自然に親しむ
先日、キノコの仙人にガイドしてもらいキノコ狩りへ。
今回の目当ては舞茸。
幻のキノコと言われるほど珍重される森の神秘を目指しいざ山へ。
ブナ科樹木のミズナラの木を探す。
ミズナラは急斜面に自生するため、山を熟知したプロが同伴でなければ遭難の危険性が高い。
登山道と違い、道なき道を枝や岩を掴みながら登る。
イガグリも落ちてくるため、急な登りで滑って手をつくと、トゲが刺さり、いてててててっ!!ってことに。
「見つけた!これはもしかして・・・」と何度仙人に言ったかわからない・・・。
約20種類のキノコを見つけたが、半数以上が食べてはいけないキノコ。
なかなか舞茸は見つからず、
いつしか栗拾いに(笑)
熊除けの鈴も虚しく鳴る。
途中、予想外の雨が降り予定ルートとは違う道へ。
山の神様に呼ばれたのだろうか・・・・。
木陰で雨宿りをしていたら、コナラの老木に生えていた天然の舞茸を発見!!
「やった~!!」
根本からそっと捻って木の葉のクッションと共に籠に入れた。
籠に入れることにも自然の知恵がある。
歩行の振動で籠の隙間から菌を地面に落とす。
そうすることで次のキノコが生えてくる。
素晴らしい自然の循環だ。キノコを採る時も、根こそぎ採るのではなく、根っこを少し残しておく。
収穫した時も、直ぐに砂などをブラシで使い掃除する。
この掃除によって菌をその場に残す・・・
それが山や自然に対する優しさである。
自然を守り築いた先人たちの努力や苦労は計り知れない。
「キノコは湯がいて醤油で煮て食べるのが一番」
それがこの地のキノコの食べ方だ。
こんなにおいしいキノコは初めてだった。
キノコ狩り、癖になりそう。
ナカザト
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