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20万円する"AKG製マイク”を買ったけど、もっと安くできたかもしれない話

音楽系のyoutubeやTiktokをやってる方も多いですよね。
筆者も例外なく頑張っているわけですが、マイクを変えてから音質が良くなった感じがあって、ニヤニヤしています。

まずは、どうのような音質なのか、お聴きください♪

マイクはAKG C414

映像にちょろっと映っている2つのマイク。

このマイクは、「コンデンサーマイク」という、電気を使うタイプのマイクです。

特徴として、小さな音までクリアにしっかり収音する特性があります。
特にAKGは全音域フラットかつ丁寧にひろうので、どんな楽器でも、音の加工をほとんどしないでいい音が得れる感じです。

ただこのマイク、ちょっとお高く手が出しにくいかもしれません。
アマゾンでは2台セットで20万円越え。。

ただこれ、いくつかシリーズがあって、一つの歌や楽器に絞って撮るだけだったら、3万円台のものをチョイスしても同じクオリティを得れたかもしれません。

下位グレードでも十分!

AKGのC014シリーズは、C414より安いC314やC214というものがあります。

これ、何が違うのかというと、ボタンの数。

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C414はシチュエーションに合わせて、いろんな設定ができるので万能!なのですが…
このボタン、プロのレコ―デングエンジニアでない限りほぼ使わないんです。一度設定を決めてしまうと、変更することはほとんどありません。

ダイアフラムはみんな一緒

"ダイアフラム"は音を収音するセンサーのような部分で、写真に写っている、"まるい形"をした部分の事です。

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ここが音質に一番関わるパーツなのですが、これが何と、全ての機種で統一されているんです。

なのでCシリーズは、高価になれば音質が向上するというよりも、機能が多彩になるというところの方が大きいといえます。

もし、いろんな楽器やシチュエーションを予定していないなら、C314やC214でも十分素敵な音で収音できると思います。

ピアノを録音するならC214

マイクの指向性の関係で(また後日解説します)C214を2台準備すると良い結果になると思います。
お代も1台3万円台から買えるようです。
アマゾン: https://amzn.to/34XRjyD

こんな感じにセッティングすると、動画のような音が得れますので参考まで!

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1つの楽器(Vo含む)ならC314

指向性を少し変えることがあると思うので、この場合はC314にするのが満足のいく結果になると思います。

お値段も5万円を切る価格になってきます。
アマゾン:https://amzn.to/2KRYzVK

または、ダイアフラムの性能を堪能したいだけなら、楽器用としてC214で3万円台におさえてもいいと思います!
AKGブランドの音質をこの価格で得有れるのはかなりコスパの良いマイクだと思います。

C414が20万を超える理由

なぜこの価格になってしまっているのかというと、2つ理由があります。

まず一つ目はボタンの貴重性

一つのマイクで、ボタン一つでこれだけの種類の性能を使い分けられる機種がかなり貴重です。
音もフラットだということから、まずこれを選んでおけば間違いないという、プロフェッショナルの現場では、かなり重宝するマイクだと思います。

もう一点は、stereo setの技術力です。

実はC414単体では6万円代で今は買うことができます。
それが2台で20万。
値段上がってるやないかーい!って突っ込みたくなります。

でも、コンデンサーマイクは同じ機種でも、製造工程で音質が若干変わるそうです。

そこでstereo setにするために、音質をピタッと合わせる作業が必要です。
それにはかなりの技術力が必要で、2台セットにする際に価格が高騰する理由となっています。

エントリ―としては廉価版で十分

AKG C214でも十分"AKGサウンド"を楽しむことができます。
悩まれている方は、まずは予算に合わせてC214 C314 C414から選んでみてください。

また今度、他の機種のマイクについてもレビューしていこうと思うので、ご興味ありましたら是非フォローください♪

ご質問などもコメント欄にてお気軽にどうぞ!

筆者について

重野 悠(起業家・作曲家)

主な担当作品:おおきなぞうとあっちゃんの星(プラネタリウム) / こどもちゃれんじ ステップ(教育用アニメーション) / テーマパークショー等
ワオン・ワークス株式会社 代表取締役

音楽アルバム: https://linkco.re/6BvrEg4g
note: https://note.com/yushigeno
twitter: https://twitter.com/YuShigeno




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