日本一短いデッドロックの解説


解説は以上。



以下、余談である。

だるまというのは念願が叶うまで右目を入れないでおく場合が多いが、買ったらすぐ両目を入れた方がいいという人もいる。
念願が叶ったら右目を入れるというのは選挙報道などから後についたイメージで、本来だるまというのはその目にちからを有しているから、だそうだ。

実のところ、それは世を忍ぶ仮の理屈である。
両目を入れるべきであるというのは、このデッドロックを避けるために提唱されていた説だ。

人間はこういう、利他的なような利己的なようなすれ違いを起こすことがある。
推理ドラマなんかでもあるじゃないですか、お互いに相手の幸せを第一に考えて二人とも不幸になるパターン。
もっと綺麗な例でいうと『賢者の贈り物』みたいな。

せめてだるまくらいはそういうことが起こらないようにと防止策を打ったわけだが、起こったところで大して支障がなかったので、今では両目を入れる文化は理由ごと忘れ去られようとしている。


んだったらいいな。

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