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UFOを巡るロス・コーサートとギャリー・ノーラン教授の対談(3)

(2)のつづき。

R:一つ聞いてもいいですか。あるハンガリーの科学者の論文を読みました。彼は数学者で DNA配列の確率を調べたところ、人間の DNAには何らかの介入を示唆する異常があると発見しました。

G:そのような論文があるのですか?

R:はい。それについてどう思いますか?

G:まあ数学的にはそうなのかもしれませんが、問題は、たとえば、あなたがリチャード・ドーキンスの『利己的な遺伝子』を読めば、選択からどのように複雑さが生じるのかということが分かると思います。選択によって数学に反するものを生み出すことありうるということです。私が最も興味を持っている点は、DNA コードの信号が、誰かが座って、私がこれから何かをデザインしたい方法はこれだと言うかのように、秩序立っているものかどうかということです。デザインされたように見える特殊な秩序があったとしても、生活様式の構造にその秩序を必要とする何かがあったためなのか、誰かがそれをデザインしたからその秩序が生まれたのか、どちらなのかということだと思います。誰かが作ったように見えたとしても、必要に応じて生じたものかもしれないということです。

R:キリスト教やイスラム教について考えるとき、多くの偉大な宗教はすべて、空からやってくる優れた存在に関するものです。聖書のエゼキエル書のように、奇妙な船の記述がよくありますが、その多くはUFOやUAPのように思えます。

G:ジャック・ヴァレは実際に著書『空の不思議』でそのアプローチを採用しており、文字通り図書館に戻って、これらの出来事を記録した当時の科学者や政治家の書いた元の文書を入手しました。彼はそれらの言葉を解釈して、UFOに遭遇したことを「空に盾があった」などと表現したのかもしれないと述べています。そしてダイアナ・プーラは、彼女が興味を持った観点からこれを観察しました、彼女はもともと法悦(エクスタシー)を研究していたカトリックの神学者です。彼女は聖徒たちの法悦と彼らが述べる天使との交流について研究しました。彼女が興味を持ったのは、これらの天使の多くが「白い球体」として現れることでした。そして、これはUFOを見た人々と同じ話なのではないかと彼女の頭の中でピンと来たのです。千年前の宗教的書物では、天使との交流によって彼らは聖人になりました。今は、光の球が通りの向こうの隣人の家に現れると、とんでもないことになります。

R:この現象に対するあなたの立場は、あなた自身の個人的な経験からどの程度影響を受けていますか?

G:ええ、私は子供の頃、物体を非常に近くで見たことがありますが、それが何であるかわかりませんでした。

R:その話を教えてもらえますか?

ロス・コーサート(ジャーナリスト)

G:私は新聞少年でした。これはコネチカット州ウィンザーでのことでした。ある通りの端に朝の5時半までに新聞が必要な男性がいました、暗かったので、それは3月くらいでした。私は新聞を届け、それから次の通りに行くために森の中を歩かなければなりませんでした。木の葉が落ちていて、森の中を歩いていると、目の前に自分の影が見え、周りの枝の影が見えたので、最初は不意を突かれました。月が出ていたかどうか覚えていませんが、もっと劇的だったのは、私が歩いているときに影が動き始め、まるで私の後ろで光が動いているかのように感じたのです。見上げると、木のてっぺんの上に、一つの物体が私の頭上を静かに通過していくのが見えました。

R:どのような種類の物体ですか?

G:それはただ丸い物体のようなもので、4つか5つの白っぽい光が下を向いていたのを覚えています。10歳から12歳のときのことで、それが何なのかわからなかったので怖くはなかったし、自分の中で留めて人には言わなかったのです。これは 1972 年から 1973 年にかけてのことだったでしょう。UFO だとは思っていませんでした。実際にそのことに気づいたのはそれから約20年ほど経ってからでした。映画などに出てくるUFOに注意を向けたとき、それが私の頭の中でカチッと音を立てたので、待って、私が見たものは何だったのだろう、と思いました。多くの人々が同じような体験をしたことはわかっています。だから私はそれを予備証拠と呼びます。それは理解する価値があります、そして他の人が同じものを見ているなら、それは一つの現象です。では、なぜ人は自分たちが見たものを報告しただけで嘲笑されるのでしょうか。もしそれがUFO以外のものであれば、当然、科学者なら誰でも興味を持つはずです。

R:あなたは他の経験もしたことがありますね。それについて話してもらえますか?

