【ぶんぶくちゃいな】中国人観光客から日本がもっと学ぶべきこと
1月28日から春節が始まった。中華圏の旧暦のお正月である。
…なーんて説明はもう必要ないほど、ここ2年ほどで「春節」という言葉が日本にも浸透した。そのスピードたるや驚くほどだ。
もちろん、訪日観光客の爆発的な増大によるものである。だが、春節とともに中国人が大手をふるって7日間の休暇を楽しむ「国慶節」が「中国の建国記念日」ということは、まだ知られているとは言い難い。たぶん、「春節」は、台湾やその他の中華圏でも使われる(ただ、香港では「春節」より「農暦新年」あるいは「新年」という言葉のほうが一般的)ので、わかりやすいんだろう。
その中国人観光客だが、春節直前の1月26日に発表されたデータによると、2016年1年間に延べ1億2200万人が海外に出たという。延べ人数ながらほぼ日本の総人口に匹敵する。2015年と比べると、4.3%の伸びだが、とにかく分母の大きい国なので人数が半端なく、延べ人数にして5000万人も増えている。
もちろん、世界で最も多く海外観光客を送り出している国である。
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