう人々の可笑しさと愛らしさを引き出す演出が特徴。創作過程における対話に重きを置いて活動している。

升味加耀(ますみ かよ)
1994年生まれ。早稲田大学部法学部卒。
2016年に、留学先のベルリンにて演劇ユニット・果てとチークを旗揚げ。
以降、全ユニット作品の劇作・演出を担当。
大きな世界とちっぽけな人々の絶望的に変わらない状況を、ありったけの憎しみと、ごくごく僅かな希望を込めて描きだす。

綾門優季(あやと ゆうき)
劇作家。キュイ主宰。2013年『止まらない子供たちが轢かれてゆく』にて、2015年『不眠普及』にて、せんだい短編戯曲賞大賞を受賞。2019年、『蹂躙を蹂躙』でせんがわ劇場演劇コンクールにて、劇作家賞を受賞。日本大学芸術学部、尚美学園大学芸術情報学部非常勤講師。

日時

3月4日(月)
ワークショップ: 13:30~16:00
座談会:16:00~17:30

会場

早稲田小劇場どらま館  2F劇場

定員

ワークショップ参加:20人程度(学生演劇に携わる学生を対象)
座談会見学:20人程度(学生、一般ともに参加可能)

予約

もっと詳しく

同じ演劇サークルと言えども内情は全く異なり、新人育成ひとつとっても「試験のような訓練」「あえての無干渉」など、全く違う育成方法を選択しています。この違いによって、サークルごとの作品の雰囲気の違いが生まれているのかもしれません。その違いを楽しみながら考えられるのが今回のワークショップです。
ひと昔前のサークル員が構成した「育成」の形から、現在の私たち(の情勢とご時世)に適応した形ヘとステップアップしていければいいなと思います。もちろん変化することが是ではなく、残すベきものは残していきます。むしろ残すベきものは何かを考えたいです。新人育成に関心のあるサークル員は是非ご参加ください。答えはありませんが、考え続けることが後のサークル活動を考える上で活きてくると思います。(関口真生)


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