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コーデ例ほしさにパリ流ファッションスタイル診断を再び受けた話

どうも、狂った犬です。
狂っているので、3月にパリ流ファッションスタイル診断を受けたばかりなのに、6月末にまた受けました。
前回の結果にはとても納得していたのですが、「似合う服の傾向」を概念としてある程度理解できたら、今度は具体的なコーディネート例がほしくなってしまったのです。人間(犬だけど)の欲に果てはないのだ…。

今回はパリ流の養成講座もされているトモミ先生に、「ファションスタイルトータル診断」をお願いしました。
いただいたコーディネート例のイラストを掲載したので、ばーっとページスクロールしてイラストだけでも見ていただけたらうれしいです。自己顕示欲を隠さな犬。


パリ流ファッションスタイル診断とは

前回受診時の記事にまとめたので、そちらをご参照ください。とはいえ得体の知れない受診者の発言なんてなにひとつあてにならないので、トモミ先生のブログInstagramを読まれるのが一番おすすめです。

諸々の情報をものすごい勢いで要約すると、10種類のファッションタイプをメイン×サブ×アクセントに当てはめて、そのひとに似合うファッションのテイストを診断する手法です。この際、外見だけではなくて内面も見ていく…というのが特徴です。
この段落の文面はトモミ先生のInstagramを参考に錬成したので、気になる人はソースに飛ぼう!

受診者情報

・30代、在宅自営業、身長162cm
・パーソナルカラー(16分類):1st クリア・クールウィンター、2nd クールサマー
・骨格(12分類):リッチナチュラル
・顔タイプ:ソフトエレガント
・パーソナルデザイン(本家筋):ファッショナブル×ナチュラル×フェミニン(メイン不明)
・パリ流(1回目):Mナチュラル×Sクリエイティブ×Aトラディショナル(エレガントも◎)

自分ではめちゃくちゃ圧があって世界のすべてを破壊する力を秘めていると思われてもおかしくない見た目だと信じていましたが、前回のパリ流FS診断の際に「穏やか、柔らかい、軽やか」がとにかく強調され、友だちからも「無害そう、優しそう」と度々言われ、お客様から「親しみやすくてとても話しやすかったです!」とおっしゃっていただけたので、たぶんまったく圧がないし虫も殺せないような見た目をしているんだと思います。ちなみに好きな言葉は「暴力(あばれぢから)」です。

前回の結果であるナチュラル×クリエイティブについては、「ゆったりとした抜け感のある服を選んで、全体的に軽やかで柔らかな印象でまとめつつ、アシンメトリーや重ね着、テイストミックスで情報量を増やす」くらいの感覚で取り入れていました。特に「抜け感」「軽やか」「柔らか」が超大事なんだな~と実感できたのが強い。
骨格12分類でモード系をお勧めいただいたのですが、顔に合わなくて迷走気味だったので、パリ流でいい感じに解決できてほくほくしています。

パリ流を再診しても、メインとサブは変わらないのではないかな~と考えていました。強い直線が苦手で、少し曲線に寄ったほうがいいんじゃないかな…という感覚はあったので、Aは曲線系になるかもな~でも甘さはいらないしエレガント一択では!?くらいの感覚でした。

事前準備

診断の数日前に、全身写真5枚と分析質問表(内面の傾向を調べる質問集)とカウンセリング事項を送信しました。
あと、ZOOMでビデオ通話をするために、パソコンにミラーレス一眼を繋いだりしました。画質がめちゃくちゃよくなるだけではなく、使うレンズによっては実物よりも肌や髪の質感がよくなるので、下手な化粧よりも盛れることがわかりました。

カウンセリング事項には「クリエイティブ職のお客さまにハッタリかませるような服装を知りたいです!」みたいなことを書いた記憶があります。
私は謎コンサル的な仕事をしているので、ダサい服装も無難な服装も説得力の低下につながる恐れがあります。ファッション強者のお客さまに「今度は対面でお願いします~💖」と音声通話でおっしゃっていただいた直後だったのもあって、たすけて~と泣きながらメールをしたためました。

診断当日

トモミ先生は女性らしい曲線美が魅力的なおねえさんで、緊張していろんなことが脳内から消え飛びました。年上年下関係なく「きれいなお姉さん」に弱いんですよ…。これはフラグです。

カウンセリング事項の確認をしてから、各ファッションタイプの説明を受けました。私は素で前回のパリ流受診歴を書き忘れたので、初めて説明を聞く犬の顔をしていました。

メイン決め

最初に、私の印象のキーワードを挙げていただきました。
優しい、穏やか、自然体、女性らしい、柔らかい…
「優しい」が頻出していたので、相当優しそうな雰囲気なんだと思います。

