見出し画像

放置すると危険!「犬の噛み癖」の直し方

噛み癖は飼い主を傷つけるリスクだけでなく、散歩中などに他の人を噛んで怪我をするリスクにもなるので、直さないことは非常に危険です。

大型犬では、顎の力が非常に強いため本気で噛んでしまうと噛まれた人は最悪の場合、指を切断することとなったり、犬の口腔内の細菌から感染を起こすと骨髄炎を発症するリスクもあります。


こういったリスク、飼い主としてはできるだけ避けておきたいものですよね。

要は「噛み癖」をキチンと直すことができれば、こういった心配を抱えることもなく、心おきなくワンちゃんと遊ぶことができるようになるわけです。

この噛み癖を直すにはどのようにしつけをしたら良いでしょうか。今から説明していきます。


噛み癖の直し方

画像1


そもそも犬が噛むのは、攻撃のためではないことが多いです。多くの場合は戯れあったり、遊んで欲しくて噛んできます。

特に乳歯が生えている子犬の場合は、歯が生え変わるタイミングで歯がゆくて色々なものを噛んでしまう場合もあります。

いろいろなケースごとに対応方法が変わってきますので、あなたのワンちゃんがどのケースなのか見極めて対応していってください。


・誤って飼い主を噛んでしまうケース

おもちゃで遊びながらテンションが上がることで、誤って飼い主さんの手まで噛んでしまうパターンであればしつけは難しくありません。

本人は全く悪気なく戯れているつもりなので、わんちゃんに噛んで良いおもちゃを与えます。

そのおもちゃを飼い主さんは手で持ちながら遊ばせて、勢いで人の手まで噛んでしまった時はおもちゃを取り上げて、ダメだということを伝えます。

この時に「ダメ」の文言を家族で統一することが大切です。

「ダメ」「NO!」「やめなさい」など、統一していればなんでも大丈夫です。ただ、犬の理解としては短い単語の方が覚えてくれやすいと思います。

そして、人の手を噛んだ後は、しばらく無視して遊んであげないようにします。

そうすると「噛むこと=遊んでもらえない=もうやめよう」という心理に持っていくことができます。

これを繰り返すことで、人は噛まないという習慣が身に付いていきます。


画像3


・威嚇して噛みついてくるケース

威嚇して噛み付いてくるパターンも、このしつけ方である程度は直せますが、元々虐待を受けたり、人に懐いていないようなバックグラウンドの成犬であれば、人に対する恐怖心からなかなか直りません。

しつける飼い主さんにも怪我のリスクがあるので、その場合は専門の獣医師に相談した方が良いです。


・部屋中のものを噛むケース

部屋中のあらゆるものを噛んでしまうわんちゃんもいます。

このタイプは、物に振りかける専用の苦い味のするスプレーが販売されてありますので、それを噛む物自体にふりかけることが有効です。

噛んで不味かったという記憶が増えていくと、わんちゃん自身が噛んでメリットがないからやめようという気持ちになり、次第に噛まなくなってきます。

画像2


どのパターンワンちゃんでも、噛み癖があるわんちゃんには完全に直るまで、出来るだけ床にものを置かないようにしましょう。

噛み癖でお困りであれば、是非試してみてくださいね。

ワンちゃんの問題行動は、早めに直しておくようにしましょう。一日でも早い方がしつけが楽になるからです。


「トイレのしつけ」「散歩中のしつけ」「無駄吠えのしつけ」など、基本的なしつけについては、下記のnoteで詳しく説明していますので、お困りであればご覧になってください。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?