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パリ流ファッションスタイル診断を受けた話

初めまして、どこにでもいるごくふつうの犬です。
在宅ワーカーなので「装うこと」が不要なのですが、2023年に入ってからにわかに着衣への興味がわいてきました。
趣味はTRPGとスプラトゥーンです。そのためキャラデザ(TRPG用に全身立ち絵を描く)とコーデバトル(かわいいイカタコちゃんを自分好みにカスタムできる)をたしなんでおり、ファッションに興味を持つのは自明の理といえるでしょう。

パリ流受診のきっかけ

私はかつては都内のオフィスではたらく会社員でした。毎日「なに着て生きていけばいいんだ…?」と首をひねりながら海に行くような格好で出勤していたのですが(怒られなかった)、週5日も同じ時間、同じ場所に通うのが無理すぎて辞めました。
その後、自分の社会性のなさを「ちゃんとした格好さえできないからだ!」と服装のせいにして、イメージコンサルタントのお世話になったりしました。2016年のことです。
パーソナルカラー診断は「化粧しているのにノーメイクに見える」「清潔な服を着ていてもなんだか小汚い」という悩みを見事に解決してくれて、イメコンのちからってすげーとなりました。ですが、酒に昼寝に大忙しだったので、ファッションセンスも社会性も磨かれることなく、気づいたら6年くらいたっていました。

社会性の獲得のためにイメコンを受けたので、「自分の外見的な特徴に合った服装さえしていればよくない?」とうすらぼんやりと思っていました。性格に合っていようがいまいが、TPOに合っている範囲内で似合う格好さえできていればいいじゃん!みたいなノリです。実際できていたかというと、たぶんできていません。
そんな折にTRPG沼にはまり、「(ロールプレイが得意ではないから)どんなキャラクターなのか立ち絵である程度伝わればいいな~」という欲求が芽生え、服装にそのひとの内面って色濃く出るよなあ…という発想にようやく至りました。
キャラデザをするにはファッションの引き出しを増やす必要があるので、ペンタブ片手にZOZOやWEARを眺める機会も増え、「幅広い意味で自分らしい装い」というものにも興味がわいてきました。

パリ流ファッションスタイル診断の存在を知ったのはつい最近のことです。
見た目の具体的な構成要素だけではなく、全体的な雰囲気や内面も考慮しながら似合うファッションを診断してくれる…という理解の上で、「たのしそ~!」と受診を決めました。

長々と書きましたが、事前カウンセリングでは「似合う要素はある程度わかったけど、要素同士をうまく組み合わせられない」と記入しました。これもまた紛れもない本音です。

パリ流ファッションスタイル診断とは

この記事は自分のメモを参考に自分のために書いたので、診断士の育成もなさっているトモミ先生のブログを読んだほうがぜったいにいいです。どんなに説得力があるようでも、私のようなただの受診者の発言ほどあてにならないものはこの世に存在しないので…。

パリ流には10種類のファッションスタイルがあり、「メイン」「サブ」「アクセント」の組み合わせでファッションのゴール像をいっしょに考えてもらえます。
顔立ちや体つき加えて、見た目の印象や仕草やしゃべり方を含めた雰囲気も大事で、事前アンケートの項目が多かったり、性格テストの結果も参考にしたり…と、似合うファッションについて総合的に見てもらえます。

  • メイン:第一印象、全体の雰囲気

  • サブ:細部、個性、近くで見た際の意外性とか

  • アクセント:印象の調整、内面の反映

メインが「どんなラーメン屋なのか(町中華なのか、家系なのか、はたまた二郎なのか)」、サブが「スープの味(しょうゆ、しお、つけ麺…)」、アクセントが「トッピングや味変」だと理解しました。

