創作物に自分をさらけだすとは
私は趣味で漫画や小説を描いたりする。
かいたら人に見せたくなるのが人間の性というやつで、
当然のように人に見せびらかすしネットでも公開するのだけど。
よく主人公=私と思われたり、私のことをよく知っている人からは
登場人物を知人にあてはめられたりと、まぁ私の生活を想像される。
それがなんとも言えない気持ちになってしまったこともあったり、
自分を偽りたいような気持ちになることもあり、
あえて自分と距離を置いて創作物をかいてみると、
「なんかコピペみたい」
って言われてしまうのだ。
私は漫画も小説も、わりと思いつきでかくことが多い。
オチも何も考えず思いつきでかき始めて、かき終わったときに
「あぁこれこういう話だったんだー」って自分でも初めて知る。
伝えたいメッセージがあって、それをかきたいときは、
逆算方式でストーリーを考えていく。
でも、不思議と「良い」と言われるのは、何も考えずにかいた方だったり。
肩の力がぬけて自然体なのもあるし、自分の中からわきあがるものを
出力しているのだから、自然に自分をさらけ出すことが
できているからだと思う。
主人公=私と思われるのは結構複雑な気持ちになるし、
そのままをかくことはたぶんないと思うけど、
ある程度、経験に基づいた感情とか、そういう生々しい感情がないと
創作物は面白味がないのだと思った。
人にしたって、色々隠してる人よりさらけだしている人の方が面白い。
創作物には嘘をつかないで、色々とさらけだしたり、こめていきたい。
でも自分のことについては、聞かれても今後答えないことにする。
話したくないことまで話して嫌な気持ちになる必要もないので。
だからそういう気持ちこそ、創作にこめていくのだ。