続いて、メインスタイルを遠いタイプから外していくのですが、今回はすべてトモミ先生に選んでいただきました。

以下、外れた順番です。

1. シック:都会的・シャープ・スタイリッシュさは不要、直線が強すぎる
2. トラディショナル:お堅すぎる
3. スポーティー:「運動していそう!」という快活な印象ではない
4. クラシック:シンプルすぎて物足りない
5. セクシー:濃厚さが重い、職業的にミステリアスさがあってもいいけれどセクシーではなくて不思議系
6. ドラマティック:コーデ写真を見たら意外と大きい模様もいけるけれど、ぱっと見「うおっ」とはならない
7. ロマンティック:子どもっぽすぎる

直線が強いタイプから消えました。
前回アクセントに入ったトラディショナルが秒で外れて草ですが、これは対面と通話での印象の差かな~と。体つきが直線的なので…。
ドラマティックが中盤まで残ったのは、提出した写真の違いが原因だと思います。前回は大きな模様のある服を着た写真を送りませんでした。

あと、セクシーを消す際に「声が特徴的」というお話しもしていただきました。高くないけれどかわいい系で、不思議な印象とのこと。
たしかに、友だちにも「クマのぬいぐるみがしゃべったときの声」「ゆるキャラみたい」と言われたことがあります。そっちのかわいい系かよ。

残りが「ナチュラル」「エレガント」「クリエイティブ」だけになった段階で、いったん写真確認のターンとなりました。前回も終盤まで残ったこの3タイプはやはり僅差なのか、かなり悩まれてました…。

8.  クリエイティブ:どこかに個性は入れたくなるけれど、全身クリエイティブだと服に目がいってしまうかも…?
9.  エレガント:理論的には似合うけれどメインにするとコンサバになりすぎる、あえてそういう格好をしている人になってしまう

以上の流れをへて、メインは「ナチュラル」になりました!
「優しい」「穏やか」「自然体」というキーワードと一致すること、ゆるっとした空気感が似合うこと、PC冬だけれどベージュもいけること…あたりが決め手になったようです。

ちなみに、エレガントを消す際に出てきた「理論的には」という言葉は、キーワードで挙げていただいた「女性らしい」を指すのかな…と思っています。

サブ決め

「遠いタイプから4番目まではサブにも入らない(うろ覚え)」という説明をしていただいた上で、サブを検討していただきました。
(当初は参考となる芸能人のお名前も掲載していましたが、私の記憶のみが頼りの情報が“又聞き”の形で拡散されるのはよろしくないよな~と思って削除しました…)

【ナチュラル×セクシー】
エスニック・エキゾチックな感じの組み合わせ。特にエスニックである必要はないかな…。

【ナチュラル×ドラマティック】
そこまで迫力がない。

【ナチュラル×ロマンティック】
森がありそうな雰囲気の組み合わせ。森っぽいかはともかく甘すぎる。

【ナチュラル×クリエイティブ】
個性はほしいし、職業も考えるとクリエイティブかな…?

【ナチュラル×エレガント】
好感度が高くて透明感がある。理論的にはエレガントも似合う…ので迷う。

「サブ:クリエイティブ、アクセント:エレガント」にするか、「サブ:クリエイティブ&エレガント」にするか、だいぶ悩まれてらっしゃいました。
そして「こんなに迷うなら、サブを2つにしましょう!」ということで、サブは「クリエイティブ&エレガント」になりました!

メイン:ナチュラル
サブ:クリエイティブ&エレガント


全体的にはナチュラルの優しく穏やかな雰囲気。着飾りすぎない
ゆったり感。
随所にクリエイティブの個性と、エレガントの上品な女性らしさを入れる。

ここで分析質問表の採点・確認タイムとなりました。

1位:ナチュラル/スポーティー、ドラマティック/クリエイティブ
2位:シック/エレガント
3位:ロマンティック/セクシー、クラシック/トラディショナル

内面とファッションタイプが完全一致でした。お疲れ様です。(3ヶ月ぶり2回目)

エレガントは内面的な要素というよりは、見た目の女性らしさを意識するための要素とのこと。トモミ先生が「自分で思っている以上に曲線大事ですよ!」とおっしゃっていました。

その後、コーデ画像を見た上でメインタイプ当てクイズをし、ネットショップの画面共有をしながら自分用のアイテムの見分け方を教えていただきました。特にエレガント。「曲線!大事なんで!」と何度も強調されました。

質疑応答

Q. 曲線の取り入れ方
A. とりあえず顔周りは曲線必須。鞄や靴もシャープで硬いものは避ける。柔らかいスエードとかおすすめ。

Q. 柄物の取り入れ方
A. 柄物は部分的に。トップスが柄物の場合は無地のボトムス、ボトムスが柄物の場合は無地のトップス。

Q. 似合う柄
A. ボタニカル柄がおすすめ。葉っぱや茎など、緑の多さがポイント。
どちらかといえば北寄りのボタニカル。南国ではない。
写実的すぎるものはシャープな印象になりやすいから避ける。
曲線の多い柄を選ぶ。ただしリバティプリントまでいくとかわいすぎ。

