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オペラ座の怪人

 オペラ座の怪人(The Phantom Of the Opera)4KデジタルリマスターをTOHOシネマズ日本橋で観てきました。

 あの有名なテーマ曲しか知らなかった私が今回映画館へ足を運んだ理由は

・名作を映画館で観ておきたかった
・先日同じくTOHO日本橋で観た坂本龍一Opus の上映前に予告を見て興味を持った
ためです。


 高校時代にサウンドオブミュージックを観て以降、ミュージカル映画があまり好きではありませんでした。ミュージカル映画というものをなんとなく“馬鹿馬鹿しいもの”だと思っていたからです。なぜ歌うのだと否定的な?見方をしていました。ディズニープリンセス映画も同じ理由で得意ではないです。

 しかし、オペラ座の怪人は“馬鹿馬鹿しい”ものだと感じませんでした。そもそも、馬鹿馬鹿しい“ミュージカル映画”ではなく誰もが一度は見ておくべき“名作”という認識を持っていました。そういった補正も効いているかもしれません。

 内容については言及しません。ぜひ映画館で観ていただきたいです。以下感想を箇条書きしていきます。

・モノクロとカラーで現在と過去をわけていたのがシンプルだけど感心した。わかりやすかった。
・シャンデリアのシーンから色がつき始め、あの曲が流れたのがオシャレな演出だった。
・ファントムのバラを際立たせるのにモノクロが役立っていたのではないか。モノクロはその目的も兼ねていたのではないか。
・ファントムがなぜあんなに気が短いのか疑問だったが、話が進むにつれて理解できた。理解できる側の人間でよかった。
・とても悲しかった。
・ファントムに同情した。愛を知らない孤独な人間なのだなぁ。かわいそう。悲しい。
・翻訳に納得いかない箇所があったが、戸田奈津子なのでまあ仕方ないかな。

 久々に涙を流しました。感動の涙ではなく、悲しい涙です。
 「愛を知らない孤独な人間」こそ観るべき名作だと思います。ぜひ映画館でご覧ください。

(あたかも自分は愛を知っているような書きっぷりですが、そんなことはない)

2024/06/21

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