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NOから始まる学生生活

8月30日(月)

これで何回目だろう。そう思いながら、送られたメッセージを読む。友達に会おうと誘うのに。すべて断られた。途中までもうまくいっても、結局いつも最後は同じ。

何が一番悲しかったって、友達が全然会う気がないということ。たぶん、感染症が流行ってなくても同じ反応をしているように思う。そんなリアクション。
ぜんぜん、自分の気持ちが伝わってない。なんでこんなに伝わらないんだろう。いくら、言葉を尽くしてもすれ違う。積み上げた時間は何だったんだろう。所詮、それだけのつながりだったんだって、今なら思える。

きっと、もう、これ以上会話を続けると間違いなく相手を傷つける。だから、そっと、やさしく友達リストからリムーブする。

営業の人のきもちがほんの少しだけ分かった気がする。断られる耐性がわずかにつき始めた。期待するから失望する。初めからNoといわれると考えれば、何も動じることはないのだから。この一連の出来事には激しく心を揺さぶられたけれど、感情と行動を切り離してサイコパスのようにふるまえば、きっと大丈夫。しつこさも大事だけど、食い下がるほどの気持ちはない。

でもやっぱり、思い出すと、今でも怒りがぐっとこみ上げてくる。それは何かをするときのエネルギーの燃料として、ありがたく使わせてもらう。

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