ひおり展を終えて
5/3〜5/7まで、5日間にわたって開催されていた、ひおり展「予感のする方へ」が無事に終わりました。
大型連休中ということで、来場者の動向が読みにくかったのですが、300名を超える方に来場頂けました。
改めてお礼申し上げます。
ひおりさんをはじめて撮影したのは、2020年でした。
しむさん(今回のひおり展で、メインにビジュアルを担当)主催の撮影会。
それ以降、個撮や企画で5回ほど撮影をお願いしました。
今回の展示では、新作も考えたのですが、色んな事情で過去の撮影からのセレクトになりました。
ひおりさんが歩んできた歴史の、ある時期のある一面の紹介になれば、そんな気持ちでした。
展示する写真を事前にお知らせした時に、ひおりさんからある写真について「差し替えません?」と打診がありました。
プリントが発注済みだったのと、なによりこの組みで見せたかったので、このまま出したいと返事をしました。
彼女からは「わかりました。このまま行きましょう」と、返事をいただきました。
3日の午前中に搬入作業。みんなでワイワイガヤガヤ、賑やかな搬入作業でした。
はじめて会うカメラマンさんも数名いて、「この人、誰なんだろうな」とか思いながら作業していました。
するとひおりさんが一人の男性を、「あ、父です」としれっと紹介。場内がどよめきました。
お父さん、他の誰よりも脚立に上がり、荷物を運び。一番たくさん、動いてくださいました。
展示作業が一段落し、開場までの短い時間。他のカメラマンさんの展示を、ゆっくり眺める時間がありました。
私も見て回っていたのですが、ふと自分の展示をみると、お父上が腕を組んでじっと私の写真を眺めていました。
ひおりさんが、写真の差しかえを打診してきたのも、ひょっとしてって思ったりしましたが、後の祭りでした。
問「モデルさんの父上が、腕組みして無言で写真を眺めている時の、カメラマンの気持ちを答えなさい」
ちなみに私は、父上に写真の感想をお聞きする勇気は出ませんでした。
GW中でしたが、仕事の関係で在廊が不定期になり、来て頂いたのにお会いできなかった方も沢山いらっしゃいました。
本当にすみませんでした。
モデルさんの名前を冠した展示に出展したのは、じきまる。さんの展示以来でした。
モデルさんを中心にして、人と人が繋がっていく面白さを、改めて実感できた展示でした。
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