カジュアルグループ

  • ナチュラル:穏やか、雄大、リラックス感、話しかけやすい、スポーティーほど動きはない、ブラウン・ベージュ・カーキ

  • スポーティー:明るい、話しかけてくれそう、ポップ、動きがある、機能性重視のため露出も似合う

女性らしいグループ

  • ロマンティック:少女っぽい、ふわふわ、メルヘン、漫画の実写版、パステルカラー、昼、妖精みたいな軽さ

  • セクシー:色気、華やか、社交場、夜、露出が似合う

ベーシックグループ

  • クラシック:そぎ落とされたシンプルさ、知的、真面目、しっかりしていそう、制服着ていそう、優等生

  • トラディショナル:かっちり、マスキュラン、クラシックに比べて装飾性有り、仕事の出来る上司、女政治家、男社会で道を切り拓く

洗練・上品グループ

  • シック:モデルのような格好よさ、迫力がある、シュッとした、怖いくらいかっこいい

  • エレガント:上流階級っぽさ、お嬢様、奥ゆかしい、お上品、おしとやか、汗をかいたことなさそう

個性グループ

  • クリエイティブ:アーティスト、小粋、小洒落た、内面の影響大(本人が好きではないとその服装にはならない感)

  • ドラマティック:迫力がある、存在感、外見の影響大(本人に負けない存在感の服装をしている)、前から来たら道を空けてしまう

受診者情報

  • 30代、在宅自営業、身長162cm

  • パーソナルカラー(16分類):1st クール・クリアウィンター、2nd クールサマー

  • 骨格タイプ(12分類):リッチナチュラル

  • 顔タイプ:ソフトエレガント

  • パーソナルデザイン(本家筋):ファッショナブル×ナチュラル×フェミニン(メイン不明)

パーソナルデザインが摩訶不思議なことになっていますが、サロンで暫定ロマンスナチュラルになった後、お買い物同行で「さてはロマンスじゃないわね!?」となった結果です。力尽くで2タイプに絞ったところで実用性ないだろ感が強かったので納得しています。

属性の羅列だけではイメージがつかみづらいと思うので、もう少し具体的な話をすると、見た目はバリヤードに似ています。顔だけじゃなくて体つきもバリヤー度が高いです。
ポケモン以外だと、柴犬(黒)に似ていると言われ続けています。柴犬はとてもかわいい生きものなのでうれしいです。

イメコンを受けた上での悩み(というほどでもない)は、「で、どの系統の服装が一番いいんだ?」です。
きれいめカジュアルは系統としては合っている気がするのですが、シンプルすぎて部屋着感があります。モード系は遠目には似合っていると思うのですが、顔がまろやかすぎます。美人百花系もわりといけるのですが、生活に合っていなさすぎます。

事前準備

せっかくなら対面がよかったので、LaCiSaさんで受診しました。顔面がまったりしているので、対面じゃないと骨・筋肉・脂肪の三位一体パワー系ボディの“““圧”””が伝わらないかと思いまして…。

事前カウンセリングと性格診断をGoogleフォームで回答し、普段の服装の写真と「好きなイメージ・雰囲気集」を送りました。

恥を忍んで、送った写真(の一部)も掲載しておきます。受診前のすがたはダサいほうが説得力あるんだよ!!!!!!!!!!

パリ流受診を決めてからあわてて撮った普段着たち

ふだんからこういう語り口なので身バレしてもいいか…と思いましたが、近所のひとが「あっ…」となったら嫌ですね。

結果予想

多少はパリ流について予習しておくか…という多少の真面目さと、主観と客観のズレを味わいたいという大いなる欲望を解き放ち、診断結果を予想をして遊んでおきました。

M:ナチュラル S:シック A:エレガント
正直なにもわからなかったのですが、デニムと麦わら帽子が得意なのでナチュラルかな~と思いました。
「避暑地にいそう」と複数人から言われたことがあるので、エレガントも入っていそうな気がしました。
そして画像左下のポンチョコートがやたらと似合っているような気がしたので、モード要素もありそうだな~とシックも入れてみました。が、シックのシャープな感じに負けるだろうからクリエイティブかも…でもカラフルも柄も苦手だな…現地で説明を聞かなきゃなにもわからん…となりました。

