【自己紹介~無垢なる知の渇望~】

《特徴》

「無垢なる知の渇望」は、ワイン色をした岩のような身体から、二本の手と足が生えた異常性です。
赤い単眼が見つめる対象に対して、強烈な知的好奇心を持ちます。身体のいたるところに備わった目は、あらゆる事を観察する意志を持っています。「それ」は常に笑っていますが、とてつもなく不気味に感じます。
頭頂部には、先端にハート型の物質が結合した杖のようなものが突き刺さっています。
飢えているらしく、常に食事を求めています。「それ」の好物は、書物です。

《オリジン》


かつては、読書家だった名もなき人物でした。真理を個人的に探求する哲学者のような気質を持っていました。
「それ」は、自身の知的好奇心の要求に耐えられない自身の能力のなさを常に嘆いていました。
日々、改善と改良を個人的に行っていましたが、ある日、自分よりも年下の人間が、自分よりも遥かに高みの知性を備えているという事実を知った時は、「それ」に根本的な敗北を感じさせるのに十分でした。
それでも、己の非才を認められない「それ」は、ますます孤立し、知を貪り続けました。
しばらくして、「それ」は発狂し、荒野を走り続けている内に、いつの間にか現在の姿になっていました。
もはや、「それ」にとって、真理は幻想であり、虚偽こそが「それ」の苦痛を癒します。

《フレーバーテキスト》


「それは常に、空腹に苛まされている」
「亡羊之嘆は、それが共感する言葉の一つです」
「それの好みは広いですが、苦手なものもあります。愛や成功の自伝です」
「時折、冷笑的に打ち震えます」
「その眼差しを見つめたものは、己の内面を見透かされた気分に陥るでしょう」
「それが分かっている事は、自分は何も分かっていない事だけです」
「それは近くの人間に何かを言いたげですが、沈黙を貫きます」
「断言口調は、それを不快にさせる条件を十分に満たします」
「それにとって、矛盾は最も忌むべき対象です」
「孤独は至福であり、思考は自由である事が、それにとって好ましい事です」
「真理とは、たった一つのつまらぬ概念です」
「虚偽とは、多様性と遊戯性に満ちた概念です」
「才能は先天的なものであり、勝ち目のないものです」
「何も努力していない者が自信に満ちているのを、それは冷笑的に見つめます」
「何の不安にも苛まされていない者は、努力をしない者です」
「退屈さを感じている人は、変化を怖がる臆病者です」
「1を聞いて10を知ると、100の未知を思い知らされます」
「それは真理を知る事を怖がっています。真理が思ったほど良いものでなかったとしたら?考えたくもありません」

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