なにがあったメシ~○編

ウイニーが食べたい。

ファイル共有ソフトではない。
皮なしやわらかウィンナーのウイニーが食べたい。
今が夜中だろうがなんだろうが、お天道様の都合など私の腹の知ったことではないのだ(空腹で様子がおかしい人の様子)。

とにかくウイニーを口にしたい。ウイニーマウス。


ということで、食べることにした。

ウィンナーはフライパンで焼き目をしっかりつけるのが好きだ。斜めに切った楕円形の切り口の端がカリカリになったやつ最高。

いざ斜め切りにしようとすると、ウイニーが小さすぎていまいちうまくいかない。
いいか、普通に輪切りにしてしまおう。

一袋分切ってフライパンに並べる。
全部にまんべんなく火を通したいのでなるべく重ならないようにする。


うわっ


「うわっ」などという食べ物に対してあるまじき声を上げてしまった。

集合体じゃん!

【↓現場写真注意↓】





なんとも思わない人にはなんともない画像だと思う。
私は画像を貼りながらまた「うわっ」と言ってしまった。
なぜ輪切りにした。

切った幅が絶妙だったらしく、フライパンを○が埋め尽くしたのである。


集合体怖い。
緑ならまだしも、ピンクの○の群れ怖い。

私は混乱した。
集合体怖い......美味しそうな匂い......怖い......匂い......。


そろそろ焼き目がついたろうと思われる頃、またしても「うわっ」などと言いながら○の群れを一つ一つきれいにひっくり返した。


また混乱した。
集合体苦手......美味しそうな焼き目......苦手......焼き目......。


ついにすべての○が両面カリカリになり、満を持して器に盛り付けた。
盛り付けるとそんなに気にならなくなったが、念のためあまりよく見ないようにして食べた。


香ばしい○の群れは最高の夜食であった。

ごちそうさま。




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