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ドンブラ映画見てきた!

見てきたけど、ここに何を書いたらいいのか、わかりません!

いや、ネタバレを避けようとすると何も書けないとか、そういうよくあるやつではない。むしろ、ネタバレ込みで語りたいんだけど、何から手をつけたらいいのかわからない。

ただ、Twitterでよく見る「何もわからない」みたいな感想もなんか違うと思うんですよね。一応、各キャラクターの意図ははっきりと描かれていたし、縦軸のストーリーは物凄くシンプルだった。と、思う。

ただひたすらに、「なんでそうなるの???」が30分続くせいなのか、見終わった時にやけに疲労感が残る、不思議な映画ではあった。

なんか、TVの方のドンブラザーズの、脂身の部分だけを食べてるような感覚がしたんですけど、この感じ、伝わりますか?これが30分以上続いたら胸焼けしちゃいそうな感じ、わかりますか?

TVのドンブラザーズは、毎回メインキャラかゲストキャラが抱える問題があって、その解決に向かって進むっていう1話完結のフォーマットには一応沿っているので、シチュエーションと終点がある程度定まった土台の上でギャグが繰り広げられるので、安心して見ることが出来ていたのかもしれない。

でも、今回の映画では、『新・初恋ヒーロー』のストーリーも我々視聴者は知らないし、映画を撮った果てに何が待っているのかわからない、ゴールが見えない状態で、ひたすらトンチキギャグだけが繰り出されるから、「面白いけど、どこに向かって何をしてるんだ?」という不安が、「何もわからない」という気持ちにさせていたのかもしれない。

こんな言い方すると見ない方がいいみたいな言い方に見えるかもしれないけど、ストーリーの軸をほぼ空白にしながらギャグを詰め込んでも映像作品として成立している奇跡のような作品で、間違いなく面白いので、TV本編を見てる人は絶対見た方がいいです!

ここからはネタバレ有りで、良かったところに軽く触れておこうかな。

まず、映画ということもあって、いつもより綺麗な映像で、デカい画面と音響で派手なアクションを見ることが出来たのが良かったですね。CGも含めて、気合入ってるなあ!と思いました。

あとはストーリー面で、タロウが映画の撮影中に、はるか演じるヒロインに告白しようとして、「好き」という嘘をつくことが出来ず死んでしまうところがあるじゃ無いですか、嘘と演技は別物と言っていたけど、あそこだけはタロウは演技をすることができなかったということですよね?

「愛の告白は演技でするようなものではない」というような、タロウのピュアな恋愛観が出ているみたいで、いいですね。その上で、タロウははるかのことを恋愛的に「好き」では無いということがはっきりしたのも、あの2人の関係性がロマンスに回収されなくて、なんか安心しちゃった。

酷い演技で映画を引っ掻き回したタロウとはるかだけど、タロウが映画に出たのは「困ってる人を助けたい」というモチベーションからで、それを聞いたはるかがタロウの配達を手伝うシーン、いいですよね…。2人でおいしいとうもろこし食べてね…。

他にも良かったところはいっぱいあったけど、今日はこの辺にしておこうかな、明日もドンブラザーズの放送があるから…。2日連続で楽しめて嬉しいね!

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