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【23-24 第9節 Game2】川崎ブレイブサンダースvs長崎ヴェルカ

明確に川崎のオフェンスの起点のP&Rに対抗策を講じてきた長崎相手に、終始シーソーゲームで粘りましたが、今日は勝ちを呼び込めず。

三遠がなかなか敗けてくれないので、勝っておきたかったし、序盤とはいえ中地区2位に落ちてしまうのは悔しいですが、ここから何を成長につなげるか次第。

水曜日の三遠との直接対決は今後の順位決定にも大きく関わるので、絶対敗けを続けられないぞ!


流れを掴むべきポイントで掴めず

川崎のディフェンスに捕まらないよう、ニックのところでの1on1、その周囲へのキックアウトとオフェンス面でも戦術を極端に変えてきた長崎に対して、その勢いを終始止められず。

正直昨季のチームであれば何度も何度も大きく崩れてブローアウトとなってもおかしくない展開。

ここで耐えて耐えてずっと2ポゼッション以上は開けられず、最後の最後まで「勝ちの可能性がある」展開に持っていけたのはチームを評価していいポイントだと思います。

が、一方で今のチームの課題も浮き彫りになったかと思います。

「この一本」というオフェンス、ディフェンスともに共通認識がずれる場面があり、追い上げてひっくり返した展開から引き離しきれなかった。

特にセカンドユニットにおいて顕著だったように思います。

セカンドユニットの磨き上げ期か

バイウィーク前までで、トーマス先生の個人技やロスコのスピード、野﨑くんと飯田くんの3&Dの「やれる」って手応えは素晴らしかった。

個々人で見れば、これまでの川崎においてなかなかなかったレベルで機能しているセカンドユニットだと思います。

一方で、昨日のゲームでも現れてましたが、このユニット、ハーフコートオフェンスの連動がまだ弱い…

なので今日のような流れがまだどっちにもない展開で、強豪相手だとひっくり返しきれない…

今日の試合に関していえば、竜青さんが乗っており、それに合わせられる祐眞やはせを含んだファーストユニットに、4Qのオフィシャルタイムアウト明けに戻しても良かったかもしれない。

ただ個人的には4Qの終盤までセカンドユニットを引っ張ってリスクテイクをした賢次さんは良かったと見ています。

まず野﨑くんと飯田くんがリズムがない中でも良いタッチで3Pを沈めており、十分爆発できる可能性があったこと。
納見くんとロスコの判断が怪しいところもあったが、そこを修正できれば「勝ち」の可能性もあった。

ファーストユニットに戻せば、より盤石だったかもしれない。
が、それではCSまで見据えたときに「やはり最後はあの5人で」以外の選択肢が育たない。
チームとしてより強く課題を認識して、克服できれば仮に今日負けたとしても収穫の方が大きい。

なにより、まだシーズンが続く中で昨日のタフゲームのあとに全員25分以内にプレータイムを抑えていくんだという覚悟。

結果論で言えばファーストユニットに十分な時間が残されておらず捲くりきれなかったが、僕としては「分かる判断」だったと思います。

水曜日の三遠戦は何が何でも勝ちたい

勝ちが先行していて、西の強豪たちとも戦えて、24チーム中最高勝率でリーグ戦を駆け抜けられる可能性も見えているからこそ、目の前の一敗がクラクラするくらい悔しい。が、あくまで目標はBリーグの完全制覇。そのために必要な積み上げ、必要な悔しい経験はいくらでもしていいと思っています。

が、水曜日だけは別。
いつまで立っても負ける気配のない三遠は、中地区の順位争いでバチバチになるでしょう。
第1節の直接対決の結果のおかげで、今は勝率が並んだ場合川崎が上ですが、水曜日のゲームでこれをより盤石にしておきたい。
逆に負けると、ただゲーム差が1離れるだけじゃなく三遠を捲くるのにもう1ゲーム分上にいかないといけない。

勝てばまた中地区首位です。
いまだホーム敗けなしの三遠に、土をつけてやりましょう!

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