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TOKYO Dreamer

高校の卒業旅行、初めて東京旅行、耳のなかでTOKYO Dreamerという曲を走らせたことはよく覚えている。自分にとって初めての推しと言えるバンド、NICO Touches the Wallsの作品。東京のビル群を32連のスペアナって例えるのはセンスの塊だと思う。


社会人への憧れって誰しもあったと思うけど、24歳の時点で実際に理想像に近づいてる人はごく僅かなんじゃないかな。

もちろん俺もその1人。
月に1回くらいは心を許せる人たちとお酒を飲みながら無駄そうで無駄じゃない無駄な時間を過ごすことを思い描いていた。ドラマの影響受けすぎだ。

某感染症は2度と訪れない若さという大事な時間を奪った。顔はマスクに覆われ、知っているはずなのにどんな表情か思い出せないのが、ただただ歯痒い。時間とは残酷なもので、こんな生活が2年も続けば、憧れの社会人生活を取り戻すことができるのか不安になる、、
いや、半分諦めてしまった。

それでも、2021年の後半は比較的行動しやすい世の中になってくれて、徐々に求めていた生活ができていた。こんな感覚久しぶりだった。


人生に張り合いがあって生きいてると実感できた。結婚25年のタイミングで家族旅行ができた。突拍子なご飯のお誘いもあった。身近な人の意外な一面を知ることができた。大好きなバンド同士の対バンを見るという夢が叶った。電話だったけど5年ぶりくらいに話せた友人もいた。何事にも代え難い瞬間もあったし、2度と味わいたくない感覚も味わった。自分にこんなにも感情の振れ幅があるなんて思わなかった。求めていた生活に確実に近づいていた。
本当に充実してた。


でも、2022年はそんなにうまくいかなさそう。
もう1/3が終わったというのに思い出が本当に少ない。先が暗いと思うことも多かったけど、今はこんなもんかという感じに落ち着いた。よくよく考えりゃこんなもんだと。


実はこのブログは去年の年末までに書き終えたかったんだけど、それどころじゃなかった。なんかが終わる気がして下書きのまま。ってことは、そういう精神状態なんやろな今(笑)


まあでも、この投稿を考えている時間が最近を振り返るきっかけを与えてくれたので、結果オーライ。


カッコいい大人になりたい。今の積み重ねが将来につながると信じて、自分なりの歩幅でいいから進んでいこう。心の奥深くにある灯火を消さないようにする決意を込めて書き上げることにする。