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ドンブラザーズ ドン46話 なつみのよのゆめ の感想

鶴の獣人、死んじゃった…。エ〜ン…。

桃井タロウさん!雉野の犬塚の仲違いを、俺がなんとかするって言ってたじゃないですか!?その結果がこれですか…。

いや、タロウが悪いわけじゃないことはわかってるんですよ、ただね、僕が許しても雉野が何て言うかなあ!!!またヒトツ鬼になるんじゃねえかなあ!!!どうするよ!!!!!

僕だってね、ゴールドンモモタロウの甲冑姿で顔面を露出させながら王の威光をビカビカ放つタロウを見たときは、あぁ…王…と感じ入ってしまうくらいには感動しましたよ。いきなり獣人になっちゃって、一時はどうなることかと思ったけど、そこからの巻き返し、「桃井タロウは桃井タロウであるが故に最強」を地で行く活躍ぶりを浴びせられたらもうね、たまんないすよね。

とは言え、猫の獣人を力で従わせようとした結果、恨みを買って殺された鶴の獣人と、独断で獣人を森に閉じ込め、間接的に鶴の獣人が死ぬ要因を作って雉野に恨まれかねない桃井タロウの間に、現状では振る舞いにそこまでの差があるとは思えないんですよね。

だから、タロウの“王”としての格が決まるとしたら、大切なものを失って暴走しかねない雉野・ジロウの両名に如何に道を示せるか。お供たちを導く“桃太郎”たり得るか。それ次第なんじゃないかな、という気がしています。今後に期待ですね。

ドンブラザーズって、桃井タロウという上位存在が、初めは人の情を理解できなかったのが、お供たちと触れ合う“縁”の中で次第に人を知り、人間になる物語だと思っていたけど、最近のタロウの超越者ぶり、そして今回の展開を見るに、タロウが人を繋ぐ王になる物語なのかもしれないな、と思っている。

あと4話で、みんなを幸せにして、タロウ自身も幸せになれると、いいですよね…。

それにしても、今回のジロウの悲惨さ、狼狽ぶり、もう涙が出ちゃうよね。ここからハッピーエンドになれるんだろうか。それは雉野も同じっちゃ同じなんだけど、ジロウの方が暴走した時の底が知れない気もするし、配偶者を失うのとそれまでの人生全てが偽りだったことを知るのとでは喪失感の程度が違いすぎるというのもあって、ジロウはもう、とんでもないことになっちゃうと思うんです。

どうなっちゃうんだろうね、ジロウ…。喫茶どんぶらが彼にとって故郷のような場所になれば良いのですが…。

そういえば、次回は喫茶どんぶらでドン脳会議が行われるらしい…予告を見る限りコメディ回っぽいですが…コメディやってる場合なのか?あと4話なのですが…。

ソノシ、ソノゴ、ソノロクもどんぶらに来るみたいで、その感じもなんか良いですよね。個人的には、『ドンブラザーズ』にラスボスは居ないで欲しいというか、人間の情と欲と業が織りなす無秩序なドラマだけで最後まで引っ張って欲しい気持ちがあるので、このままみんなでわちゃわちゃやって欲しい。

誰もが敵でも味方でも無い、無数の“個”がひしめき合う世界で、滑稽さと儚さと美しさが煌めく様を見たい。そう思いませんか?

次回もそういうものが、見られるといいですね…。

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