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Brush with death

今日はつい先日、唐突に自分の身に起きた話。

その日はコロナワクチンの1回目の接種日で、仕事は休み。木曜ということで寝だめしてしまい、夕方の予約時間まではダラダラ過ごしてた。

今更だけどワクチンには元々は否定派だった。理由は色々あるから、ダラダラ書かせてほしい。

というのも、かつてない急ピッチで作った国産より基準の低い外国産のワクチンとか、大量生産の原則でいつか絶対不備が出ると予感はしてたし(実際当たった)、副作用でしんどい思いするのもアホらしいし、将来的に体にどんな影響を及ぼすってんだって話。

ただ、感染防止効果があるのはほぼ間違いないし、緊急事態宣言が解除された時に好きなことできないって思ったら、今のうちに打っとかないと後々生きづらいという世の中。周りを安心させるってのも大きかった。ワクチンパスポートの中身が出てきてからと思っていたけどしょうがない。


そんなわけで、気持ちは打って変わり即予約して、問診票とか準備を進めた。意外と簡単。


接種会場は初めて訪れる土地で40分くらいかけて向かった。会場内は学生時代の健康診断みたいで、ちょっと懐かしかった。聴診器当てたり諸々が終わったら、ワクチン接種本番。思ってた痛さではなく、呆気なく終わった。


接種後は経過観察で15分椅子に座って待機しなきゃいけないようで、指示通りに座った。その後に思わぬ展開だった、、


接種後の注意事項を渡され、真面目に読んでいたら、頭がボーッとしてくる。ワクチンの中身が頭の頂点まで届いたのかと思っていたが異物やったのか、、、


気づいたら、真っ暗闇の中にいて、自分の名前が思い出せず、さっきまで何してたかとかわからない。その時、俺は死んで今は別の何かとして生まれたのかと率直に思った。同時にやり残したことだらけだなと。

そう思った2秒後くらいに目が開いて、世界が横向いていた。音が聞こえ始め、周りがバタバタしてると気づく。体を抱えられ、車椅子に乗せられ救護室へ。この時は体に力が入らず、委ねるしかないと悟った。


10分ほど安静にしてると少しずつ体調は戻り、時計を見ると、16時56分。経過観察前に時計を見たときが16時48分とかなので、約5分間の記憶がからっきしない。約20分後、歩ける状態に戻ったので帰路についた。


失神が初めてでもちろんビックリしたけど、不思議な体験だった。一つ言えるのは意識がなくなるのと睡眠は紙一重。死ぬのが怖いんじゃなく、死んだ後何が待っているかわからないのが恐怖の根源。


何かのために生きてるわけでもないし、生きる目的とかどうでもいいけど、今の積み重ねが将来の幸せだから、後悔なく生きたい。


おわり