ラブフォーエバー

永田ラブフォーever

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朝になりそうな時間の暗さ、食パンはもう一年以上食べてない。 今夜も一緒に居られないから仕方なく帰路についた。時計が今日を終わらせた。 わたしもう恋の歌 歌えないよ。 貴方がこの街が好きとか嫌いとか、別にどうでもいいの、私がこの味が好きとか嫌いとか、別にどうでもいいでしょう。 花が枯れて、私の事やっと思い出した。虹が出て、また私の事やっと思い出した。故郷のホームセンター、3月のある日。 目眩がするみたいな そんなこともあったね。 競馬が見られる喫茶店、店主の気まぐれで値段が毎

    • はだしのひと

      嫌なことを嫌と言ったら返ってこなくなった、LINE。別に気にしてないから、と言いつつご飯が食べられなくなった。馬鹿みたいでしょう、私が始めたお話なのに、ところどころで上手くいかなくなって、最後は割れてしまうだけ。私のように立ち回れないくせして、私の真似をしないでよ。唇が割れて、血が出た。でも別にそんなのどうでもいいから。お皿を割って、本を破って、服を割いて、身の回りの完全なものをどんどん不完全にしていった。体は熱くなって、手先は怪我して、どうにかなっていたけど、頭の中だけはど

      • 白い部屋に居た日

        本当はダメなのに、いっぱいしてしまった時。本当は入っちゃダメな部屋に、入ってしまった時。 何かの境目を、誰かとの関係を、1つずつ潜るのがきっと好き。最初は入れなかった部屋が、1ヶ月後には入れる部屋になる。絡まっている紐を冷静に解くように、人間関係の建前を解く、芯に早いところ到達して、そのまま触れた。 「遊びに来ていいよ」と言われ、着替えを持って友人の家に遊びに行った。まだこんなに寒くなかった。お互いの髪の毛を乾かしあって、となりで仕事をして、同じお布団に入って、お喋りをした

        • 明暗

          冬の日の朝、晴天が好き。空気が張りつめていて、そこにいるとピリピリするみたいだった。誰もいないのに、「寒い」って口に出して言ってみた。新宿駅、JRの黄緑色がいつもより眩しく見えた。改札をぬけて、人の間を泳ぐようにして歩いた。私の存在は、瑞々しくて、あるようでない。そんな感じで大丈夫です。みんなが通勤に使う電車の反対側、車内に光が差し込んで私の体の上を時折くすぐってみせた。わたしなら、きっと、ほつれていても、可愛いと思います。これが、今月1番すっきりしていた日の朝です。 冬の

          正夢

          自分の罪が、夢に出た。行かないでって何回も言ったのに、結局離れたのは私の方だったこと。全部笑ってくれてたら良かったのにな。今まで私が傷つけたであろう人間が、目を真っ赤にして私を見ていた。夢の中では、私が虐げられた。でも、それがきっと正当な事なのかもな。1個ずつショックを受けて、他の人に対して「私より上手くいかないで欲しい」みたいな、そんな悲しい祈り方。情けない人、でもそんな気持ちがたまに来てしまうのももう23年も生きてたらわかる。気分が上下するのが嫌だから、出来るだけ早歩きで

          健全な日々

          寒くて嬉しかった代わりに、胃の中の幸せを全部吐いた。私があまりにも嘔吐くので、心配して水を用意してくれたこの家の住人の息は、さっきまで葡萄の香りがしていた。どんな薬物にも変え難い、それが冬の朝。結局修学旅行の日の朝、みたいなのが1番好きなんでしょ。私が数分前に言ったことも何も覚えてないんだろうな。いつも、全部私だけが覚えてるのかなって思えた。同じ場所と、同じ香り。冬に引力なんてなくて、あるのはただの事項だけだった。駅前の道にバナナの皮が落ちていて笑えた、些細な感動が、大きな波

          温室から見えた空

          柔らかい。ぷにぷにとした感覚。明日からのお仕事がすごく嫌。のどかな街で、消化試合みたいな、でもとっても贅沢なじんせい過ごしたい。お昼寝の街。時間が黄色い。好きな人たちを全員集めてひとつの町を作りたい。そんなとき。 みさきくんが6年過ごした街は、とても柔らかくて、包容力を感じる街だった。地元に帰らない気持ちも、よそで就職活動しなかった気持ちもわかるよ。わたしも、東京に帰って悲しくなった。 きっとみさきくんの思い出の場所が沢山あるんだ。あの街でもしかしたら彼は人生が終わるのかな。

          温室から見えた空

          冬の朝

          どれもこれも、全てゆめだったのかな、と思った。夢みたいに全部無かったこと。調べても出てこない、一方通行の恋。 私にくれた宝物みたいなキラキラが、私をこんなに苦しめるなんて思わなかった。楽しかった時が、怖い時になった。行かないで、私の好きな人。いずれ無くなってしまっても、また何処かで見つけてあげられないの。真冬のオフィス、1番暖かい席で私だけ頭が沸騰していて、風邪をひいた時みたいだった。わからないことは、わからないって素直に言えていたのに、いつの間にか言えなくなったとき。気を

          鋭利な日

          人格が何個かあって、それが毎日変わっていったらどうしよう。お腹がすいて眠れない。明日の夜にはここに居ない人。気温、低く、体温、高い。一緒に食べた絶品の味を、1個ずつ思い出したかったのに、やっぱり私ってば全部忘れちゃったんだよね。書いたことも、書かなかったことも、全部理解しようと努めてくれてありがとう。私だけの私じゃないってわかった。明日の朝、きっと会社に向かう道の途中、全部忘れてまた寂しくなるんだな。人生の軸がきっと変わってしまったの。最後の恋ってもう何回くちにした。ガムを噛

          欠けた月まで

          吹き抜け。朝。ご飯が無い。支度が終わらない。寝顔。午後何する。夕焼けは。明日のことを考えて、また1度、ちょっとだけ瞬き。 耳の後ろの匂いが好きだよ、本能的に。 明日になったら、また遠くに行くのに。今日このまま恋したらどうする。冬になるような街、明日の憂鬱より、昨日の悪口。隣にある寝顔がとても綺麗で安心した。奥歯がちょっと痛いけど、今の気持ちみたいで苦しい。行方が分からないけど、一緒にいたいの。大切な人。枕元のゴミ箱から、嫌な匂い。あんなに素敵な時間だったのにね。 良い日じ