× 早々に消えそう:ロマンティック、セクシー、ドラマティック、クリエイティブ
△ 中盤に消えそう:スポーティー、トラディショナル
⚪︎ 終盤に消えそう:クラシック、エレガント
◎ 最後まで残りそう:ナチュラル、シック
※ただしシックとクリエイティブは逆かもしれない

好みはトラディショナルやスポーティーなのかな~と漠然と思っていましたが(バブアーやnanamicaが気になるので…)、好きだからこそ試着を繰り返して直線感やハリの強さに耐えられないことを確認済みです。

診断当日

慣れた土地で迷子になるという大失態を犯しました。おれはもうだめだ状態でしたが(でも心はなにもあきらめていない)、Mitsuki先生にサロンで優しく出迎えていただけてとても助かりました。
そして看板犬すずちゃんのテンションが高すぎて最高でした。隙あらばMitsuki先生に絡もうとしている。私にもわふわふしていただいたけたので、謹んでわしゃわしゃさせていただきました。いのち、かわい~~~~~!!!!!

メイン決め

パリ流は遠いタイプから外していくのですが、最初にロマンティックを上げたら止められました。幸先のいいスタートですね。

ならばとドラマティックを上げたら、「圧はまったくないですね!」と無事に消してもらえました。脚とか結構ムキムキなんですが、筋肉は圧にならない…。
そのまま「軽さが大事なタイプ」と重たいタイプから消していく流れになりました。亡き父から「おまえはヘリウムガスみたいに軽薄だな~」と言われて育ちましたが、煽りではなくて見た目の印象の話だったようです。

以下、消えていった順番です。

アクセントにも入りづらい
1. ドラマティック:重たさや圧がない
2. シック:強い存在感や怖さもない
3. セクシー:重たすぎるし濃密さもない

アクセントには入ってくるかも
4. トラディショナル:かっちり感が強すぎる
5. スポーティー:ポップな印象もない、もうちょっと静か

サブに入ってくる
6. クラシック:シンプルな分トラより軽いけれどかっちりしすぎ
7. ロマンティック:子どもっぽすぎるし甘すぎる

ここからが迷いどころ
8. エレガント:上品さはあるけれどナチュ・クリが優先
9. クリエイティブ:リラックス感があるから第一印象はナチュラル

以上の流れで、「メイン:ナチュラル」に決まりました。
とはいえ完全にカジュアルでもないので、サブが大事なようです。

ロマンティックの残留が意外でしたが、シンプルにまとめるよりは、甘さ控えめなレースやフリルもあったほうがしっくりくることを思い出しました。

サブ決め

メインのナチュラルと6~9番目に消えたタイプとの組み合わせを確認していきました。

ナチュラル×クラシック
超シンプルで飾らない雰囲気。少し硬くてさみしい。

ナチュラル×ロマンティック
ぽかぽかお日さまの下、やわらかさやあたたかみ。もう少し大人っぽい。

ナチュラル×エレガント
自然体で上品、落ち着き、別荘地、ハーブティーを飲んでいそう。悪くはないけれどシンプルすぎるかも。

ナチュラル×クリエイティブ
不思議な雰囲気、年齢不詳、かわいらしさと大人っぽさ、おもしろそう。芸能人ではYOUさんや永作博美さん。ポンチョコートが似合っているしこれ!

