鍵をかけない

大人になってびっくりしたことは、鍵をかけない家があるということでした。

私は市街地の中央（合同庁舎や税務署、区役所が近く）で育ったので、家に鍵をかけないと、とっても怖い・・・ということがあたりまえという感覚の中で育ちました。

でも、田舎に行くと鍵をかけない・・・え？こんにちはー。玄関ドアが開いてる？？？（引き戸）どして？？？

不用心じゃないの？と思ったんですが、おばあちゃんひとりで暮らしてるから、近所の人が見に来てくれるらしく、鍵はかけないのだとか。

また、近所の人や仲の良い人、家族は玄関からピンピンしないで、庭から回って、窓の方からにょきっと顔を出したりするという文化にもびっくりしました。

外国育ちではありませんが、だれでも自由に入ってこれるということには、カルチャーショックを受けたのを覚えています。

スペインなどは、窓の外にも鉄格子があります。なぜなら、泥棒が窓を割って侵入するから。

そこまで厳重ではなくても、誰でも入ってこれる状況というのは私のなかではありえないことでした。

が、そんなにこわいこわい言っているくせに、玄関のカギに施錠をしないで寝てしまっていたり、窓の鍵も開いたまま外出していたり、なんてことはありました。家に戻ったり、朝起きて、しゃーーーーとなりましたが・・・

旦那さんなんか、鍵を鍵穴にさしたまま、家に入ってたことありましたからね・・・家に帰ってきた時に、鍵がささってて( ﾟДﾟ)！ビックリ。

それでもなにもないということは、治安がいいのかな？と、思いますが、そうでもなくて、うちの周りはわりと治安は良くないほうです。ただ、私の家にはわざわざ泥棒なんかは来ないだろうな、とるものないし、という自信はあったりします。

けっこうまえにぴんぽんばーちゃんなる人が連日で早朝訪れたときは、困りました・・。ぜんぜん知らない人なんですが、朝の5時ごろ、ピンポン、ドンドン！！！ってたたくのです。のぞき窓からみたら、まったく見たことのないおばあちゃんがのぞき穴をガン見してて、穴越しに目があった！！！

ひゃーーーーーー！！！出ないでいたら、次に、隣の家にいって、ピンポンドンドン！！！ってやっていました・・・・２，３日続きましたが、それ以降こなくなりました。それを機に外付けのドアモニターを付けました。

3,000円ぐらいでつけられるので便利です。

鍵をかけなくても心配がない、穏やかな生活。
いいなぁ・・・そんなところに住みたいな

でも、近頃は日本の郊外でも施錠しているかもしれませんね・・・・