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【22-23 第10節 GAME2】vs秋田ノーザンハピネッツ

やっと開幕節以来の同一カード連勝です!
調子よく突っ走ってるチームからしたら現時点では大きな脅威ではないかもしれませんが、ずっと川崎の動向を追ってる者からすると大きな意味を持つのではないでしょうか。

はせの自覚

GAME1終盤のスティール、GAME2は終盤の2本の3Pで今節のヒーローとなったはせ。

UNSUNG HERO、エースキラーやいぶし銀、縁の下の力持ちと表現されることの多いはせですが、今季は攻撃面での貢献が素晴らしいです。

もともとはせのコーナースリーは昨シーズンから川崎の一つのカードだったのですが今シーズンはコーナーだけじゃなく全体的に3Pの試投とドライブが多いような印象です。

オフェンス時のウィング陣の脅威度合いが川崎の一つの課題だったのですが、昨シーズンはマット先生とビッグラインナップによってカバーされていました。

今シーズンは全てを作り変える中でここの課題にチームとして取り組んでいるように見えます。

実際シーズン開始直後はウィングにボールが落ちてもオフェンスが展開されず攻撃が重たくなる場面が多かったのですが、はせ・サトル・くま・まっすーと全員アタックの機会が増えています。

その日の調子次第でこのウィングアタックが得点になるかはまだ安定しないですが、その中でもはせのプレーの変容はずっと見てる人にはひと目で明らかなレベルだと思います。

サトル・くま・まっすーのディフェンス力(1on1もローテーションも)が上がったことによってはせの負担が減ったからできた余裕とも言えるかもしれません。

2試合連続我慢を体現できたことの収穫

GAME2もGAME1と同様、3Qまでは追いかける展開。

しかも3Qまでも流れが来て一気にいけそうな場面は多々あれど秋田のファインプレーや自分たちのミスでペースアップはなかなかできず。

この苦しい展開の中でこれまでは空中分解することが多かったのですが、攻守ともに細かい修整をずっと我慢して続けながら勝ちきれたのはチームの「勝てる」効力感を作る上で非常に重要だと思います。

CSのチャンピオンを狙うのであれば、楽に勝てる試合は少なく、うまくいかない試合の中でどうものにするかが問われます。

そのときに「うまくいかないからだめだ」と焦るチームなのか、共通の行動指針を持って我慢を継続して流れを掴めるかの力(言い換えると大崩れしないこと)は非常に重要です。

言葉にすると簡単なのですが、人間の心理上この我慢の成功体験がないとなかなか実現できるものではありません。

この成功体験をどれだけ積めるかがシーズンの一つの重要なポイントだとすると今節の2ゲームは川崎にとって2勝以上の価値があると思います。

12月の残りゴールは5勝3敗

過密日程の12月、残りは富山・宇都宮×2・千葉J×2・信州・京都×2。

全試合勝ってほしいし勝つ可能性もあるし、そうなったら最高ですが筆者の勝手な線引としては5勝3敗が及第点。かつ宇都宮と千葉からは少なくとも1勝は上げておきたい。

そういう予想の中で注目したいと思っているのが、敗ける試合の敗け方です。

事前のスカウティングや想定を外れた展開になったときにどれだけ試合中に個人レベルでもチームレベルでも戦術チューニングができるか(その兆しが見えるか)がチャンピオンになるという目標の試金石だと思っています。

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