「S:クリエイティブ」になりました。
私は目と目が近すぎるので大人顔ですが顔は短めで、丸いタレ目ですが奥二重気味で目と眉が近く、骨感のある輪郭ですが顎先は丸いので、顔面の構成要素はなかなかちぐはぐです。だからクリエイティブ要素もあったほうがハマるのかな~と思ったりしました。
骨格リッチナチュラルは変形や生地切り替えが得意!と教わっていたので、戸惑いはないです。むしろ飲み込みやすい。

アクセント決め

アクセントで内面とのすり合わせをするかも~ということで、ここでいったん性格診断の結果を確認しました。

1位:ナチュラル/スポーティー 8点
1位:クリエイティブ/ドラマティック 8点

3位:シック/エレガント 5点
4位:クラシック/トラディショナル 4点
5位:ロマンティック/セクシー 3点

内面とファッションタイプが完全一致でした。お疲れ様です。

外見的な要因から「大人っぽさを足したい」ということでトラディショナルエレガントが浮上し、そのまま「どちらも行けますね!」となりました。私の趣味を考慮するとトラディショナルだけれど、やわらかい印象にしたいときはエレガントもいいよ!な感じです。
序盤で消えたタイプと終盤で消えたタイプ、どちらもアクセントになっておもしろいですね…。

結果

メイン:ナチュラル
サブ:クリエイティブ
アクセント:トラディショナル(エレガントでもOK)

「やわらかくて自然体な雰囲気のなかで、個性的なもので変化をつけましょう! その上で小物で大人っぽさを足すと良いです」という結果でした。

ナチュラルっぽい服は着心地がよくて動きやすくて手入れも楽なのでサイコ~!となりました。我慢せずにおしゃれができていいんですか!?

クリエイティブらしい変化をつけるには色味と素材が大事で、ナチュラルのやわらかさに金属ボタン等で硬さを加えたり、生地の切り替えのある服を選んだり、ポイントカラーを入れたり…。
アシンメトリーも超良い!と教えていただき、やはりな…となりました。左右非対称のほうがしっくりくるので、右耳だけ軟骨にもピアス穴を空けていたりします。でも片耳しか出さない髪型の日がほとんどだな。
まばらで不規則な柄もクリエイティブ要素らしいです。規則性と密な配置が苦手すぎる自覚があったので、納得しかありませんでした。

アクセントにトラディショナルを使う場合、靴や鞄、腕時計がおすすめとのことでした。たしかにきちんと感のある靴さえ履いておけばわりとどうにかなる感があります。
フォーマルにしたい場合はエレガントに寄せればOKなので、あまり服に困らないタイプかもしれません。

質疑応答

ここからは自分なりの「これならいけるかな?」や、「診断結果関係なく私はこれが好き!」も隙あらば語っています。こんな記事を読んでいる暇があったらZOZOTOWNでも眺めてろ。

Q. 似合う色は?
A. さわやかでやわらかい色が得意なので、パーソナルカラーを考慮すると白・グレージュ・淡いグリーン・薄い水色がおすすめ。ワンポイントでビビッドカラーもOK。

当日持っていたHMAENのショルダーバッグがグレージュのシュリンクレザーにスカイブルーのコバだったのですが、Mitsuki先生に「それ、ナチュラル×クリエイティブですね!」と教えていただきました。あまりにしっくりくる質感と配色だから、このシリーズのサコッシュとボストンバッグとボディバッグとクラッチバッグとミニ財布も持っています…。

HMAENのショルダーバッグ

Q. 得意なモチーフは?
A. 植物動物。サブがクリエイティブなので、動物はデフォルメ感のあるものを。ロエベのエレファントバッグとか。

エレファントバッグがあまりにも趣味ど真ん中で「!?!?!?」となりました。ああいう造形に弱すぎる。稼ぐか。

手持ちのリュックの中では一番出番の多いル・ボナーのネコリュックも動物モチーフです。かわいいので写真を載せます。

脚立の上のネコ

そういえば最近買ったスカーフが植物×動物柄でした。リバーシブルですが、裏のドット柄も歪で不規則なので得意ですね…。

摩訶不思議ワールド

Q. 似合うインテリアは?
A. 観葉植物! コウモリラン、ミリオンバンブー、フペルジア・ゴエベリーなど、少し変わった形の品種。

コウモリラン、なんと3年前から育てています。下の記事を読んで、「なんだこの植物!?きもっ!?好き!!!!!!」となって、ガーデニングショップに走りました。このひとの部屋、今見てもめちゃくちゃ好きだな…。
20㎡ワンルームは床、壁、天井まで収納として使う(三鷹台)|みんなの部屋 | ROOMIE(ルーミー)

