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【簡単な前世占い】宿曜占星術で前世がざっくり読める!

西洋占星術で前世を解読するには、まずホロスコープを読む基礎知識から身につけなければなりません。でも初心者の方にはなかなか高度で、気が遠くなる道のりに思えるでしょう。

「手っ取り早く前世を占いたい!」
という方へ、私が昔からおススメしてきたのが宿曜占星術で前世を読む手法です。

具体的なやり方は文末でご紹介するとして、先になぜ宿曜占星術が前世占いとしておススメなのか? 分かりやすい解説を書いておきます。

※過去にブログ・サイトで書いてきた解説ですが、note向けに易しく書き直しました。

宿そのものを前世として読む


“宿曜占星術で前世を占う”
と言っても、一般の宿曜占星術とは前世の占い方が違うので注意してください。

通常は本人の宿とは離れた「業を前世」「胎を来世」「命を今世」などとして読みます。
でも私が提唱しているのは、宿そのものを前世として読むという手法です。

何故そのように読むべきと考えているかというと、
自分の前世が宿の解釈で正確に表現されていた!
という実体験からです。

実例で見れば分かりやすいと思います。

【参考】前世が宿に表れていた件

筆者は前世で戦争の作戦を立てる戦略家(参謀)であり、なおかつ国家元首の補佐役を勤めたことを記憶しています。
君主に引き立てられかなりの地位を得ましたが、軟弱で情にもろかったうえ、人間関係が苦手だったので晩年は苦労しました。最後は一人で責任を負い、仕事を抱え込み死んでいます。
ちなみに人生の前半では“隠棲(役人として出仕するのを避け、ひっそり思索生活すること)”していたらしい。現代のようなニートとは違いますが、引っ込み思案だったのは確かです。多忙な人生となったのは想定外。

以上の情報を踏まえ、宿の一般的な解釈と比較してください――

筆者の宿/壁宿解釈:
・代表的な参謀星
・補佐役、女房役に適する
・君主に可愛がられ出世する
・絶望的にコミュニケーション下手
・隠遁癖あり、自分の殻に引き篭もりがち
・情にもろい、おだてに弱く利用されやすい
・自己犠牲に徹する
・一人で責任を抱え込みがち

これ以上説明の必要がないほど、宿が私の記憶通りの前世人生を表していることお分かりではないでしょうか?

…他の方々はここまで完全一致ではないかもしれませんが、後に前世記憶を持つ方々のご協力で確認したところ、やはりかなりの高精度で宿に前世が表現されていることが分かりました。

西洋占星術では月を前世として読む

なぜ宿に前世が表現されているのか? 
それは、もともと宿は西洋占星術の「月の星座」から解釈が作られたからだと思われます。

昔から西洋占星術には月の星座を“前世”として読む手法があります。
最近ではドラゴンヘッドなどを前世と考える占い師が増えましたが、後でご説明する通り、ドラゴンヘッドは「前」世ではなく「過去」世のカルマを表しています。つまり一つ前とは限らない。

いっぽう月星座のほうは、前世の人生を反映していると考えられます。

そして宿曜占星術は、西洋で生まれた占星術を輸入して「月の星座」だけを抜粋したものなのです。(月星座の解釈をミックスして27分類したもの)

【この件について詳しく解説した記事】

だからもともと月星座である宿そのもので前世を読むというのは、西洋占星術の観点で考えれば理にかなっているわけです。

一般的に、業を前世と読む理由

宿曜占星術の「業=前世」などと他の宿で読む手法は、仏教で生まれ変わりは「別の存在への変身」と捉える思想があるためだと考えられます。
 
生きとし生ける者は皆同じ、来世では動物に生まれ変わるかもしれない。こう考えるのが仏教。
それは大局的な真理なのではありますが、ミクロの世界=個人の一回だけの転生を考えるときには役立たずです。

仏教の講釈を受けたいのではなく、単に自分の前世を知りたいだけなら月星座(宿そのもの)で読む手法のほうが正しいと言えます。

月の12星座をお奨めしていない理由


ちなみに西洋占星術の月星座を直接に読むのではなく、宿曜占星術のほうを私がお奨めしているのは、12星座だけの解釈ではあまりにも大雑把で精度が低くなるからです。

サビアンシンボルで度数そのものを読む手法もあります。360度もあるのですから、一見、サビアンシンボルのほうが詳細に前世が分かりそうな気もします。
しかし実際サビアンシンボルに現れる前世は抽象画のようなボンヤリとしたイメージだけです。前世で何をやって、どんな人生を送ったかまで具体的に示してくれるわけではありません。

私も、もし記憶がなければ月のサビアンシンボルだけでは前世を読み取ることはできませんでした。記憶があるからこそサビアンシンボルも正しいと思えるだけです。つまりサビアンシンボルも前世記憶の裏付けとしては使えますが、シンボルが先では前世を的中させるのは難しいということです。

【参考】月のサビアンシンボルで前世を読む場合

筆者の月サビアンシンボルは、25度 「右の羽がより完全に形成されている蝶」。

これは感情を抑制した冷静な判断力を表します。
“斬新なアイデアを思いつく天才肌の人”などという解釈もありますので(すたくろさん)、確かに私の前世のイメージを表現しているところはあります。
だから当たっているとは言えるのですが、このシンボルだけ与えられたとしても漠然としていてどのような人生だったか読み取れなかったでしょう。

宿曜占星術で前世を読む、やり方と解説リンク

では具体的なやり方をご案内致します。ここからは筆者ブログの転載です。

まずはご自分の「宿」を探してみてください。

★たとえばこちらで計算してください。tps://nakshatra.tokyo/pc/calendar/27/

宿には中国歴の28宿もありますが、前世占いで使う場合はより正確な白道(月の道)を割って出す27宿で計算します。

上のサイトでは一か月分のカレンダーが表示されますので、自分の誕生日を見てください。
この画像、丸で囲んでいるところに表示されている漢字があなたの「宿」です。


宿がわかったら下の項目から自分の「宿」をクリック。あなたの前世を占います。(筆者ブログの各ページへ飛びます)

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