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【23-24 第6節 Game1】川崎ブレイブサンダースvs島根スサノオマジック

7勝同士の対決となった第6節。
終始お互いに大きい流れは掴めず、掴ませずクロスゲームで進みましたが、最後は地元島根で祐眞が魅せてくれて何とか勝ち切りました。

島根はビュフォード選手とマーティン選手が出られず、高さで優位に立てるかと思いきや普段から40分フル出場に慣れまくってるニック・ケイ選手と、ステップアップしまくってる白濱選手、谷口選手、津山選手、晴山選手あたりに粘られました。

勝ちはしたものの「島根つえぇな…」って感想が残るゲームでした。


今日の殊勲は祐眞・竜青さん・飯田くん

開幕からなかなか3P率が上がってこなかった祐眞ですが、今日はアテンプトも多く4/8で勝負どころでも決めてくれて文句なしMVP!
解説でも言われてましたが、野﨑くん・飯田くん・納見くんあたりがステップアップしてくれてるのでプレータイムを20分台に抑えてクラッチタイムで出てこられるのが大きかった。

そして困ったときの竜青さん。後半良い流れを掴めそうなタイミングで島根に2本連続3Pを許して逆転を許し、その後のオフェンスも決め切られずいやーな雰囲気漂うところでタフなコーナー3Pを沈めて天秤をイーブンに戻してくれたり、大事なところでのバスケットカウントなど得点面でも目立ちました。そしてそれ以上に、島根のボールハンドラーに気持ちよくボールを持たせなかったり、ニカ選手のリバウンド後のボールへのスナップなど島根が乗りたいときに乗らせない試合コントロール、さすがでした。

もう一人は飯田くん!
3Qの停滞気味の流れの中で2本連続3Pヒット(3本目は惜しかった。でも打ってよし!)は圧巻でした。
飯田くん、3Pはもちろんいいんですが、それ以上に今日は安藤選手へのディフェンスが最高でした。
一番止めたいときはトーマス先生に、祐眞や竜青さんがつく時間帯もありましたが、飯田くんがついてる時間帯も強度落ちずに安藤選手&ニック・ケイ選手のピックアンドロールのところにちゃんと対応できているのがでかい。
ディフェンスでカウントできるので、コートに長い時間立たせられて、結果3Pも沈められるという循環が非常に強い。

良い試合だったものの、薄氷感はあった

点数の流れだけ追うと競った良い試合でした。
実際に見てても、川崎のディフェンスの脚は動くし、個別に見せ場もあって決してチームの雰囲気も悪くない。ミスのあとも簡単に崩れない。
が、今日は安藤選手とニック・ケイ選手のタッチは決して良くなかったのに助けられた面もあると見ています。
もちろんプレッシャーの賜物ではあるんですが「この一本決められると流れ大きく傾きそう。ディフェンスの心折れそう」という一本がフリーで打たれて結果外れてくれたという場面が3,4回はあったように思います。
ここをちゃんとシャットアウトできないと明日は安藤劇場、ニック・ケイ劇場になる可能性もまだまだあるので、油断したくない。
先週の大阪戦のGame1のあと賢次さんも言ってましたが「勝ったけど、やり返そう」の精神で明日も臨んでほしいです。

敢えて明日怖いワンプレーを挙げるとすると

島根の強力カードの一つに安藤選手とニック・ケイ選手のピックアンドロールがあります。ここには今日ショーディフェンスとファイトオーバーを多用して、次の展開にもカバーがいてある程度対応できた。そこからのスキップパスからの3Pはある程度許容する戦術も分かる。
実は怖いのが、安藤選手がハンドラーではない形での安藤選手&ニック・ケイ選手のオフボールスクリーン。
安藤選手の3Pは全部脅威なので放置はできないため、ジェイがショーをする。その間にケイ選手がゴール下にダイブするというケースがあるんですが、これが怖い。
ローテーション的にはせや野﨑くんが逆サイドまで出てこないといけないんですが、ケイ選手のウマさ的にはこれはバスケットカウントの格好の餌食。
今日はパサーの津山選手のところで迷いが生じてたので数秒ずれてもパスが飛んでこなかったですが「ここが空く」と分かってファーストオプションでボールを放り込まれるとズタズタにされる可能性があるなと思いました。
これへの対応はハンドラーのところのプレッシャーを上げるしかないので、祐眞・竜青さん・野﨑くんあたりのディフェンスが明日も鍵になるかなと思います。

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