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【お知らせ・追記あり】10月14日夜にドキュメンタリー映画「理大囲城」日本語字幕版がオンライン上映されます。

今月7日から行われていた「山形国際ドキュメンタリー映画祭」のコンペティションで、香港の2019年デモにおける香港理工大学包囲事件で立てこもりを余儀なくされた活動家たちの姿を捉えた「理大囲城」が大賞を受賞しました。

この理工大学包囲事件は、街のど真ん中にある理工大学付近で警察と衝突したデモ隊が大学のキャンパスに逃げ込み、学内に居合わせた、校内見学中の中高生を含む市民たちとともに警察の包囲網によって閉じ込められ、13日間の籠城を余儀なくされました。長引く事件は市民の目を釘付けにし、仕事を終えた人たちは早々に家路につき、終業後の街はゴーストタウンのようになったと言われています。そうして、人々は自宅で現場からのニュースにかじりついて進展を見守りました。閉じ込められてしまった人たちの家族は、包囲を解こうとしない警察に抗議して大学そばの路上に座り込みを行い、少なくとも閉じ込められてしまったティーンエージャーだけは助け出したいと中学・高校の校長たちがグループで支援活動を行ったりもしました。

本作品は2019年デモの最大の山場となったこの事件を、閉じ込められたキャンパス内の映像を集めて描き出しています。事件後の政府による粛正を避けるため、制作関係者の名前はすべて伏せられ、一人のクレジットも流れないという点も注目されました。

山形国際ドキュメンタリー映画祭では受賞を記念して10月14日午後9時半から、オンラインで日本語字幕付き同作品の再上映を決定。同映画祭での上映はこれが最後となり、今後の日本での上映はゲリラ的な上映になる可能性が高いため、ご興味のある方は今回ぜひ御覧ください。視聴の方法はこちらのサイトに掲載されています。↓

<参考記事>

Newsweek Japan: 国家安全法の水面下で聞いた「諦めない」香港人たちの本音


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