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量は質の母

ついさっき、「量は質に勝る」という言葉を目にしたが
これについて少し違和感を覚えた。

なぜ「量」と「質」が「対立する構造」にあるのだろうか…

例えば、
手塚治虫や秋元康が数々のヒット作を生んできた背後には
それよりも何倍の量のヒットしなかった作品をプッシュしてきたからだ
と言われているが、

彼らを見ると
「量を積んできたからこそ生むことができた質なのだ」
ということが想像できる。

つまり、前述の「量は質に勝る」よりももっと的確なニュアンスを含む言い方があると考える。

例えば、「失敗」と「成功」についての考え方に関して
よくある間違った考え方と言われるのが、
「失敗か成功の二択に立たされて…
失敗した」
成功した」
という考え方である。

違う。
決して「両者の二択」などではない。

正しい考え方は
「失敗を踏んでいくと、いつか成功に辿り着き…
今回はまだ失敗段階だった」
ついにやっと成功できた」
という考え方である。

「分岐」ではなく、どちらも
同一線上」にあるのがポイントである。

エジソンが99回「岐路」に立たされたわけではなく、
99回の失敗を超えた先に得られた100回目の成功だった。

これこそ、皆様おなじみ「失敗は成功の母」である。

そりゃあ、比較的少ない回数で成功するに越したことはないけども、
こういう考え方を持っておくことは大切だと考える。

つまり、「量」と「質」に関しても

  1. 両者は同一線上にあり

  2. 「量」こそが「質」を生む

ということが言える、
すなわち「量は質の母」なのである。

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