見出し画像

おとのわダイアローグ 〜グランドルールが自由を生み出す〜

2024年3月に「おとのわダイアローグ〜今日を生きる人たちの対話の場〜」の第0期がスタートしました。そして、あっという間にもう4月!このnoteでは、第1期の参加を検討している方に向けてその様子を書いておこうと思います。

「ルールがあることで自由に話せる」

自分の内側にあるものを自由に話せるためにはどうしたらいいだろう。
その感情や考えがあってもよいと肯定される体験は、どのようにして起きるだろう。

私はそんなことを考えながらコーチングや読書会をやっているわけなのですが、どうも私が思っている以上にグランドルールが効果を発揮しているようです。

先日、メンバーの1人がそれを一言で言い当ててくれました。

「この場にルールがあることで自由に話せる。」

それは、スポーツにルールがあるから楽しめるのと同じではないかと言ってくれました。0期のみなさんのフィードバックは本当に参考になる!!

そんなおとのわダイアローグの読書会のグランドルールはこちら。

<グランドルール>
1.間を埋めようとしない
2.心と体を緩めて、遊ぶように取り組む
 途中の離席OK、画面のON/OFFや姿勢は自由、頑張らない
3.正直にオープンに
 「わからない」、「ピンとこない」もOK
4.他者が話してくれたプライベートな話を許可なく口外しない
5.ご自身のスタイルや今までの学びも大切にしながら参加する
 本に書かれていることが正解ではない

私自身がこういう場が心地よいと思っているので、もう少し詳しく説明したいと思います。(ちょっと長いです)

1.間を埋めようとしない

それが正しいかどうか、的を得ているかどうかは置いておいて、私は真実味のある言葉、つまり、相手が本当にそう思っているんだなと感じられる言葉が好きです。でも、間を埋めようとすると、無理やり言葉を発するので真実味から離れてしまう感じがします。言葉にならないときはそのまま言葉にせずに待てる場でありたいなと思います。

2.心と体を緩めて、遊ぶように取り組む

「ずっとやりたかったことを、やりなさい」の本の中に、確か「本に出てくる課題は遊びのようなもの」ということが書かれていたので、この表現を選んでみました。仕事の時間ではないので、「ねばならない」、「こうあるべき」をできるだけ緩めて参加してほしい。せっかくだから、自分のための時間、自分を喜ばせる時間、自分に優しくする時間、自分を癒す時間、自分を勇気づける時間、自分を休ませる時間にしてほしい。1時間30分、パソコンの画面を眺めていると目や肩や腰が疲れてしまうので、途中で首を回したり、飲み物を取りに行ったり、お手洗いに行ったり、エアコンの温度を調整したり、快適な環境で参加してほしい。自分自身にもそう言い聞かせています。

3.正直にオープンに

違う意見もざっくばらんに言える場が大好きです。共感してもらえるのは嬉しいけれど、本当に共感したときに共感してほしい。共感できないときでも「あなたはそう思うんですね」と承認しながら、「私はこう思う」と言って大丈夫な場でありたい。気を遣ったり強がったりして、わかった気になって話さなきゃいけないのは少し寂しい。わからないと言っても大丈夫な場は嬉しい。あとは、「どう思う?」と聞かれて「今はまとまらないから言葉にしたくない」と正直に言えることも大事。そもそも、気の利いたことを言わなくても大丈夫だし、まとまったことを言わなくても大丈夫な場でありたい。
こんなふうに、まずは私が、言うのが躊躇されることも少し勇気を出して切り込みたいと思っています。(それが私の良さなのかなって。)

4.他者が話してくれたプライベートな話を許可なく口外しない

これはコーチングの守秘義務と同じ話で、安心して話すための条件として、その話が勝手に外に漏れないという約束が大切です。

自分が体験したことや自分が感じたことを話すことは、その場を深めるのに大きく貢献する行為だと感じているので、本当にいつも感謝の気持ちが湧きます。私は、他者の内面の葛藤や変化に耳を傾けたとき、同時に自分の中の声にも耳を傾ける体験が起こることがありました。私にとって、それが人とつながる体験なのもしれません。

(※ちなみに、自分のことを話すのと、自論を述べるのは違うのでご注意を!この説明上手くできてないなー。)

5.ご自身のスタイルや今までの学びも大切にしながら参加する

いつも多角的な視点を持っていたいし、実際に、何が良いかは場合によると思っているので、このルールを書きました。そうでないと本に書かれていることに賛成ばかりすることになって、真実味から離れてしまいます。私自身、いろんな本を読んでいると矛盾が起こることもあるので、「そんな考え方もあるよね」というくらいで受け取っておいて、好きな考え方を取り入れたり、その考えが役立つときには採用する、くらいの自由度をもって楽しむのが良いんじゃないかと思っています。

Iメッセージで伝える

さらに、グループコーチングでは、相手の話を聞いた後にIメッセージで感想を伝える、というコツをお伝えしています。

Iメッセージ = ”私”を主語にして伝えるメッセージ
例:「私は〜と感じました。」、「私には〜が伝わってきました。」
【効果】
相手に配慮しながら柔らかい印象で自分の主張を伝えることができる。
相手を決めつけず、判断は相手に任せることができる。

私自身、決めつけられるのがすごく嫌なんだと思います。でも、一人一人が受け取ったことや解釈したことも大切にしたいし、それを伝えてもらうことで役に立つこともある。そこで、Iメッセージを使うと柔らかい印象で伝えることができるのでおすすめです。

そういえば最近、私が一緒にいて心地良い友達は、日常会話でもIメッセージで伝えることが身体に馴染んでいる人が多いということに気がつきました。押し付けられず、判断を委ねてもらうというのは心地よいですね。


以上、今回はおとのわダイアローグのグランドルールについて書いてみました!!(長くなった)

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?