有料高速トオンインター

インターチェンジが複雑なロータリーになっているのは正直どうかと思う。

トオンインターのことである。

設計当時、缶チューハイを何十本と空けながらずいぶん盛り上がったに違いない。多分、フォーミュラーなんとか好きの井手上君だかが、ヘアピンカーブだシケインだと言い出したのだろうな。
井手上君を責める気は起こらないが、最終的にあの形でOKを出したやつの顔は見てみたいものである。

そもそもあの有料高速自体、四車線が延々一方通行というところから道としては大変不便である。
空間規律が破綻しているので、場合によっては同じ場所を三回通らされるし、マナーの悪いやつが車線からはみ出す、白線の上を走る、などはしょっちゅうである。

そういう破綻の皺寄せは思わぬところに出るらしく、よく単独柱式の道路照明灯が路線の真ん中から斜めに生えていたり地面と水平に生えていたりする。
これは航空写真で見るとよくわかる(といってもあの有料高速の写真はほとんど航空写真なのだが)
例えるならば広がった歯ブラシ状態である。

昔から不思議に思っているのだが、あの有料高速の回りにはほとんど何もない。
実際にはあるのかもしれないが、地図上に書き込まれていない。大抵の人は自分で余白に追加情報を書き込んでいる。

ただ、時々大きい字で「The Beat Goes On」だとか「Lady Jane」だとか書いてある。
地域名だろうか。それともあの有名な「HOLLYWOOD」のような、斜面に立つ立体文字を表してでもいるのだろうか。

文句をいいながらも、過去にはトオンインターを何度か利用させてもらったことがある。
ロータリーは複雑だが、交通ルールの違う某有料高速道路のヘオンインターに比べればまあ簡単な方なのかもしれない。


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