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ナミュールは武豊と新コンビでヴィクトリアマイルへ
ヴィクトリアマイルでナミュールの鞍上が武豊に決定した。
GⅠで1番人気濃厚な馬が武豊と新コンビを結成するのは、20年ほど前にはよくあるシチュエーションだった。
ナミュールは僕の出資馬だ。
その母、サンブルエミューズも。
特徴は熟知している。
最初はスタートに課題があった。
そしてスローの瞬発力勝負に強い、なのにスローペースだとかかってしまう。
スタートは横山武史騎手が改善してくれた。
しかし、その代わりに爆発力が少しずつ足りなくなり、そこそこ強いだけの馬になってしまっていた。
昨年、東京新聞杯で2着になったときは落胆した。
スペシャルな馬ではないと思った。
その後のヴィクトリアマイル、安田記念は悲しくなってしまった。
苦しいレースが続き、競馬とははこんなものなのかと。
ナミュールの実力も信じられなくなってしまった。
横山武史騎手のコメントに失望もした。
ルメールも、武豊も、川田も福永元騎手も、不利を受けないよう最善を尽くして乗っているのに、怒りよりも馬を労わってほしかった。
風向きが変わったのは、モレイラとの富士S。
重賞ではじめてスムーズな競馬。
そしてあのマイルCS、藤岡康太騎手は勇気を持って後方で脚を溜めた。
その後の香港・ドバイでは牡馬の強豪相手に、同じく後方で脚を溜める競馬を選択して善戦。
そして待望の日本での出走、レースはヴィクトリアマイル。
鞍上は武豊。
もちろんファーストチョイスではないと思う。
康太騎手の不在
ルメールの怪我
モレイラは他馬
それでも、武豊を選んでくれた陣営に感謝したい。
ニュースを見たときは不覚にも茫然自失してしまった。
ナミュールは道中で動かしてしまってはいけない。
道中は馬への不安を最小限に抑え、少しずつギアを上げて、ブレーキをかけずにトップスピードに持っていく必要がある。
それは母系の奥にあるダンシングブレーヴの証明ではないか。
川田騎手、横山武史騎手、オシェア騎手はそういう騎乗は苦手だ。
良くも悪くも自分で馬を動かしてしまう。
キズナ、ドウデュースのダービーを見てほしい。
トーセンラーのマイルCSを見てほしい。
武豊の得意とする戦法は正にナミュールの競馬と合致する。
出資者としての希望がある。
今年のマイルチャンピオンシップはなんとしても武豊で出走してほしい。
ヴィクトリアマイルは先行内枠が有利なことが多い。
差して勝つにはグランアレグリアのような、1ランク上の末脚が求められる。(ナミュールにグランアレグリアのような末脚はない)
安田記念は例年混戦になる。
雨も降る。
馬群が苦手なナミュールには厳しい競馬になると思う。
しかし、マイルチャンピオンシップなら。
直線で馬群がばらけ、末脚勝負に持ち込めるマイルチャンピオンシップなら今年も最有力だと思う。
その時の鞍上は武豊でなくては、昨年の再現は難しいと思うのだ。
ヴィクトリアマイルで勝ち、安田記念を善戦すれば、マイルチャンピオンシップを武豊で迎えることができるのではないか。
僕のキャロットクラブライフはクライマックスを迎えつつある。
まずはヴィクトリアマイルを勝ち、コンビの継続を。
ナミュールには少しでもいい、レースで武豊を助けてほしい。
枠は真ん中より外がよい。
少しの幸運を祈っている。
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