勝負所

子ども達にとっても、私達教師にとっても、年に一度の大イベント
「第５４回体操発表会」が先日行われた。

子どもだけでなく、保護者の方も我が子の成長を
目の当たりにできる、感動の行事だ。

子ども達はお父さんお母さんに、
どれだけかっこいいところを見せられるか・・・
できるようになったところをどれだけ見てもらえるか・・・

気合いを入れて、毎日コツコツと練習に励んできた。

私達教師も、
一つ一つの技の完成度を、どれだけあげられるか・・・
子ども達が楽しく行えるためには、どのように工夫していくか・・・

日々、葛藤しながら行ってきた。

年少組は「楽しく！」をモットーに進めてきた。
本番が近づくにつれ、完成度を上げるために細かいところまで
繰り返し練習を行った。

最後の１週間は、教師も子どもも最後の追い上げ。

緊張やプレッシャーで
「もうやりたくない」という子を励まし、共に頑張ることで
「やりたくない」から「やってみる」に変わった。

そして、前日には子ども達から
「お父さんお母さんが、すごいって言ってくれるかな？」
「たくさん拍手してくれるかな？」
と楽しみにしている様子がうかがえた。

当日は、
今持っている力をどれだけ発揮できるか・・・
１年の集大成を、どこまで見せられるか・・・

まさに勝負所！！！

いつもとは違う場所にドキドキしながらも、
笑顔で終えたあと
子ども達から出てきた言葉は

「楽しかった！」

そして同時に
「逆立ち歩きができるようになりたい」
「側転ができるようになりたい」
という、次なる目標。

また１年後、今よりさらに上達した姿が今から
とても楽しみだ。

カイホ