【23-24 第8節 Game2】川崎ブレイブサンダースvs群馬クレインサンダーズ
昨日の雪辱に燃える群馬をどう迎え撃つかが肝だったGame2。
前半はディフェンス強度を上げてきた群馬に対して、シュートセレクションが悪くオフェンスが停滞、からのターンオーバー連発で非常に重たい空気感。
なんとかディフェンスで持ちこたえたというか、群馬もじーつー以外が大きく爆発しなかったのでラッキーだった。
後半に祐眞を筆頭にオフェンスでの積極性が増して、勢いで押し切ったという試合でした。
何はともあれ、無事連勝して12勝2敗でバイウィークを迎えられたのは今後のリーグ戦を戦う上で大きなアドバンテージなので嬉しい!
守れど攻めれぬ
昨日のゲームではセカンドユニットに勢いを作ってもらって試合を支配しました。今日は昨日大きくは奮わなかったスタメンで試合を作れることを期待していましたが、そうは問屋が卸さぬ。
群馬のディフェンス強度が昨日より上がったこと、昨日のオフェンスのイメージを引っ張ってるのでキレイにクリエイトしようとしてしまいシュートセレクションが重くなったこと、結果小さなズレがターンオーバーに繋がったことが相まって30-31とロースコアな展開に。
ディフェンスはそれでも集中できていたので、群馬を31点に抑えられた(1点差でハーフタイムを迎えられた)のがキーポイントでした。
賢次さんがインタビューで「ここまでは新しいディフェンスシステムの構築。オフェンスは時間かけられなかったのでバイウィークで作っていく」と言ってたので合点がいきました。
その意味では、チームは計画通りに成長しているし、やるべきことを遂行していた結果かもしれません。
祐眞の背中をみんなが負う
重たい展開で半分を終えて迎えた後半は、祐眞がチームの雰囲気をがらっと変えてくれました。
祐眞には珍しいフローターや、アグレッシブなドライブ・カットインなど自分がゴールアタックして点を取る姿勢が見られた。
この姿勢がチーム全体に伝播したのが今日の
結果試合のテンポが少し上がり、じーつーも食らいついてきたので3Q前半は点の取り合いに。
Q後半で竜青さんの3Pあたりで群馬を篩い落としにかかれたのが大きかった。
前半はゲームメイクがなかなか不安だった納見くんもディフェンスやルーズボールからテンポを掴み、持ち前のセクシーなアシストや3Pも決まりゲーム全体通して取り返してくれました。
祐眞vsじーつーの展開は、川崎ファミリーからするとめちゃくちゃ胸が熱くなった。
祐眞が決めればじーつーがタフなショットを沈め、じーつーが沈めれば祐眞のボルテージが上がる。
一生見ていたいくらいのこの展開を、竜青さんの3Pで川崎に引き寄せたシーンは一生記憶に残しておきたいです。
バイウィークにオフェンスの共通認識を作れるか
三遠、琉球、大阪、島根など勝率高くここまで来ているチームとの試合も含めて開幕からここまで12勝2敗、中地区1位で来られたのは非常に大きい。
シーズン序盤はどこもベースを作っている最中で、星の行き来が激しいフェーズなのですが、ここで貯金を大きく作れたことはこのあとのシーズンが戦いやすくなります。
一方で、主力の離脱など厳しい台所事情のチームも多かったので、この戦績が「CSでの格付け」には繋がらないことは意識しておきたい。
あくまで「CS出場に向けて」一歩楽な状況を作れたと認識しておくのが良いと思います。
もう一点、勝ち星以上に良かったのがロスターの長期離脱がなかったことで「このフェーズで仕上げたいと思っていたことが計画通り仕上げられた」こと。
賢次さんが就任時にシーズンをいくつかのフェーズに分けて、テーマと目標を決めて優勝までの計画を立てると話していました。
昨季は序盤からマット先生の離脱があってこの計画が大きく崩れたこと、その間星も落としてしまったのでCS出場のためには目の前の一試合を勝つことを計画よりも優先せざるをえない状態だったことでとても厳しかった。
計画の前提には「全員が揃っている」があるため、ここがクリアできたのが大きかったです。
今日のインタビューで明らかになりましたが、おそらく開幕から最初のバイウィークまでのテーマはディフェンスシステムのアップデートをチーム全体に叩き込むこと。
その点でいうと開幕節ではローテーションがバラバラだったシーンが多かったのが、誰が出ても減ってきた印象で、うまくいってるのではないでしょうか。
一方でオフェンスは野﨑くんや飯田くんのステップアップ、トーマス先生とロスコの超絶脚力でほかチームからしたら想定外の要素で凌いできましたが、再現性が高いかというとそうでもないかもしれません。
ベースの戦略は強度の高いディフェンスから早いトランジション。セットオフェンスはまだまだ未熟な印象です。
ここ一本というときのオフェンスオプションが、今のメンバーならもっともっと持てるはず。
ということをバイウィークにどこまで仕上げて、バイウィーク明けから実践で磨いていくのが楽しみです!
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