自宅のコウモリランたち


Q. 似合うブランド
A. mame kurogouchi、CLANE、KBFなど。セレクトショップもおすすめ。

骨格のおかげで大人向けカジュアルが得意、かつオーバーサイズほぼ必須(腕が長すぎてたやすく寸足らずになる)のため服の選択肢が多く、そしてクリエイティブというワイルドカードが配られてしまったので、正直ブランドはそんなにこだわらなくてもいいのかもしれません。お気に入りのセレクトショップを見つけるのが大事かも。

Q. アクセサリーのサイズ感は?
A. 小さくない。ピアスやネックレスは大きめもOK。ピアスは長くて軽いもの、かつドーンとした感じではなくて集合体がおすすめ。

よく使うピアス、たしかにぜんぶ長いです。左右で違うものをつけてアシンメトリーにしたりとか。画像のチェーンピアスは、両耳につけるとシャープになりすぎるし…。

一番似合う気がするのは真ん中のセロトニン構造式

指輪も軽いですね。左の昭和すぎるプラチナリングは多分ひいばあさんの遺品です。印象を軽くするために磨いてキラキラさせようかな。

ピントが合っていないけれど掲載する

Q. 似合うスカートの条件が厳しいのでパンツメインでいい?
A. スカートは広がりすぎないほうがいいけれど、タイトすぎるとセクシーに寄ってしまう…。
パンツのほうが似合わせやすそう。細身でもゆるっと感必要、全体的にコンパクトにしつつも膝にゆとりがほしい。

事前送付した写真のパンツがすべてテーパードスキニーのXLサイズだったのですが、ちょうどいいゆるさとのことでした!
夏は暑いので、膝丈のチュニックにレギンスを合わせたりしてどうにかする。

Q. 広大すぎるデコルテを誤魔化したい
A. アシンメトリー(最強)、生地切り替え、重ね着、ボレロやケープ等の揺れ感のある布、ループタイ、胸ポケットでどうにかする!

ここから先はガチで診断とあんまり関係ない話なのですが、お気に入りのスウェットを着たはいいものの胸が広すぎて泣いていたら、同居人がスカーフを(あえて)不揃いなネクタイ結びにして余白を埋めてくれました。トラディショナルのきっちり感を抹殺すればスカーフもいける。いけなくてもやる。

これもまた診断とは関係ない話なのですが、ブローチもアシンメトリーを作りやすい気がしたので、ひいばあさんの遺品をいくつかもらってきました。令和のカジュアルに昭和の遺産をぶつけたらクリエイティブになりませんか!? ならなくてもやる。
エメラルドがついているほうは、地金がプラチナでダイヤたっぷりなんですよ…これをデニムブルゾンの胸元につけるってわけ…。

ひいばあさんの遺品シリーズ

Q. 仕事場にしたら似合いそうなお店は?
A. オリエンタルな雰囲気のお店(モロッコやトルコ風)、コテージ風カフェ。薄暗くて小物がごちゃごちゃあるのも似合う。
服装をナチュラル×クリエイティブでまとめて、ロケーションでトラディショナルを足してもOK。

事前送付した「好きなイメージ・雰囲気集」に純喫茶の写真を何枚か入れておいたのですが、「純喫茶はトラディショナルで、クリエイティブ要素もある」と教えていただきました。やった~! アクセントに趣味が反映されていると人生捗りますね。

コーヒーの大学院 ルミエール・ド・パリ

Q. 似合うメイクは?
A. ナチュラルメイク。クリエイティブ要素は不要。自然な眉、ラインをとらないリップなど…。YOUさんや夏帆さんを参考に!

濃い化粧が本当に似合わないというか、顔に色を乗せただけでうるさくなるので、やっぱりナチュラルメイク一択ですよね~となりました。ていねいに薄化粧してる。
元より透明感重視の化粧をしていたのですが(マットで老いてくすみで死相が浮かぶので)、眉マスカラ駆使してリップの色もより軽くしたらいい感じになりました。

