第2外国語の苦い思い出

私は大学生のとき、第2外国語でロシア語を取っていました。入学したときにはまだソ連が存在しペレストロイカで注目されていましたからロシア語を取った学生がたくさんいました。しかしその半年後ソ連が解体してしまい、私たちの次の学年からはロシア語を取る学生が激減したようでした。ロシア語は先生がやさしくて単位が取りやすいというのも当時学生が集まった理由でしたが、私が2回生の時に取った授業のひとつが厳しい先生で、あんまり熱心に勉強していなかった私は単位を落としてしまいました。それで翌年もロシア語を取りました。今度はやさしい先生の授業を取りましたが前期の試験を寝倒してしまい、謝りに行っても、後期で満点とっても50点ですねと先生に言われまた落第してしまいました。それで4回生までロシア語を取ることになったのですが、さいわいにもその年に初めてロシア語会話が開講されたのを受講することができましたし、購読の授業も取ってロシア語の面白さや翻訳の難しさを教えてもらいました。結局、なかなか上達しないながらもその後、長くロシア語を勉強することになるのですが、元はと言えば2回生のときに単位が取れなかったところからつながっているので、何がきっかけになるかわからないものだなと思います。

(2022年2月9日、アメーバブログに投稿した記事)

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