見出し画像

ドンブラザーズ ドン40話 キケンなあいのり の感想

ハァ〜、おもしろすぎたね。予告からとんでもない温度差のドラマが並行して進むことはわかっていたけど、まさかあんな形で交わるとは…。

まず、シリアスな逃避行パートの緊迫感がすごくて、それはもちろん犬塚に嘘をつきながら逃げ惑うソノニの罪悪感とか切なさとか、そういう精神的な要素もあるんだけど、それ以上にすごいのがムラサメのチンピラっぷり、すごいですよね。障害物を蹴飛ばして、ガラガラ轟音を立てながら獲物を追うような、そんな子に育てたつもりは無かったんですけどねえ…。

一方のはるか自動車学校パートは、もうずっとゴキゲン、ここに来て新しい変顔も出てくるのもすごいし、スピード感溢れる演出も楽しい、頭を空っぽにして楽しめるって、いいですよね…。

そんな2つのパートが交互に来ると、人間はどんな顔をしたら良いのかわからなくなって顔面を硬直させてしまう、というのが今回得られた知見でしたね。はるかをみて笑っていたかと思えば、チンピラムラサメにビビって笑顔を凍りつかせて…30分でここまで感情を乱高下させられるなんて思ってなかったよ!!!!!

挙げ句の果てに、はるかがムラサメを撥ね飛ばしたとき、2つの軸が交わる快楽と、チンピラムラサメの脅威が討ち倒された喜びが同時にきて、カタルシスがすごかった…。

もう、この2軸を交わらせることが可能なら、これから回収しないといけない伏線を一気にまとめて回収するのも、井上敏樹なら余裕なんじゃないの?という希望を抱くことができたので、余計に楽しい気持ちになっちゃいましたね。あのタロウがはるかの運転からはオロオロ逃げ出すというオチも良かったですよね!

良かったけどさあ…!今度はソノニが不穏になってきて、ここにきてまた新しい火種が燻ってきてさあ、これからしばらくは、雉野にもみほちゃんにもジロウにもソノニにも軽く怯えながら視聴しないといけないんですよね…。

ソノニが「夏美に化けた獣人を殺せば夏美は元に戻る」って言ったとき、鶴の獣人が言ってたことと矛盾するじゃん、もしかして鶴の獣人が嘘ついてる?そういうこと?そういうことになりませんか?獣人を殺せばコピー元が戻るってことになりませんか?そうすれば夏美も犬塚もソノニも破滅せずに済むのですが!!!どうか!!!!!と思っていたのですが、今回、犬塚に斬られた狭山刑事役の俳優さんがオールアップってことで、つまり、「獣人が殺されたらコピー元の人も死ぬ」ってのが真だということになっちゃったので、このまま犬塚が鶴の獣人を殺したら最悪の事態になることが確定してしまいましたね!!!!!ギャ!!!!!

もしそうなったら、もうハッピーエンドは無理じゃないですか?犬塚と雉野とソノニが殺し合って終わることになっちゃうよなあ!!!てことは犬塚は獣人を殺さない展開になっていくと思うんだけど、ソノニが夏美を殺させるような嘘をついたという事実はもう覆らないし、そこが明るみになったらもう…ソノニと犬塚の関係性は修復できないのでは…。

いや!!!!!犬塚くんならできる!!!!!雉野を包み込む優しさを発揮できた犬塚くんなら、ソノニを許すことができる!!!!!頼むよ犬塚くん!!!!!君にかかってる!!!!!

たのます!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?