Q. 似合う髪型は?
A. アシンメトリー(毛先のハネる向きを逆にしたり…)、ウルフカットなどエアリー感のある髪型。

硬質で青光りする強い髪なので、エアリー感を出すのが難しい…。でも好き。
もういっそのこと左右で髪の長さを変えちゃってもいいかな~とも思っています。会社員じゃないしサブカル職だし。アシンメトリーはすべてを解決する。

Q. 似合う香水の系統は?
A. 軽やかなウッディ系、精油までいかないアロマ系

手持ちではマイヤ・エンジャイのレ・フルールが特にいい感じだな~と思いました。
「しおれなかった木」をベースにお花と果物が渾然一体となっている、みずみずしいけれどノスタルジックな香りです。透明感がありつつもきれいすぎないのでしっくりくる。

ノーブレイナーのMELT INTO MIDNIGHTも「“私の”ナチュラル×クリエイティブでは!?」と思っていたのでとうとうポチりました。注文後1時間で発送されてわろた。
トップがシソで、ラストはチャイココアみたいな、優しくてちょっと不思議な香りです。ずっと嗅いでいたい。

おビュリーのリケン・デコスも不思議の森感があって最高ですがお値段!!!!!
夏はあまり香水をつけないので、比較的手を出しやすい価格のオイルを買ってみようかな~と金策中です。

Q. アクセントをエレガントにする場合は?
A. やわらかさを足すイメージで。ピアスを上品な揺れ感のあるものにする、アイロン必須な生地(でも空気をはらむ感じで)、落ち感のある生地。
靴をきれいめにする。革感の残っているパンプス、ヒールが細すぎるものは避ける(きれいめになりすぎないように)。
鞄もきれいめ。やわらかい革でできていて、形がちょっと変わっているもの。

「きちんとした格好」が苦手なことに気づきつつあるので、社会性が必要とされる場ではエレガント要素も鬼のように活用していきたいです。ちょっといいレストランに行くときとか、ホテルで茶をしばくときとか、意外と出番は多そう。

あと、Yライン一択な骨格ゆえに細身のパンツを履くことが多いので、気を抜くと全体の印象がシュッとしすぎ…みたいになりがちです。そういうときにエレガント要素を加えることで緩和できそう。

資料

診断後、PDFで資料を送っていただきました!

キャッチフレーズ

「穏やかな霧をまとった自分らしいバランス」
キャッチフレーズの意図は「霧をふんわりまとって少しだけミステリアスな印象×霧のなかにやわらかく透けて見えるユニークさ」とのこと。

診断前に自分のポンチョコート姿の写真を見て「霧の奈良公園で鹿に餌やっていそうだな…」と思ったので、「霧!?」となりました。
私には胡乱に見られたい願望があるのですが、いかつい格好もダウナーな格好も似合わないんだよな…と諦めていました。が、霧みたいな不定形で白っぽいイメージでいけばいいのか!となにかが掴めたような気がしました。胡乱で殴るのではなく胡乱をにおわせよう。
「気合いを入れて装うぞ!」感が皆無なところも好きです。たしかに気合いの感じられない服装のほうがしっくりくるんだよな…。

スウェットにスカーフ等、よくわからない組み合わせで調和がとれることも確認できたので、キャッチフレーズの末尾が「バランス」になっているのも「たしかにそうなるわ~!」でした。自分という存在をぜったいに固定されたくないので、とてもいいキャッチフレーズをいただきました…。

