![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/112807254/rectangle_large_type_2_9287cbe3ff86d38037babcfb5d662d43.png?width=800)
Photo by
yutataka114
ねぷたの継承
青森の人形型がねぶた
弘前の扇形はねぷた
弘前のねぷた。私が子供のころは町内会が殆どだったが、今は有志団体も多くいるらしい。
夏のねぷたに熱心な同級生の親御さんはちょっと羨ましかった。家はほぼ母子家庭だったので、母親はねぷたに関心を向ける余裕もなかったのだろう。ねぷたに参加したくても方法がわからなかった。けれど、近所でねぷた作りをしている親御さんに声をかけてもらって参加できた時は嬉しかった。
ねぷた絵、
— 副主席 (@SEI__jou) August 6, 2023
・制度化された近代的な美術教育とは違ったところで絵師が生み出され続けている
・しかし単なる素朴絵とは違う
・基本的に大資本ではなく町内会や地元企業がスポンサー
という点で稀有なジャンルなのですよね。
誰かが「日本最大の民画」と言っていたが実に的確な表現。今を生きる民画。 pic.twitter.com/PC6mfLiktz
あの時、ねぷたに積極的に参加していた家族は代が変わっても町内会のねぷたを熱心に守り続けている。そして、このねぷた絵に携わる人は独学とか、年に一度のこの祭りに携わることで絵師になっているのではないだろうか。これこそ専門教育と言えばそうなのかもしれないけれど、自己投資ではなく地域の投資で絵師がはぐくまれている。
地域の人たちがお金と時間と労力を出し合ってずっと続いてきている。
この迫力ある灯篭は幼心を抉ってくる。私にとってもソウルである。いつの時代にもこのねぷたに心奪われる人がいて、その人たちが祭りを繋いでくれている。ねぷたの始まりを毎年ニュースで見るたびに、人にとっての文化の在り方やお金に換えられない存在を考えさせられる。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?