共感できる歌詞なんてもう書け

歌詞に対する褒め言葉として「共感できる」というものがあるけども、歌詞の好き嫌いの判断において実際のところ共感性ってそんなに重視しないよなあと思う。そんなもん重視してたら好きな曲はほとんどなくなってしまう。
さすがに歌詞に反感を抱いたら避けることはあるけど。


歌手の見ている世界と会社員の自分の見ている世界はどうしても違うので、心底共感できなくても多分当たり前だ。とはいえ共感してみたいことはしてみたい。できるものならしてみたい。

ただ懐かしがるような良い少年時代かもっとこじらせた少年時代があったらもう少しいろんな歌に対して情景が浮かぶような聞き方ができただろうなとも思う。
もしくは恋愛をする人間であったら共感ソングは選び放題だったかもしれん。


好きな曲に何らかの情景を投影することはあるけど、それは別に自分自身の記憶ではないもんな

例えば子供の頃はたまとか筋肉少女帯だとかその辺りが好きだったし、ポルノもスピッツも好きだし、コシミハルもP-MODELも好きだが、彼らの世界は大体見たことのない世界だ。
そもそも筋少に共感する子供がいたらなんか怖いよ。筋少を子供に聞かせる親も個性強すぎて怖いけど(両親の初期のデートでは車で筋少を流していたらしい。怖カップルが怖夫婦になりそのまま怖家族を形成したわけだ)。

ぎりぎり共感めいたものを感じたのはハヌマーンぐらいじゃないだろうか。あの感じ。なんにもないがある大学生って感じ。ぼんやりと善人でも悪人でもなく、見た目ほど気楽でもないけど言うほど憂鬱でもなさそうな感じ。
バズマになるともう少し男性的な色が強くなるのでハヌマーンほどはわからなくなる。

文化的な共感で言えば、数年生まれるのが早かったら『中学12年生』あたりの曲がばっちりはまったかもしれない。現代では数年の差がジェネレーションギャップを生むらしくギリギリわからない単語がある(キティサン文化は引き継がれとったけど)。


どだい無理なんだよな〜他人の頭から出たものに共感するなんてこと自体が無謀。
共感したかったら自分で書くしかない。自分で書いて翌日すぐに読み返す。それが一番いい。

次のnoteに書くわ。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?