アニマル柄はおしゃれ感のある動物(鳥とかキリンとか)がおすすめ。小動物だと子どもっぽすぎて、猛禽類や肉食獣だと怖すぎる。

Q. 似合う香水
A. ウッディにフローラルが入っていて、ちょっと個性的なもの。ディプティックがおすすめで、このブランドなら好みで決めてもOK。

Q. スカートの選び方
A. ロング丈か膝下丈
落ち感があって風になびきそうな生地が◎。ティアードスカートや、すとんと落ちるチュールもおすすめ。

Q. 歳相応な印象の作り方
A. ナチュラル&エレガントのイメージカラーを選択。色のトーンを統一して、落ち着いて穏やかな感じにする。
クリエイティブ要素は小物の形状で取り入れる。「よく見るとこだわりを感じる」アイテム。
落ち着いている感を強めに出したいときは、エレガント要素を多めにすると◎。

Q. ネックレスがあまり得意ではないんです…。
A. シンプルすぎるのでは? 大きめでちょっと不思議感のあるネックレスがおすすめ。変形デザインを積極的に取り入れる。アシンメトリー◎。

Q. 似合う花
A. グリーンベルサンダーソニアブルニア

フリー素材がなかったから自分で描いた

診断後

数日後、PDFで資料&追加のコーディネート例を受け取りました。
基本の資料にはファッションタイプの説明の他、コーデ例×2や似合う香水、オススメのブランドなどが掲載されています。

私がコーデ例以外で特に楽しみにしていたのは、キーワードとキャッチフレーズです。私のキャラデザ(?)から見てとれる印象になるので、気にならないわけがないです。といっても、キーワードは診断中にお教えいただいているのですが…。

【キーワード】
穏やか、柔らかい、優しい、軽やかさ、自然体、リラックス

【キャッチフレーズ】
リラックス感のある優しさを纏う不思議な魅力のお姉さん

「お姉さん」だ!!!!!「お姉さん」って呼べーーーーーーー!!!!!!!!というテンションになりました。
「女性」よりもラフで、「お姉様」というほど圧がなく、「レディ」みたいに凜としているわけでもなく、柔らかさや自然さからくる“感じの良さ”に特化しているイメージなのかな~と言葉の印象から勝手に想像したりしています。
この「お姉さん」感については、コーデ例とあわせて見ることで「なるほど~!」となりました。これはたしかにおねえさん。
私のなかにある「お姉さん」という概念を言語化したら普通に気持ち悪かったので、いただいたコーデ例を下手なりにイラスト化してみました。

コーディネート例

パーソナルカラーや骨格も考慮していただいている感がとてもありました!「これはパーソナルカラー的にぼやけちゃうな~」とか「骨格的に無理!」みたいなコーデがなかったので…。
私はウエストマークが似合わないので、可能なかぎりトップスの裾は出して描いてみました。

コーディネート例1

一番好きなコーデです。初見の際、あまりのかわいさに動揺して、しばらく家のなかをぐるぐる歩き回っていました。
このコーデが一番手だったので、もしかしてもっとも濃厚に「似合う」が詰め込まれてるのかな…?と勝手に想像したりもしました。自分に都合のいい解釈なら任せろ~!

フレアスカートはレトロなボタニカル柄で、実物はもっと繊細で濃い作画です。このスカートが「かわいい」感の発生源なのかな~と思ったんですが、この柄、よく見るとそこまで甘くはないんですよね。
描きながらあれこれ考えてみたのですが、華やかなスカートとシンプルなブラウスとのコントラストや、黒いバッグと帽子のモード感がたまらなくおしゃれで、そのおしゃれさを「かわいい」と感じたようです。

コーディネート例2

シルクの変形ワンピースが主役だから、どこか浮世離れしているのにカジュアルでもあり不思議なコーデ。大人っぽくて、でも少女感がある…。
ワンピースの着用画を調べたら思った以上にスタイリッシュで、「シュッとしすぎでは…!?」となりました。クールな印象に寄りやすいからこそ、甘めの靴や鞄と合わせているんだろうなあ…とも思いました。
上級者テクすぎて応用できるかわからない。そして自分が着るイメージもわかない。だからこそ実践したい。少なくとも(?)変形ワンピースには手を出したいです。

ピアスがツバメ型でかわいい。2010年ごろの携帯同人サイトの素材っぽいモチーフ大好き。靴もオタク心をくすぐる…。
パールはきちんと感が出すぎてしまうので、水晶のビーズの2連ネックレスはぜったい便利だろうな~。


