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ハンドメイド副業をやめる決断

物を作って販売すること

コロナ禍になって早3年あまり。
ハンドメイド作家ブームが凄まじい勢いで伸びて、ノウハウ・セミナーのビジネスジャンルも伸びに伸び、SNSにはキラキラとした美しい写真であふれている。

つい1週間前には、新しいSNSも誕生したこのタイミングで、私はハンドメイドをやめようかと思うまでに落ち込んでいる。

ハンドメイド、始めた頃からの想い

私はハンドメイドが好きだ。
かつて理科教員になったのも、ものづくりが好きだったこともひとつの理由で、科学工作・実験から、職人のものづくりにも興味をもった。

氷河期世代ど真ん中で、10年以上目指しつつも正規教員にはなれず、中途半端な立場のまま、様々な職についた。
そして出会いがあって結婚・出産し、パートタイム労働者で副業ハンドメイドを始めた。実は短期間であるけどお店を開いたり、職人を紹介するサイト作りをしたことで夕方のニュースに出たこともある。やがて二人目を出産し、不安定ながら、育児しながら副業ハンドメイドでイベント出店や委託販売を続けた。
今だって、モチベーションは下がっているが、ハンドメイドが好きだし、可能ならば仕事としてやってみたいと思う。

今もだけれど、非正規でずっと働いてきて、雇用主に振り回されてきた。正規職員に憧れているけれど、実際そういう職に巡り合わず、不安定な仕事をし続けていて、だからこそか、逆に雇われないで生きる、好きなことを仕事にできないかと模索してきた。

しかし、なかなか芽が出ない。
日が当たらない。
20年余りも。
お金も時間も手間もつぎこんできたけれどこの状態。
いつか人気作家になって、世間に認めてもらいたいと思ってきたが、どうも厳しい。

続けるのは難しい

いろいろ頑張ってきたが、たいした才能があるわけではない人間の作品。
怠け者だから、ぐーたらやっていて、SNSの更新もまばら。
ちっとも売れないのも当たり前。

ハンドメイド業界は、minneやCreemaをはじめ、販売サイトがいくつも立ち上がり
コロナ禍の影響もあって、ハンドメイドを趣味から仕事にしようとする人が増え、コロナ自粛も解除されてきた最近はハンドメイドイベントも増えたけれども、既にハンドメイドは激戦業界。

そんな激戦業界で私は生き残れるのだろうか。
毎月一定の売り上げをとれる作家になれるのだろうか。

今の状態ではとても無理だ。

無理だと思えば、空元気も出せない。やる気が出ない。
老眼も始まった。
体力も落ちた。

つまるところ、大きな方針転換をしなければならない。

方針転換

一人のハンドメイド作家から買ってもらうたむまに、特別感があるハンドメイドをするか。いっそのこと、一切を辞めてしまうか。

私はハンドメイドが好きだ。
だから、ハンドメイドの一切を辞めることは難しいと思っていたりもする。けれども、そう思っているだけ、未練がましいだけで、やればできるだろう。
正規教員になる夢も、正規職員になる夢もあきらめたのだから、できるはずだ。

現状、いろいろうまくいかなくて苦しい。
やめれば、部屋は片付く。

…ということで、今ある在庫を売り尽くそう。
山程ある、在庫。
ジャンルもいろいろ。

さて、忙しくなるぞ。
忙しくなると良いのだが……。

いつか
楽しくハンドメイドできますように……。

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