G:これはおそらくもっと珍しいものですが、私だけの経験ではありません。おそらく6歳か7歳だったと思います、なぜならそれは私たちの両親がウィンザーで買った最初の家だったからです。目が覚めた時、寝室に「小さな男たち」がいました。私は起きていて、彼らがそこにいるのが分かりました。彼らの姿が見えました。怖かったという記憶はありませんが、翌日両親に話したのは覚えています。

R:それは夢だったのでしょうか?

G:夢だったかも知れませんが、寝室でこれらの小人たちを見たのは、数週間続いたと思います。その後にこのことはぱったりと止んだので、忘れましたが、約20年後に、ここパロアルトで古本屋に行って本棚から本を取り出したのです。それはジョン・マックスかホイットリー・ストリーバーの本だったと思います。その表紙を見て、両腕に鳥肌が立つのを感じました。それは典型的な「グレイ」の顔でした。私はショックで本を落としました。それはまさに啓示のようなもので、衝撃でした。私は若い頃、集合的無意識について読んだことがあります。だから私が見ていたものは、私たち全員が持っている単なる集合的無意識の遺伝的記憶映像であり、外部からの何かではないという説明も知っています。

ギャリー・ノーラン(科学者・免疫学者)

R:優れた科学者であれば、それがETだったとは言えませんね。

G:絶対に無理です。

R:考えさせられましたか。

G:科学者であるということは、難しい質問を喜んで尋ねることだと思います。

R:その体験は、その現象が何らかの生命体である可能性を検討する意欲をあなたに与えましたか?

G:私が言いたいのは、この地球上の生命と私たちの生態学がどのように構築されているかを研究する上で、他の惑星の生態学と比較することよりも興味深いことはないということです。科学では常に 2 つのことが 1 つよりも重要です。生命が別の場所で始まったという仮定は、まず第一に、私たちが特別ではないことを意味し、次に私たちがそこで見ている他のすべてのものについて疑問を投げかけます。つまり生命が生まれた場所は他にどれだけあるのかということです。

R:あなたはロンドンで、とても重要だと思った別の経験をしましたね。

G:そうそう、それは興味深い話でした。なんとなくホテルのベッドに横たわっていると、電気風呂に座っているかのように体全体がブルブル鳴って目が覚めたのです。私は日本にいたときに電気風呂に入ったことがありますが、それとは異なり、指先からつま先に至るまで、まったく異なる感覚でした。耳の先端で、ブーンという音を感じ、何かが聞こえましたが、目が覚めた瞬間には、それを言葉と呼ぶことさえできませんでした。私の頭の中にあったのは次のような言葉でした:「これがあなたが接続する方法です」。正確にはその言葉ではありませんでしたが、翻訳すればそんな感じです。約10〜15秒くらい起こり、それが必ずしも生理学的な現象ではないと思ったのは、私が「これを止めなければならない」と言ったときにそれが止まったからです。

R:それは、その現象があなたと関わろうとしていることを示唆しています。

G:そうかもしれませんが、なぜ自分がそれほど重要であり、なぜそれが私のために時間を使うのか想像できないのです。

R:聞いてもいいですか。私がオーストラリアで話した科学者や国防関係者、政府機関の諜報関係者は、全員が奇妙な経験をしたと認めています。それは超常現象と呼んでもいいでしょう。そのうちの何人かはUAPを体験しています。それらの中には、あなたが話しているような存在も含まれています。そういった人たちへのアドバイスは何ですか?

G:恥じることはないし、名乗り出る必要もありませんが、他の人も経験していることなので自分は狂っていると思わないようにというのがアドバイスだと思います。それが第一だと思います。米国政府や他の政府が、これが現実であることはよくわかっており、研究する価値があると言っているという事実が安心材料になると思います。

つづく

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