コーディネート例3

ざっくりめな総レースのブラウスにきれいめデニム、そこにあるのは実家のような安心感。
似たようなコーデをプロの方にお勧めいただくのは人生で2回目なので、間違いなく似合うんだと思います。一番実践のハードルが低いのもこのコーデ。
ブラウスは同じものを買おうと思います。こういう風通しがよすぎてなにも守れないトップス、得意な自覚があるので…。

すべてのコーデの中でも一番控えめで、一番日常使いしやすいかな~?という印象。たぶんサブ成分少なめで、メインのナチュラル要素がしっかり出ているから…?
サンダルの色を塗った途端、おしゃれな印象が格段にアップしたので、ゴールドのサンダルもほし~~~~~!となりました。全体的にお上品だからクリエイティブ要素(たぶん)のおしゃれ感が映える。

コーディネート例4

シャツワンピース、好き~~~~~!!とはしゃぎながら描きました。
とはいえシャツワンピースをきちんと着るのは似合わない自覚があるので(そもそもきちんと着ることを想定して組まれたコーデでもないと思う)、襟を抜いたり袖をまくったりして着崩しました。着崩したシャツワンピースってほんとにかわいくて…。
線画も塗りもこのコーデが一番楽だったので、ベースの情報量はかなり抑えられているのかな~という印象です。だから全身水彩にじみ模様という、冷静に考えたらなかなか大胆なワンピースでもすっきり感があるんだと思います。水色×無彩色という、配色の力も大きいと思うけど…。

青空っぽい爽やかで柔らかい柄なのに、よく見ると濃い青の斑(ふ)があったりして、「クセ強!!」となりました。ぱっと見は「ナチュラル×エレガントだ!(たぶん)」となるのですが、サンダルの甲がビニールだったりと、実はクリエイティブ要素がかなり強いのかな~という印象も受けました。

コーディネート例5

一番お仕事向けのコーデだと思う(かごバッグとサンダルから目をそらしながら)。
アイテム単体ではきれいめな印象が強いのですが(しかし私のきれいめのハードルが低すぎる気もします)、組み合わせるとなんだか独特の「ゆるさ」が出るな~と…。かごバッグのせいでは?
上半身の情報量がやたらと多いのですが(不規則な柄のブラウス、アシンメトリーなフリル、生地切り替えカーディガン、模様入りの袖…)下半身がシンプルなので、気持ちのいい抜け感がありますね! つまりクリエイティブ要素が強くなると、ナチュラルらしい抜け感がなくなってしまうんだろうな~と…。

それにしても、きれいめな白いパンツの「仕事できそう感」とか「頼りになりそう感」は絶大な気がするので、ビジネス寄りの話をするときに積極的に活用しようと思います。

まとめ

エレガントがアクセントからサブに昇格(?)した以外は1回目とほぼ同じ結果でしたが、より自分の装いに落とし込みやすくなった…気がします!
とにかく第三者目線では優しくて穏やかな印象が強いということがわかりました。今後は「もしかすると、私、かっこいい系が似合うのでは…!?」と血迷うことももうないでしょう。いやこれについては自分を信頼できないな…。

資料にも「自分で思う以上に曲線的な要素が大事だから!」と書かれていたので、エレガントらしい柔らかさも強く意識していこうと思います。
ちなみに、「Mナチュラル×Sクリエイティブ×Aエレガント」でも「Mナチュラル×Sエレガント×Aクリエイティブ」でも、どちらも似合うようです。裏を返せば、クリエイティブもエレガントも両方必要ってことかな~と…。

今回の主目的でもあったコーディネート例たちは、想像していたよりもかわいい寄りで衝撃的でした。
一般的には「かわいい」よりも「きれい」なのかもしれませんが、「きれいなお姉さん」は私にとっては「かわいい」なので…。このへん理路整然と説明できないんですが、とにかく私の「かわいい」という感覚に刺さるんです。
絵柄のデフォルメ感が「かわいい」に寄っている原因かな?と思ったのですが、コーデ例のPDFを見てもやっぱりかわいいので、かわいいことを認めざるをえません。

散々コーデ例に対して「かわいい」を連呼してきましたが、冷静に考えたら「私に似合うように」組まれているんですよね…。
私は「きれいなお姉さん」を前にすると妙にドキドキしてしまうので、自分で自分に照れてしまいかねません。顔面とか関係なく(なぜなら他人と目を合わせるのが苦手で顔も見られないから)、雰囲気が「きれいなお姉さん」なだけでもドキドキしてしまうので…。
しかしドキドキするということは好きということです。好きなら着るしかありません。「きれいなお姉さん」から逃げるな。

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