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「お金に換えられないモノ」をお金で買った話1

熊本 まゆみ窯さんの大きめカップ。

念願のスープに丁度良いカップをゲットした!
日本橋高島屋の民藝展で出会ったこのカップは、同じカタチでも微妙にどれもが違っていた。口の大きさも重さも色むらも。その中から自分の手に馴染む1点を厳選する時間は何とも楽しく。軽さか色合いで悩んだ末に、この深緑を選んだ。

スープ用のカップはずっと探していたけど、なかなか自分の思う適度なサイズや形に出会えていなかった。かと言って、自分で作るほど具体的な形は念頭になくずっとモヤモヤしていた。

このカップを見た時もドンピシャだ!と思ったわけではない。他の窯元の器もいろいろ比較して。その中でも漠然としていた理想に近く、同じ型の商品の微妙に違う他のカップを手に取り比較しながら、どんどん自分の求めていたスープ用カップの形が頭の中に具体的に削り出されて来て決めたこの一品。

自分に馴染む道具を買ってきた満足度は半端ない。使う度に使う時間にこの上ない贅沢を味わえている。出会って、自分の道具となるまでの時間が使う時の満足度をより高めてくれている。

一方で私の作るお財布はオンラインショップのみでの販売で、実際に手に取って貰えない🥲

それにも関わらず買ってくださるお客様がいてくれる。リスクを負ってくれているようで申し訳ないなと思いながらも私はこの人たちのおかげで作りながら生きていける。本当に有難いです。

ただ、革は陶器と違って伸びるので、使う手にどんどん馴染んで、私の想像を超えた味わい深い姿を見せてくれたりします。革製品は使い手によってカタチが変わって行く面白さが魅力だったりします。

モノは価格も含めてかかわりあう時間を楽しむことが最強!

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