症例のまとめかた
どうもこんにちは。
Twitterの固定ツイートに過去の行っていた症例のまとめを載せていたら、ちょくちょく質問をいただきましたので、僕がやっていたまとめ方をnoteにまとめたいと思います。
くそみたいなnoteなので当然無料ですので、最後までお付き合いいただけましたら幸いです。
症例まとめていたので、画像はぼかしいれてます。
(twitterのリンク入れられなかった...orz)
たぶん人それぞれまとめ方はあるかと思います。
ただの一例なので、これがすべてではありません。
自分に合ったまとめ方を見つける為の参考にしてもらえればと思っています。
症例のまとめかた
どうやってまとめてますか?
が一番多い質問(当たり前)なのですが、関連図使ってまとめてます。
手書きです。機械音痴なんでパソコン使えないんです。
パワポの良さは、見た目がきれいになることなのですが、
自分しか読まないし、頭の中を整理するためにやっているのでそこまできれいに書く必要はないかな、って思ってます。
あと手書きのほうが早い。イラストを入れるとなるとパワポだとちょっと大変なので手書き推進派です。
まとめるときは基本的に三段階にわけて、最後にそれを一つにする、っていう作業をしています。
症例のまとめかた-第一段階
動作観察からいくつも現象を捉え、それを分解していくことが多いです。
動作観察がとても苦手だったので、動画を撮影させていただき、それを何度も何度も見返していました。そこから現象を捉えていました。
仮に立脚初期~中期にかけてデュシャンヌ徴候陽性
であった場合、デュシャンヌ徴候自体は何かしらの結果生じているものなので、原因ではないですよね。
じゃあデュシャンヌ徴候を生じさせる原因はなんなのか?
ってことを考えていくのが当然かと思います。(これが第二段階になります)
ちなみに一般的にはデュシャンヌ徴候は中殿筋の筋力低下と書いてありますが、
筋力低下もひとくくりにするのではなく、筋力を構成するものにひとつずつ分解をしていきます。
症例のまとめかた-第二段階
第二段階では観察された現象の要因を複数列挙していきます。
今回の場合はデュシャンヌ徴候を呈させる要因をいくつも列挙していきます。
ここは仮説でいいと思ってますが、解剖学・運動学・生理学的に説明できる仮説を立てています。ここに病態も含んでいます。
仮説1:○○○~
仮説2:△△△~
仮説3:×××~
なんていくつも列挙していきましょう。
列挙していったら臨床で評価していない仮説も出てくるかと思います。
仮説を列挙した後、その仮説を実際に評価していきます。
仮に仮説2(中殿筋の弱化)が正しかった場合、
ではなぜ中殿筋の弱化という現象が生じてしまったのか?
ということを考えていきます。(これは第三段階)
症例のまとめかた-第三段階
第三段階では、第二段階で出た要因が、生活背景や普段の活動量・普段の姿勢などなど、日頃行っている動作の中に問題となる要素があるのではないか?
ということを考えていきます。
最後
第三段階まで終了したら、それを一つストーリーにして、いくつか作成していきます。これは第一段階から第三段階までの点を線にしていく、って僕は思ってます。
このときに作成したストーリーに矛盾点(ツッコミどころ)がないように自分で確認していきます。説明できない部分がなくなるまでそれを繰り返して終了です。
大切だと思っていることは、
・原因と結果を分けて考える。細分化する。
・運動学や解剖学で説明できるようにする。
・生活背景を含めること。
だと思っています。
第二段階で止まってしまうと、患者を当てはめている、なんて言われるかもしれません。知らんけど。
個人を配慮するならば、第三段階の生活背景は必要じゃないかな、と思います。
ちなみに、外傷と障害もわけて考えています。(なにかで障害と傷害って見た気がする。)
以上になりまーす!
最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。
なにかしらの一助になれば幸いです。
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