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モラトリアム

最近仕事が忙しい。
今回言いたいのはこれだけやけど、なぜか色々な感情が湧いてきたから書くことにした。



そもそも「忙しい」って「小さく死ぬ」っていうかなり残酷な表記なのに、そういう渦中にいると気づきやしない。俯瞰できるまでには時間がかかるんよ。あくまで俺の考え方やけど、忙しいという状況は悪だと思うから、ここまで読んでくれてるなら、ちょっとは同感してほしいかな。


「忙しい」を紐解いてみたら、色々な要素でできてると思う。色々なことを任されて、することになって、それらが重なりあって、忙しいになるのは言わずもがな。


「忙しい」に対する耐性は割とある方やと思ってたけど、最近は意外とそうでもないのが心の中だけで露呈してる。昔からリーダーとかの役職はどちらかと言えばやってきた方だと思うし、なんとかこなすことはできてたのがこれまで。社会人になってからは限度はあるっていう結論に至った。



人との出会いとか何かの縁とか自己肯定とか、そういうプラスになる機会創出のためになんでもやってみるっていう目標を社会人になりたてくらいの頃になんとなく立てた。実際、そういう考え方は評価してもらえるし、行動するにつれて目的も達成できてる節はあった。


ただ、誰しもそれぞれのキャパってのはあって、
いつの頃からか、任せることに何も魅力を感じなくなった。今は任される内容にもよるけれども辛いが勝つ方が多いかな。




「今週も頑張ろう!」とか日曜に言葉を交わすこともあるけど、俺はそれが嫌い。だって、「しんどいけど」が間に隠れるような言い方じゃ苦痛を乗り切ろうにしか聞こえないから。自分の考え方に合わないことに対して頑張るというのは無茶よ。




何が言いたいかというと、現在地点はある種のモラトリアムかなって。一般的なモラトリアムは学生時代なのかもしれんけど、人生のものさしでみたら俺は少し後から来たみたいや。



「モラトリアム」ってマンウィズの曲。色々な推しがここ数年で何かしら形を変えてしまった中、ずっと前に突き進んでる格好いい狼たちの初期の曲です。
彼らの曲は大音量のSEから、小刻みなスクラッチに合わせて高速ドラム叩き続け、地鳴りのようなベースに、カカッテコイヤーと言わんばかりのギターを鳴らすのが真骨頂。やけど、今はしっとり系のこういう曲の方が耳にはちょうど良い。しかもサビがまんま俺。


心配ないと言い聞かせて 崩れそうな自分を
精一杯ふるわせて 蒼過ぎた僕らは
青春の影を踏んで 道に迷いながらも
目一杯泣き笑って ただ走り続けていた



今この状況で何をせなあかんかはぼんやりわかってるつもり。その心持ちは最近できてきた。あらためて自己分析をしてみる。わかったのは好きを探すのも一苦労ということ。ちょっと進めば自分を好きになれる。いつかは探し物を手に入れるんだ。