キーワード

「やわらかな、ノンシャラン、ユニーク、アシンメトリー」

やわらかさやユニークさ、アシンメトリーは診断時にも強調されていたので「やっぱ大事か~!」となりましたが、ノンシャランは初耳ワードでした。
手持ちの服をいかに着崩すか試行錯誤中に資料をいただいたので、ぐぐって無頓着“風”という解釈を得て「それだー!」となりました。「なんかそのへんにあった服を組み合わせました感」が、私の場合はおしゃれさにつながる気がします…。

アフターフォロー

自分でどんどん試して同居人や友人を巻き込みながら自己解決(?)していったので、実はアフターフォローをほとんど活用していません…。数ヶ月前に受診した骨格12分類との親和性が高いというのもあるかも。
なので、好奇心9割で「よくある質問(?)」をさせていただきました。

Q. パーソナルカラーを無視したイメージカラー
A. グレーがかった青みのグリーン(千草色など)。

好き! 結婚しよ。
香水とか選ぶ際の参考にもなりそう。

Q. 居そうな場所
A. ボタニカルカフェ(Les Grands Arbresなど)、ディズニーランド クリッターカントリー、Rune Guneriussen作品

漠然と「森かな…」と思っていたので、画像検索して「なるほどな!?」と大喜びしていました。ファンタジー世界一歩手前の「ここではないどこか」感もありますね。
仕事用のポートフォリオを撮ることになったら軽井沢あたりまで行こうかな。

Q. 季節や天気のイメージ
A. 夏の森、靄がかってまだ肌寒いなか、うっすらと太陽が透けて見える早朝。

これめちゃくちゃ服装の雰囲気をつかみやすいですね!
朝のお散歩感ある格好、すごく得意…な気がする…。

Q. どんな職業っぽいか
A. コテージや古民家などをアトリエにして絵や陶芸をしている人。

無職じゃなかった! けどほんのり浮世離れしている感があってわろた。
これも服装の雰囲気をつかみやすいですね。アトリエコート好きだからほしい。

Q. 雰囲気の近い二次元キャラクター
A. 『ポケモン サン/ムーン』のマツリカ、『Steins;Gate』の阿万音鈴羽。

かわいいちゃんたちじゃん!! 愛した。
自分の服装というよりはキャラデザ面での興味でお訊きしたのですが、どちらもタレ目なので、目もとの印象が大きいタイプなのかもしれません。あとふたりとも不思議な感じがありますね…。
マツリカで思い出したんですが、私に激似のバリヤードもフェアリータイプです。

感想

全体の雰囲気が診断のベースにあるので、各種イメコンを受けてすでにそろっていた材料がバチバチっとはまっていく感覚がありました!
私は理屈をこねくり回したり考察を重ねるよりも、実践と継続しやすさを重視するほうが好きです。なので、パリ流の「全体の雰囲気さえ合っていればOK!」な感じはとても合っていました。

とはいえ、骨格やパーソナルカラーという属性があらかた判明していたからこそ、「だいたいこのへんを組み合わせとけばどうにかなるだろ」が自分でもある程度判断できるのかな~と…。

シンプルカジュアルが基本的な方向性なんだろうな…ということには薄々気づいていたのですが、パリ流で「外し」が大事なタイプだとわかって、服装の方向性が一気につかめた気がします。
「こういうコンセプトがあってこういう格好をしてます」ではなくて、「適当にアイテムを組み合わせたらこうなりました」で、逆に統一感もおしゃれ感も出る…んじゃないかな…。
シンプルな服にはアクセサリーをちょい足しして、かっちりした服は着崩して、「メイン:ナチュラル」っぽいゆるい雰囲気になるようにすればいいといいますか。そしてちょい足しと着崩しが「サブ:クリエイティブ」につながるわけです。たぶん。自分が気持ちのいい着こなしさえできればいいんだよ!

ちなみにこれは今回ブツ撮りに使ったカメラなんですが、私の美意識ではとてもかわいいフォルムをしています。この画像の角度からでは造形の尖りっぷりがわかりませんね。まったく使いこなせていませんが見た目がよすぎる…。

シグマのdp2という変態コンデジ

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